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田村 裕/著 「ホ−ムレス中学生」 [2007年12月15日(土)]
ホ−ムレス中学生

田村 裕/著

発行年月:2007年7月



吉本興業所属のお笑いコンビ・麒麟の田村さんが書いた自叙伝。
普通の生活をしていた、中学2年の夏のある日、父親からの「解散!」の突然の言葉。
わけもわからないうちに大学生の兄、高校生の姉と自分を残し、父親は姿を消す。
その後、兄と姉が一緒に行こうという言葉を嬉しく思いつつも、一人で大丈夫と公園生活を始める。



昨日、ランチを一緒にした、お友達のご長男君が買ったという話になり「それ、読みたくて、図書館に予約中だけど、まだなかなか順番来ないのよ〜」と言うと、うちの次女と同級生の次男くんが夕方、届けてくれました。ありがと〜


わたしが、読みたくて借りましたが、意外にも次女が「わ〜これうちも読みたいよぉ〜」と先に読み始めました。
ゲラゲラ笑っていたかと思うと・・・「かわいそう・・・」と言ったり、読んでいる次女の表情がコロコロ変わっていました。
次女は、まだ読み切ってませんでしたが、夜、次女が寝てから、どれどれ・・・とわたしも読み始めました。
さすが、お笑いの方。話が面白いです。でも、次々起こる事は悲惨です。
かわいそうになっちゃいます。中学2年生なのに・・・一番、食欲旺盛の時期なのに・・・。
食べる物がなく、フラフラになっている様子なんか想像するだけで泣けます。
でも、スゴイ!辛くて、コンビニでパンを盗もうか?とまで思うとき、お母さんの事を考えて思い留まるところは、もう本当にかわいそう。
「お腹すいて死にそうです」って誰かに言えばいいのに・・・・なんて思いながら読みました。
同時に、姿を消した父親に腹が立ちました。
でも、彼は父親の事を恨んでいないと書いてありました。
きっと、彼はすごく優しい人なんでしょうね。
人の痛みの方を気にして自分の痛みは大したことないと考えられる人なんでしょう。
お笑いの番組で、今度、チェックしてみよう

次女ももう読み終わる頃。長女も別のしおりを挟んで読み始めました。
主人も興味ありみたい。
返すときには、手垢だらけになっていたりして・・・・
いえ、綺麗なままお返し出来る様にします