お気楽な専業主婦だけど、家族には頼られているかな?
気ままに日常のあれこれを綴ってみま〜す

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読書 「美女と竹林」 [2008年12月26日(金)]
   美女と竹林


    森見登美彦/著

    発行年月:2008年8月

作家だけやっていていいのか?と考えた登美彦氏は美女と並んですきな竹林を知人から借り、将来の多角的経営を夢見て、先ずは、借りた竹林の伐採に励もうとする。
だが、なかなか簡単なことではなかった。



虚実、妄想が入り乱れる初随筆
   

これは、森見作品のファンなら受ける!
面白かった!
でも、森見氏の作品を読んだことが無い人が読むと、もしかしたら「???」かも。

何処までが事実で何処までが妄想なのやら?
滅茶苦茶なかんじがしますが、それが可笑しい!

拝借した竹林の伐採に心は向かい、あるときは、知人を誘い、堅い竹をのこぎりで悪戦苦闘しながらひたすら伐採する。
そしてまたあるときは、心は竹林に向かっているのに、他の用事で竹林に向かえないもどかしさを感じる日々が続く。
こうして説明するとなんて退屈なはなしなんだ!?と思うでしょうが、これがファンにはたまらないのです。

出てくる人物がまた面白く、特に「美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと」という友人の明石氏。
この明石氏と森見氏の会話が愉快。
この明石氏は実在する友人という話をある文芸誌インタビュ−で読んでいたので、また何かの機会に登場していただきたいと個人的には思いました。
posted at 16:04 | この記事のURL
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読書 「告白」 [2008年12月24日(水)]
告白


湊かなえ/著


発行年月:2008年8月(第1刷)
            9月(第6刷)



中学の終業式後のHRで娘は事故で死んだのでは、なく、このクラスの生徒に殺されたと話し、犯人を示した後、辞職した女性教師。

事件の背景にある生徒たち、その親、家族がそれぞれ連作形式で事件前後のそれぞれの生活の様子、心境などを告白していく。




最初の女性教師の話し方がすごく怖かった。
淡々と静かに綺麗な言葉で、自身の教師になるまでの経緯。結婚から子どもを産んだ後の生活やそのときの気持ちなどを語る。
が・・・既に警察では、事故死で片付けられている自身の娘の死の真相を語るのに、その淡々とした口調はかえって不気味でした。
辞職した後、クラスを担当した男性教師は、一見、熱血漢溢れ、良い先生の様子ですが、みせかけだけの(本人はそのつもりはないのかも?)励ましや言葉かけは、かえって多感な時期の子どもたちを追い詰めることになるという悲劇。

少年犯罪の不可解さが、この小説で少しだけ理解できたような気持ちもしました。
話としては、救いのない重苦しい話で、読後も嫌な感じが残るのですが、衝撃的なはなしでこの本の内容はずっと忘れないだろうなぁ〜というかんじ。

犯人に当たる少年たちは罪を償うべきだとは思いますが、最後に与えられた仕打ちは、酷すぎる。
同情などする余地ないと考える方もいるとは思いますが、わたしは少し、同情もしちゃいました。


この著者のほかの書を読みたいと思ったら、ビックリ!
これがデビュ−作だとか。
連作の短編という構成なので、最初の女性教師の告白部分である「聖職者」で昨年、第29回小説推理新人賞を受賞されているそうです。
次回作が、待ち遠しい!
凄い、新人作家さんが登場したものだわ!

初版から1ヶ月で6刷というのも数多くの方に支持されている証拠でしょう。
わたしも図書館で予約を8月にしましたが、手元に届いたのが先日ですから・・・・。

この類の話は、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、読み始めたら、絶対、止まらなくなる話の展開です!
posted at 09:16 | この記事のURL
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読書「偽善エコロジ−」 [2008年12月22日(月)]
   偽善エコロジ−
     「環境生活」が地球を破壊する


   武田邦彦/著

   発行年月:2008年5月(第1刷)
          2008年7月(第9刷) 


これがエコ生活の現実だ!


