サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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抗酸化剤と死亡率 [2007年07月25日(水)]
今日、私が関係している学会の理事会が開催されました。

昨晩、理事会での審議内容や今後の研究計画などについて最終の打ち合わせを行い、今日の夕方、学士会館にて、割と長時間の会議となりました。


今年度と来年度の学術大会、来年の国際会議でのシンポジウムの企画など、私の分担は研究関係が中心です。

したがって、日頃の仕事内容と全然違うことをするわけではありませんが、今日のような会議ですと、いろいろな大学や研究者との調整が必要になります。

出席者の職種も医師だけではなく、歯科医師や看護職も含まれています。

また、研究者よりは臨床家が多いので、さまざまな意見が述べられました。

そのような次第で、今日も基本的には各関係者の意見調整という感じでした。



それで私は理事会の合間(というか最中)に、持参したノートPCで論文を読んでいました。

JAMAの今週号(7/25日号)に、抗酸化剤投与に対するネガティブなメタ分析総説について、方法論への批判がまとめて掲載されていたので、PDFファイルをダウンロードしていたのです。


もともとは、今年の2月くらいに、「抗酸化剤の摂取で死亡率が上がる」という論文がJAMAに掲載され、今週号にそれに対して、他の研究者からの批判が発表されました(JAMA 2007;298:400-404)。


基本的には、メタ分析の方法についての批判、バイアスの存在などの指摘です。


割と的を射た、理にかなった批判なので、サプリメント業界の方は、目を通しておかれるといいと思います。
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コメント
究極の抗酸化剤は、電子そのものではないでしょうか。先生のご見解をお聞かせください。
Posted by:横野 春樹  at 2007年08月31日(金) 17:24


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