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広島旅日記〜新幹線篇 [2007年02月27日(火)]

広島旅行に出発するため、早朝品川駅に集合したわたしたちは、車内でとる朝食として駅弁を買うことにした。ここで、わたしは考えた。「待てよ、品川の駅弁はいつでも食べられる。車内で関西地方の駅弁を買おう」。

駅弁や飲み物を買いあさる仲間を尻目に、「ぼくはほかの地方の駅弁を車内販売で買うからいらないよ」と言い放った。乗車すると、さっそく車内販売のカートがやってきた。品川出発したばかりなので、もちろん地方の駅弁など売っていない。当然だ

名古屋まで何回かカートはわたしたちの脇を往復した。わたしの仲間たちはお弁当をすでに食べ終わり、ビールを買いはじめた。ビールを飲みながら話しをするもの、ビールを飲んで一眠りするものなどが現れはじめた。

名古屋を過ぎ、またカートがやってきた。だが、浜名湖名物「ウナギ弁当」を売っている様子はない。でも、もともと「ウナギ弁当」を食べるつもりはないし、だいいち朝からウナギを食べるひとなんていないから、売っていないのだろう、と思った。それに名古屋や京都では停車時間が短いので、新大阪に停まったあと新しいお弁当が補給されるのだろう。その時はそう思った。

京都を過ぎ、新大阪駅も出発した。カートがやってきた。カートのなかを覗く。そこには品川を出発してからすぐにみた光景とまったく同じ光景があった。「ええーっ、同じじゃん」、どうやらいまは昔と違ってずっと同じお弁当を売り続けているようだ。「がっくり」

傷心のわたしはひとこと。「サンドイッチとコーヒーをください」。結局、東京名物の駅弁を買うこともなく、いつでもどこでも売っているサンドイッチを食べたのである。トホホ


だがわたしには秘策があった。ここでお腹をいっぱいにしないで、錦帯橋名物の「岩国寿司」を食べよう。そうだ、そうしよう 内心固く決意したわたしはみんなに告げた。「お昼は錦帯橋で名物のを食べるからね」。仲間たちからも特に異見もでることなく、流れがつくられた

広島旅日記〜錦帯橋篇につづく