   ・割り箸追放→端材の使い道が消え、森林荒廃
   ・食品トレイのリサイクル→技術的にできず、ほぼ焼却
   ・古紙のリサイクル→漂白や廃液処理で石油を使い、環境悪化
   ・自動車燃料をバイオエタノ−ルに→作るのに同程度の石油を使う


 
 じゃあ、本当のエコとは?


なかなか面白く読みました。
世間ではエコに取り組む事こそ、地球環境を改善する手助けになる。みたいな風潮なので、それらを「偽善」と言い切る潔さには、最初からビックリでした。
でも、ひとつひとつをわかりやすく、工学博士の著者なりの解釈で説明してくれています。

数年前から、わたしの住む自治体でもゴミの分別は規則で決められ単純に「そうする事が良い事」みたいに思っていたので、食品トレイや容器包装のプラスチックは分別して決められた日に出すことが習慣化していましたが、この本を読んで、「へ〜無駄なのぉ〜!?」とガックリ。
でも、知らなかったことがわかってよかったかな?
「ゴミの分別」については無駄とわかっても、一応、きまりなので、今まで通り続けますが、読んで安心した項目も幾つかありました。
その逆に、本当なら、とんでもない!と思うことも。

これは、皆が関わる個とばかりなので、読めば、その内容に賛否両論ありそうですが、面白いです。
読みながら、各自がどう判断するか?でしょう。
posted at 15:47 | この記事のURL
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読書 「くちづけ」 [2008年12月21日(日)]
くちづけ


小池真理子/著

発行年月:2008年4月


過去に発表されたものに新人の頃に書いた未発表もの二作を加えて、異色の物語のみ 14作を集めた短編集。

著者があとがきでいう「美をはらんだ恐怖」を感じる





小池さんの作品は、長編ばかりを好んで読んでいるかも。
なので、短編集は今まで読んだ記憶がなく・・・。
ちょっと不思議な世界を書いたものを集めた作品集があったので読んでみました。

表題作の「くちづけ」は一番最初に載っていました。
最初から話に引き込まれて、なかなか良かった。
こういう怖さなら、ホラ−嫌いのわたしでも大丈夫と続けて読みました。
どの話も不思議な魅力。
そして、なんだか美しい。
品のあるホラ−という感じ?

最後のあとがきで、著者のベスト3が書かれていました。
わたしが特に気に入った作品2作がその中にも入っていて、ちょっと嬉しかった。

これから読む人は、自分のなかのベスト3が著者と同じかどうかも最後のお楽しみにするのも楽しいかも。
posted at 13:21 | この記事のURL
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読書「灼夜」と「冷たい水と、砂の記憶」 [2008年12月19日(金)]
ここ数日に読んだ本2冊です。

灼夜


永瀬隼介/著


発行年月:2008年8月


中学3年生の森本篤。
母子家庭で学校では、数人から虐められている。
学校帰り、神社で出会った6才のフェイを虐めてしまう。弱いものを虐めるなんて・・・と思いながらも後日、出会ったときにもまた。
が、そのフェイが何者かに誘拐されたと知る。
助けたいと思った篤は、先輩の尾崎などと共にフェイ救出に向かう。

残留孤児、不法滞在、臓器移植に伴う臓器売買など、中国の裏の問題にまで絡んだ物語。



この著者の本ははじめて読みました。
最初は、いじめられている中学生の話?と思いましたが、どんどんもっと違う方向に話しは発展して、なかなかスリルある展開でした。

中国人のフェイを助けたいと先輩とともに動き出すのだが、先輩というのが、以前、ちょっと怖い組織に居た人で、その組織が元々は、中国残留孤児が作ったものというところから、中国の知られざる闇の部分が出てきます。
ちょっとビックリの内容ですが、本当でしょうか?怖かった。

この著者は、作家活動を始める前は、雑誌の社会面の記者だったらしく、いろいろな情報を持っている方なんでしょうね。
そうやって考えると、事実なのかも・・・。

でもラストは、明るくて良かった。

この著者の他の作品も読んでみたくなりました。



そして、もう1冊
冷たい水と、砂の記憶


谷村志穂/著

発行年月:2008年9月


女の人がきれいに変わっていく姿に、人は何かしら物語を見る。
 
たった一つの思い出をひっそりと大切に育むことで、美しく変わっていく人もいる。

心と体の密接なつながりをみつめる短編集


        (あとがきより抜粋)


