希望ケ丘の人びと
重松 清/著
発行年月:2009年1月
癌で亡くなった妻・圭子が生前、「ふるさとにしたい街」
と言っていた街に中学生の美嘉と小学生の亮太と共に引っ越して来た田島。
圭子が小学生〜中学まで過ごした期間に関わった人たちと田島親子も関わることとなる。
親とは?家族とは?幸せとは?なんだろう。(文中の田島の言葉)
最初、手に取ったとき、この本の厚さに驚き、中を開いたら二段書きで、また驚き、これが読むのに時間かかるなぁ〜と思ったのですが、読み始めたら一気読みでした。
重松さんって毎回、思うけど、学校の先生になったらいいんじゃないか?と思うくらい。
子どもの気持ちが、どうしてそんなによ〜く理解出来てるんだろ?
いろいろな問題で悩む子ども達に多く接する機会でもあったのだろうか?
今回の、物語の主となる親子は一家の母親を亡くして二年。
父親は引越しを機に会社を辞め、希望ケ丘の地ではフランチャイズ制の進学塾の教室長としての再出発。
そこの塾での生徒との関わり方。
中学3年生という多感な時期の娘・美嘉との関わり方。
いろいろな問題が次々出てきて、どう対処していくのかな?など気になりながら読みました。
妻・圭子がこの街に居た当時、関わりのあった人たちが、どの人も個性的でちょっと頼りなかったり、ちょっと過激だったりするけれど、憎めない人たち。
中でも「エ−チャン」は最高!圭子の同級生で、学生時代の武勇伝も多く、いつも矢沢永吉きどり。
名前が阿部和博でイニシャルが「A」だから「エ−チャン」という強引さにも笑えた!
そのエ−チャンを筆頭にいろいろなキャラクタ−の人びとが良い感じで影響を与え合って暗い「いじめ」の問題も明るく解決(?)。
少し、現実味はないかもしれないけど・・・こういうお父さんが居たら頼もしいだろうな。
教育問題って母親が絡んでコンガラガッテルものが多いけど、父親の目からも冷静に見て、もっと、ここに出てきた父親たちみたいに関わったら、解決できるものもあるのかもなぁ〜なんて思いました。
親たちの年代が、わたしとも近いので、父親同士が意気投合してカラオケで歌う歌の題名がまた懐かしかったりでした。
・・・・・おまけのはなし・・・・・
少し前からこのブログに
読書メ−タ−を貼り付けてみました。
この週末は、特にお出かけもなく、おかげで4冊ほどの本を読み終えました。
それらを全部、ここで紹介するのは大変なので・・・^^;
ここで紹介しなかったけど、ほかにも読んだ本は読書メ−タ−に緑色の文字をクリックしていただくと、わたしの読書記録が出てきます。
そこでは、一言感想を載せていますので、気になる方はどうぞ、ご覧ください。