サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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感謝祭とダイエット [2006年11月23日(木)]
今日11月23日(毎年11月第4木曜日)は、アメリカでは「感謝祭(サンクスギビング・デイ Thanksgiving Day)」です。

家族や親類で集まり、食事をともにする習慣があります。

(なお、「感謝祭」の起源は、最初の入植者たちが収穫を感謝して・・・云々といったことですが。)


現代のアメリカ社会では、日本のお正月に近い感じでしょうか。



先月末のハローウィンが終わると、ホリデイシーズンとしての意識になり、それがクリスマスまで続きます。


このホリデイシーズンの真ん中にあるのが、「感謝祭」です。



近年のクリスマスは、商業化の影響を大きく受けている印象があります。

それに対して、感謝祭は、アメリカ人、特に白人社会では重要な意味をもっているようです。



さて、このホリデイシーズンの間、アメリカのメディアをにぎわすテーマは、2つあります(勝手な私見ですが)。


まず、一つめは、ターキー(七面鳥)の焼き方、グレービーソースなどの作り方といった料理関連の話題です。

以前、私が所属していたロックフェラー大学(@ニューヨーク)でも、感謝祭の前日には、ターキーの準備を始めるから、といって早めに帰宅する同僚がいました。

(私も毎年、どこかに呼ばれてお邪魔していましたが、確かに料理の種類と量が多いので、準備する側の大変さは想像できました。)



もう一つのテーマは、「ダイエット」です。

ホリデイシーズン中は、ホームパーティや外食などの機会が増えるからでしょうか、食べ過ぎによる体重増加が気になる時期でもあるようです。

それにあわせて、「ホリデイシーズンに増えてしまった体重をいかに減らすか」といったトピックが、いろいろなメディアで必ず取り上げらます。



ダイエットは、一年を通してポピュラーなテーマではありますが、この時期のアメリカでは、普段以上にみかけるように感じます。




ところで、当然のことですが、日本の「勤労感謝の日」は、アメリカの「感謝祭」とは無関係です。

以前、アメリカの某健康雑誌を見ていたら、「いまでは感謝祭の習慣がアメリカだけではなく、世界各国に広がっている。例えば、日本など云々。」といった記載がありました。

これは、もちろん、ライターの明らかな誤認です。

「勤労感謝の日」と「感謝祭」については、それぞれの国における起源や言葉の意味をきちんと調べると、混同するはずはないのですが・・・。



アメリカでは、9月第1月曜日が「レイバー・デイ(Labor Day)」の祝日です。

「労働の日」とでも訳すのでしょうか。

こちらが、日本の11月23日の「勤労感謝の日」に相当する休みになると思います。

あるいは、アメリカ以外では、5月1日の「メーデー・MayDay・労働祭」が、相当するかもしれません。

(一般に、レイバー・デイは、「夏の終わりの日」として、アメリカでは認識されているように思います。)


もちろん、アメリカの「感謝祭」に相当する「祝日」は、日本では存在しません。


(収穫に感謝する、あるいは収穫を祝う、といったことに関連する伝統儀式は、各地の伝統文化や、宮内庁管轄の儀礼などに残っていると想像されますが。)

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コメント
私も30年来のベジタリアンですが最近は動物食は”毒”だという感触が強いのです。癌もたんぱく質ですので、肉が癌のたんぱく質を供給しているのではないかと思っていますがどんなものですか?またアレルギーは臓器移植で拒絶反応があるごとく食べることによっても拒絶反応が当然あるべきでそれがアレルギーではないかと思っています〜つまりアレルゲンの真犯人は本当は”肉”という感触を持っていますが、医学者として先生はどのようにお考えでしょうか?
Posted by:koumei  at 2008年03月30日(日) 18:05

こちらのブログを引用させていただきました。もし差し支えがあるようでしたら
http://blog.l-one.jp/chiba/
までコメントでご連絡ください。
トラックバックURLへ送信が出来ませんでしたのでコメントにて、ご連絡させていただきました。
もし差し支えがないようでしたら当ブログにも遊びに来てくださいませ。
Posted by:l-chiba  at 2006年11月23日(木) 23:51


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