谷村さんの長編はとても好きです。
が、短編集では今まではあまり長編ほど「すばらしい!!」と正直、感じた事がなかった。
でも、この短編集は、良かった。
あくまでもわたしの趣味ですが。。。。^^;
17の短編は、前半は、壊れてしまった愛や叶わない愛が主で切ないかんじですが、後半はこれから始まる愛を予感をさせる話や、より理解を深めるだろう男女の愛が書かれていました。
そして、どのお話の女性も前を向いて、輝いているかんじで素敵でした。

ひとつひとつが完結させたかんじで、納得して、「次の話はどんな話だろう?」と楽しみに読み続けられました。
表題作の「冷たい水と、砂の記憶」は最初のはなし。壊れてしまった愛を書いているので切ないですが、これも結構好き。

でも特に好きなのは「風になびく青い風船」・・・35歳で銀行勤めを辞めて単身パリに移り住んだ女性のはなし。最後は、また日本に戻ることになるのですが、なんだか素敵なまだ行ったことのないパリの風景を想像させてくれました。

posted at 09:31 | この記事のURL
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読書「北緯14度」 [2008年12月16日(火)]
北緯14度


絲山秋子/著

発行年月:2008年11月




30年来、熱狂的なドゥドゥ・ンジャエ・ロ−ズのファンである著者。
著者が神様とまで言う人物に会うため、向かったのは西アフリカ・セネガル。
2ヶ月間の長期滞在の間、著者が感じたこと、考えたことを綴った紀行文。




絲山さんの小説は、幾つか読みました。
女性なのに、なんだか男の人が書くような文章だなぁ〜なんてわたしなりに思っていたのですが、やはり男性的かも?
なんだか、行動や話すことば、考え方が男っぽい。
いえ、イヤな意味でなくて・・・・大胆で、サバサバしたかんじ。

大体、西アフリカに2ヶ月間も滞在しようなどと、思いつきで行っちゃうなんて事自体が、わたしにはムリです(笑)
1箇所に留まらず、結構、あちこち移動して、その間の出来事が日本では「うそでしょ?」みたいな事だらけで、さすがの著者も「2ヶ月ももつのか?」と最初は書いていました。
日本の生活に慣れたものには不自由な暮らしですが、人との関わりを通じて日本では得られない貴重な体験もまた多くしてゆく・・・・いいなぁ〜未知なものへ触れるって!
なんて思ったりもしたけど、トイレ事情を知ったら、やっぱりムリ!(笑)

絲山さんはでも凄い!
熱出して、下痢して嘔吐してを何度かしながらもちゃんとそこでの暮らしを楽しんでいて、神様と思い続けていた人に会ったときは、「あ〜やっぱり凄い!」と感動して。
ドゥ・ドゥ・ンジャエ・ロ−ズさんというのは、ミュ−ジシャン?
絲山さんは9歳のときに偶然、テレビで彼のライブをみたそうです。
打楽器だけで構成されたオ−ケストラの心を高揚させるリズムに魅了されたそう。
そんな音楽の背景にあるものを探すために向かったのがセネガル。

さて、どんな音楽なんでしょう?
機会があったら聞いてみたいと思いました。

来たときにはホ−ムシック気味だった絲山さんですが、帰るときには、帰りたくないと強く思って実際、帰国したら、セネガルが恋しくて虚ろな日々を過ごす絲山さん。

彼女の素顔がいろいろ知れて、小説のファンには楽しい紀行文でした。

posted at 09:25 | この記事のURL
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読書 「聖母」 [2008年12月14日(日)]
聖母


仙川 環/著


発行年月:2008年8月


代理母は聖母なのか?


