栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶による血圧および脂質代謝への作用を検証したレビュー/メタ解析が、英国のグループ(University of Oxford)から報告されていました。
(
Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2014 Jan 31)
緑茶には、ファイトケミカルの1種であるカテキン類が豊富に含まれており、
抗酸化作用や抗炎症作用による機能性が注目されています。
さて、今回のレビュー/メタ解析では、
緑茶による血圧と脂質代謝への作用が検証されました。
具体的には、
主要医学データベース(Medline, Embase, Amed, Cinahl, the Cochrane Library)から、
ランダム化比較試験20報1536名のデータが対象となりました。
メタ解析の結果、
まず、
緑茶摂取によって、
収縮期血圧の有意な低下が認められました。
(MD: -1.94 mmHg; 95% CI: -2.95 to -0.93; I2 = 8%; p = 0.0002)
また、
総コレステロール値の有意な低下、
(MD: -0.13 mmol/l; 95% CI: -0.2 to -0.07; I2 = 8%; p < 0.0001)
LDLコレステロール値の有意な低下、
(MD: -0.19 mmol/l; 95% CI: -0.3 to -0.09; I2 = 70%; p = 0.0004)
も見出されています。
有害事象として、
発疹、血圧上昇、腹部不快感が示されました。
以上のデータから、
緑茶の摂取による高血圧の改善および脂質代謝の改善作用が示唆されます。
緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化作用による生活習慣病予防効果の他、抗肥満作用が注目を集めています。
(緑茶由来のテアニンもサプリメントとして用いられています。)
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