現在、インフルエンザが流行しています。
近年、抗インフルエンザ薬(医療機関で処方される薬)がいくつかあり、初期の投与で症状の改善が期待できます。
しかし、発熱などの症状が、抗インフルエンザ薬で軽減しても、その人の体内にはインフルエンザウイルスが1週間ほどは存在し、他の人に感染させるリスクがあります。
(今回の流行の一因に、抗インフルエンザ薬の利用が広がり、症状が以前より早く軽減した人が、外出などの機会を早めることで、ウイルス感染リスクを高めている可能性もあります。)
(特に学校現場では対応が難しいと思われます。)
さて、風邪の予防や症状軽減に用いられるサプリメントがあります。
(一部は、インフルエンザに対するリスク軽減や症状軽減のエビデンスも知られています。)
まず、風邪の予防(リスク軽減)には、次のサプリメント成分が利用されます。
(ただし、絶対にかからないというわけではなく、罹患リスク軽減効果です。
つまり、臨床研究では、摂取した群のほうが、対照群よりも、罹患率が低く、かつ、罹っても、症状が軽いというデータです。)
・エキナセア:定番のハーブです。
[エキナセアによる小児の風邪予防効果]
[エキナセアの臨床試験;有効性の判定]
・ビタミンC:
[ビタミンCによる風邪予防]
・ビタミンD:
ビタミンDは、免疫調整作用を有し、例えば、のどの粘膜においてディフェンシンの産生を増やし、インフルエンザ罹患率を低下させると考えられます。
日本の学童を対象にした臨床研究でインフルエンザのリスク軽減効果が示されています。
次に、風邪の初期に摂取することで、症状の早期改善(重症度の軽減と罹病期間の短縮)が期待されるサプリメント成分として、
・エキナセア:
通常の用量の数倍程度を初日に始めます。その後、2-3日で漸減し、1週間程度は通常の摂取量で続けます。
・ビタミンC
・亜鉛
などがあります。
以上は有効性と安全性のバランスから推奨できるサプリメントです。
さらに、経済性(費用対効果)も考慮すると、風邪やインフルエンザになってから、病院に行って(高価な)抗インフルエンザ薬を利用するよりは、
サプリメントを用いて、リスク軽減、重症度軽減、罹病期間短縮をはかるほうが好ましいと考えます。
まとめると、
一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアや
ビタミンD3の摂取が有効です。
また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、
亜鉛、
ビタミンC、
プロポリス、
が有用です。
DHCでは
複合サプリメント製品も扱っています。
(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)
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