子宮摘出術を受けた美沙子は、どうしても子どもが欲しかった。どうしたら子どもを授かれるか?
美沙子の母親、義妹、そして、病院の女性医師をも巻き込むことになる。




読みながら、いろいろな感情が沸き起こる物語でした。
「それでいいの?」「それも仕方ない考え方か?」「わかる!」「それは違うでしょ!?」などなど。
代理母の問題は、人それぞれの考え方があるので、わたしが思うところをここで書くのは、ちょっと控えます。
が、この物語に登場する、女性たちのそれぞれの立場に立って考えたら、大抵は納得の考え方かな?
ただ美沙子に関しては、正直、違和感を感じた部分もありました。
でも、美沙子と全く同じ、状況に立たされているわけではないので、否定は出来ないのですが。

いろいろな事を読みながら考えちゃいましたが、こうして、この世に生を受けた子どもが、大きくなっていく過程で辛い目に遭わないで育ってくれたらいいなと思いました。

posted at 12:46 | この記事のURL
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今年の文藝賞受賞作品2作 [2008年12月12日(金)]
文芸誌に今年の文藝賞(第45回)受賞作品が紹介されていたので、その2作品を読んでみました。

   おひるのたびにさようなら


    安戸悠太/著

    発行年月:2008年11月



   会社の昼休み、真司は、日課のように病院の待合室に行く。
   昼ドラマをみるために。


   

病院の待合室なので、テレビは無音。
昼ドラの内容を把握するためには、想像力を必要とする。
なにもそんなドラマを苦労してみなくても・・・・と思うと、そうまでして観続ける理由があって。
先輩女子社員に自分の想像力を駆使して理解したドラマの内容を伝えるという使命があったから。
会社の外階段で真司とほか二人の女子社員がドラマについて語る。
実際の内容はどうなのか、さておき、真司の画像だけみて感じる、ドラマの主人公たちの気持ちなどを語る様子が面白かった。
先輩女子から「おもしろいことは詳しく、どうでもいいことは飛ばしてはなして」なんて注文が入りながらも一生懸命ドラマの内容を伝える真司。
でも、この職場のあるビル取り壊しに伴い、社員はバラバラに他の営業所に配置されることが決まっている。
期間限定のお遊びというわけですが、こんな楽しみが会社勤務の昼休みにあったら楽しそうだなぁ〜なんて思いながら読み終えました。




けちゃっぷ


喜多ふあり/著

発行年月:2008年11月



引きこもりで自殺願望ありの女の子HIRO。
人と話すことはなく、自身のブログでは過激な口調で気持ちをぶつけている。



ブログのコメント欄に度々、書き込みしてくれるヒロシが「どうせ死ぬなら一度、俺と会ってくれないかな?」とある日、書き込んだことに対してウザイと思いながらも強引に場所と日時を指定してきたヒロシを陰で見るだけみて帰ってこようと出かけるHIRO。
でも、何故かヒロシに先にみつかり声を掛けられる。
二人はマックへ。
でもHIROは喋らず・・・・・携帯でブログに気持ちを書く。それをみてヒロシが話すの繰り返し。
ブログに書き込むHIROの言葉は、ちょっと引いちゃうような言葉だったりで、読みづらいのです。
卑猥な単語も多いので、イヤだなぁ〜と思う箇所も多数です^^;
もしかしたら、途中でギブアップされちゃう作品かも。

でも、引きこもりで自殺願望ありの子がヒロシという現実と向き合うことで、少しずつ、バ−チャルな世界から現実の世界に出てくるのでは?という希望が少し持てるラストは良かったかな?
表題の「けちゃっぷ」も内容に合ったものだと思います。
けちゃっぷ=血のり=うその血
物語のなかにもけちゃっぷが度々、登場していました。




この二人の作家さん、なかなか個性的。今までにない内容でそれぞれに驚きがありました。
次回作が楽しみな作家さん二人の誕生かな?
授賞式の画像がありました!

左が安戸悠太さん、右が喜多ふありさんです。
posted at 09:38 | この記事のURL
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読書「ワタシは最高にツイている」 「僕の好きな人がよく眠れますように」 [2008年12月10日(水)]
昨日、読んだ2冊、両方ともよかった!

