栄養学の専門ジャーナルに、ルテインとDHAサプリメントによる加齢黄斑変性症予防効果を示唆した臨床研究が、スペインのグループ(Clinica Universidad de Navarra)から報告されていました。
(
Nutrients. 2013 Feb 15;5(2):543-51)
加齢黄斑変性症患者(AMD)は、高齢者における失明・視力障害の主な原因です。
発症には活性酸素による障害の関与が考えられています。
加齢黄斑変性症に対する予防効果が知られているサプリメントは、ルテインです。
さて、今回の研究では、ルテインおよびDHAサプリメントの投与によるAMD患者でのMOPDへの影響が調べられました。
MOPD(黄斑色素光学密度)は、黄斑変性患者では低濃度とされます。
具体的には、AMD患者44名を対象に、
偽薬投与群(n = 21)
あるいは
サプリメント(1日あたり12 mgのルテイン、280 mgのDHA)投与群(n = 23)
が1年間投与されています。
偽薬投与群では、
投与前のMOPD値が0.286 ± 0.017であり、
サプリメント投与群では
投与前のMOPD値は0.291 ± 0.016でした。
1年間の介入後、
MOPD値は、
偽薬群では0.059増加、
ルテイン+DHA投与群では0.162増加したということです。
(両群間に有意差あり。p < 0.05)
以上のデータから、
ルテインおよびDHAサプリメント投与は、MPOD値の上昇を介して、加齢黄斑変性症の予防・進行抑制を生じることが示唆されます。
加齢黄斑変性症患者(AMD)は、高齢者における失明・視力障害の主な原因です。
発症には活性酸素による障害の関与が考えられています。
加齢黄斑変性症に対する予防効果が知られているサプリメントは、ルテインです。
ルテイン・ゼアキサンチンは、カロテノイド系ファイトケミカルの1種で、網膜などに特異的に集積し、機能性を示します。
現在、AMDの予防・リスク低減に対して、ルテインサプリメントの推奨は広く受け入れられています。
(ルテインは、ブルーライトを吸収し、網膜を保護します。)
目の健康維持、特に、加齢性黄斑変性症(AMD)の予防に対して、
ルテインサプリメントの利用が推奨されます。
DHCでは各種カロテノイドを含む
マルチカロチンの他、
リコピン、
ルテインなどを製品化しています。
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