ニンニクによる大腸がんリスク低減作用に関するメタ分析が、オーストラリアの研究グループから報告されています。
(J. Nutr. 2007 137: 2264-2269.)
大腸がん(結腸がんおよび直腸がん)は、日本でも増加しており、原因として食生活の変化に伴う影響などが考えられています。
今回のメタ分析では、ニンニクの大腸がんに対する効果について、基礎研究から臨床研究をあわせた検討が行われています。
研究の質などに基づき、科学的根拠のレベルを1から5まで分類し、ニンニクの効果が解析された結果、大腸がんに対する予防効果が示唆されたということです。
例えば、あるランダム化比較試験では、大腸線腫のサイズと数がニンニク抽出物サプリメントの摂取により29%減少したと報告されています。
また、症例対照研究・コホート研究では、8報のうち5報において、ニンニク摂取による予防効果が示されました。
さらに、既報のメタ分析では、30%のリスク低減効果が報告されています。
その他、動物を用いた基礎研究11報でも、ニンニクあるいはその主要成分による抗がん作用が示されました。
ニンニクにはさまざまなファイトケミカルが含まれており、がんを予防する食品の代表格の一つです。
食品とサプリメントを上手に組み合わせて、継続的に摂取することが推奨できます。
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がんになりにくいと他のウェブで見たんですがどうやってたべればいいの?