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ノコギリヤシによる前立腺肥大症の改善 [2008年04月26日(土)]
泌尿器科学の専門誌に、前立腺肥大症による下部尿路症状に対して用いられるハーブ・生薬の効果を検討した総説が発表されていました。
(J Urol. 2008 Apr 16,PMID: 18423748)

2007年6月の時点で、MedlineとCochrane Libraryを使って、ノコギリヤシ(Serenoa repens)、ピジウム(Pygeum africanum)、ライムギ(Secale cereale)、ヒポキス(Hypoxis rooperi)に関する研究が検索されています。


ノコギリヤシについて、レビュー2報と偽薬対照臨床研究3報が評価された結果、まず、レビューでは尿流率および症状の改善が認められています。

また、臨床研究3報のうち、2報では偽薬に対して有意な改善効果が認められたということです。



前立腺肥大症は加齢に伴って生じる良性の疾患ですので、ノコギリヤシの利用も選択肢の一つになると考えられます。

(効果の個人差や症状の重症度の違い、副作用のリスク、費用対効果などについて、医薬品と比較することになります。その結果、医薬品よりもノコギリヤシが好ましいという場合も少なくないと思います。)
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