今月の内科学の専門ジャーナルに、ピクノジェノールによる乾癬の症状改善効果を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Ch-Pe University)から報告されていました。
(
Panminerva Med. 2014 Mar;56(1):41-8.)
ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。
フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。
さて、今回の研究では、
ピクノジェノールによる乾癬への作用が検証されました。
具体的には、
中等度から重症の感染患者(30-45歳)を対象に、
1日あたり150mg(分3)のピクノジェノールが12週間投与されました。
被験者は、乾癬の面積及び重症度指標であるPASIスコア(Psoriasis Area and Severity Index)が10以上の患者です。
面積が10-29% (grade 2) と 30-49% (grade 3)の患者が含まれています。
被験者は2群に分けられ、
標準治療のみの群と、標準治療+ピクノジェノール併用投与群との間で比較が行われました。
解析の結果、
まず、
乾癬の面積及び重症度指標のPASIスコアにて、
罹患体表面積は、両群とも減少(改善)が認められました。
罹患体表面積の減少は、ピクノジェノール併用投与群において、より顕著であったということです。
重症度スコア(erythema, induration, desquamation)は、
ピクノジェノール併用投与において、有意な改善が認められています。
全面積の保水量/保湿は、ピクノジェノール併用投与群において、高くなっていました。
剥離細胞の数は、両群とも有意に減少(改善)しており、
特に、ピクノジェノール併用投与群において、顕著な改善が認められています。
皮膚の保湿は、すべての被験者にて改善が認められ、
特に、ピクノジェノール併用投与群における改善が顕著でした。
また、DLQI(dermatology life quality index)による評価でも、
標準治療の診の群に比べて、
ピクノジェノール併用投与群では、有意な改善が示されています。
その他、
治療時間の改善、
(標準治療のみに比べて、ピクノジェノール併用群では32%減少)
経済性(費用の軽減)
(平均36.4%の低下)も見出されました。
さらに、
12週間後の時点で、
ピクノジェノール併用群において、酸化ストレスの有意な減少も示されています。
以上のデータから、
乾癬の治療におけるピクノジェノールの補完療法としての効果が示唆されます。
安全性と有効性に加えて、経済性(費用対効果)の点からも、ピクノジェノールの併用が推奨
できるようになるかもしれません。
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