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「不毛地帯」 [2009年11月19日(木)]
「不毛地帯」(山崎豊子さん著)を読みました。

今、テレビでドラマ化されていますが、
原作を読んでみると、シベリアでの生活の様子が、
一言では感想を言いつくせない重みがありました。
(それに読んでいて、身体の芯から冷えてふるえがくるのです。)

主人公壱岐正の第2の人生でもある
商社での様子も、丁寧に描かれていています。

また、壱岐とは異なる彼を取り巻く周囲の人々の生活も
細かく描かれています。

山崎さんのほかの著書でもそうですが、
本当によく取材されているんだな、と思いました。

今までに読んだ「大地の子」「沈まぬ太陽」と同様、
重いテーマでありながら、
最後までしっかり引き込まれました。