   ワタシは最高にツイている


   小林聡美/著

   発行年月:2007年9月


   女優の小林聡美さんのエッセイ集。夫は三谷幸喜さん。
   40代に突入した彼女が雑誌の連載で、ここにあるエッセイを書き始めたそうだが、丁度、細木数子先生のいう大殺界突入の年であった。
   タイトルは、エッセイのひとつの題でもある「わたしは最高にツイている」。自分にそう言い聞かせ暗示をかけることで前向きに生きよう!
   でも、不思議なことにそうすると自然に運が向いてくる。

   大殺界でも、なんのその。気持ちの持ち方ひとつで幸せな日々が送れるのだ!そんな前向き志向の彼女の考えるあれこれが詰まった一冊




この本、発行されたの昨年だったんですね〜。
図書館で随分、待ってから手元に届きました。
彼女のこと、好きな人、多いんでしょうね。
同姓に好かれる女性かな?わたしも好きです。映画「転校生」を観たときから、「やっぱり猫が好き」も大好きだったし、最近では「かもめ食堂」も良かったなぁ〜。

エッセイを読んでいると、同年代(わたしの方が少しお姉さん^^;)として「うんうん!そうそう!」とか共通の思いが結構あって楽しかった。
仕事関係で海外に行った時の様子なども書かれていて興味深かった。
特に「かもめ食堂」の舞台、フィンランドでの様子を読んでいたら、ますます、わたしもヘルシンキに行きたくなった!
映画を観たときにも行きたくなったのですが・・・・。
ご主人の三谷さも時々、チラッと登場。本当にチラッとしか書かれていませんが、きっとお互いを理解し合っている素敵な関係なんだろうなぁ〜と想像出来きました。
楽しい本でした♪



   僕の好きな人がよく眠れますように


   中村 航/著

   発行年月:2008年10月



  東京の理系の大学で生態分析を研究する僕の研究室に北海道の大学院生・恵が1年間 のゲスト研究員として入ってきた。
  僕は、彼女に惹かれる。けれど、告白するまえから早々に振られるような事実を知る。


出会った途端、好きになったらダメな人と知ってしまう主人公の山田くん。
なんとも可哀相。と思ったけど、なんだか素敵な展開になっていきます。
普通に考えたら「あらら〜ダメじゃない!?」と思うのですが、文章から感じる二人の純粋さが嫌悪感を抱くことなく、応援したくなっちゃう。
二人の会話が微笑ましい。
そして山田くんが、恋の相談を持ちかける人物が、またユニ−ク。
二人の出会い方もなかなか面白かった。
兄弟みたいな関係になっていって、良い感じでした。

ラストは、納得の終わり方。
切ないけど、とてもスッキリ読み終えました。



昨日は、昼間のうちにエッセイを夕方〜夜で下の小説を読みました。
どちらもスラスラ読めて、「あれ?もう読み終えた」というくらいの短時間で読了。


posted at 10:43 | この記事のURL
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読書「さよなら渓谷」 [2008年12月08日(月)]
さよなら渓谷


吉田修一/著

発行年月:2008年6月



幼児殺人事件が起こり、その母親が逮捕。
だがその事件を発端に、犯人の隣家に住む夫婦の秘密が暴き出される。




最初の事件、幼児殺害がこの物語の核なのか?と思いきや、予想外の展開。
なかなかこういう展開は面白かった。
が・・・その物語の主人公となる、ふたりの男女(俊介とかなこ)の関係は、驚きの関係。
読んでない人のためにあえて書きませんが・・・・。

話にはどんどん引き込まれて、一気読みでしたが、なんとも後味は悪いかな?
ここに出てくる男性たちにややウンザリ。ガッカリ。
こんな男たちとしか出会えなかった、かなこが気の毒。
しかし、世の中の男たちって、みんなこういうものなのかな?
自分の周りの男性たちは違うと信じたいけど。
そういう特殊な経験をした男性もまた少ないだろうから確かめるのも難しい。

読んでない方には、何を言っているのかわからない感想でしょうが・・・笑

これ、読んだ男性の感想を聞きたいところです。
うちの主人は、この類の小説は読まないだろうから、感想聞けないけど・・・。
posted at 09:19 | この記事のURL
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