いきつけのドローカルマッサージ屋。
中国ローカルらしい小汚いお店で、ゲジゲジが地面を這っていたりするけど、それをお店の人に言ったらドカッとサンダルで踏みつけてサッと隅っこに蹴り飛ばして
『ハイもう大丈夫』って言うたくましい店だけど、いつも朗らかな受付の女主人と陽気で一様に腕の良い按摩師たち、そして一時間約600円というローカル価格に惹かれて愛用しています。過去記事の
『よく怒るアル?』(リンク)に登場した盲目の凄腕按摩師さんもここの従業員です。
さて、パパと二人で全身マッサージに行った先週末のこと。
それぞれベッドでうつ伏せになりマッサージを受けながら、いつものように二人でおしゃべりに興じていたところ、隣のブースから男性の声がしました。
『Please quiet! Japanese! You are in China!』
声の感じからすると50歳位の気難しい中国人男性。
このお店は各個室がベニヤの衝立てのような簡素な区切りで分けられており、声が丸聞こえなのです。あいや〜私たちうるさすぎたか、と思いつつも、Japaneseと名指しされたのがなんとな〜く面白くなかったわたし、日本語から
英語に切り替えて
『変なの、うるさいのが嫌だったら個室完備のもっと良いとこに行ったらいいのに』
と声を落として小〜さな声で呟いてみたところ、
『You go there!!』
明らかに私たちの声に耳をそばだてているのです。
でもね、彼だって按摩師とひっきりなしに会話してるし、通路を挟んだ個室のおじさんなんて、そりゃもうフロア中に響くおっきな声でお話ししてるんです。
こうなるとこっちも臨戦モードになってしまうもので、
『あっちだって結構しゃべってるのに。』
『きっとストレスいっぱい溜まってはるんや。』
なーんてぶつぶつちっさな
英語の声で嫌みを言う私。
『Quiet!!』 威嚇するとなりの男性。
『YOU shut up!!』 キレたパパ。
疲れをとりに来たのに余計なストレスを抱えてはアホらしいので、それから私とパパはマッサージを満喫することに専念し、ここで戦いはやんだのでした。
しばらくして、隣のマッサージが終わった気配がし、ドスドスと廊下を歩き去る足音がしました。すると、
『あの人帰ったね。』『うん、帰ったね。』
私たちの按摩師さんたちがこそこそと話しているのです。
そこで、私たちが
英語でした壁越しの応酬を彼女たちに
中国語で説明したところ、彼はあまり好かれていない厄介な常連なんだそう。
『わたしたちはあなたたちが好きだもん。気にしないでね〜
あの人が来なくて良いのよ!』
口々に私たちに同調してくれるやさしい按摩師さんたち。
『中国のゴミよ!!』
うわ、結構辛辣な言い方するのね〜、とびっくりしたら、なんと、あの男性は
の人間なんですって〜。・・・好かれてないな〜。
殺伐とした話になっちゃったので、おまけ画像。
コロンビアのお土産、ココナッツの砂糖菓子、激ウマ!
もひとつ陽気なおまけ画像、中国東北地方のレストラン『東北人』
餃子料理が美味しいですよ〜。