サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
亜鉛サプリメントによる犬の皮膚疾患への有用性 [2017年07月28日(金)]
今月の獣医学の専門ジャーナル(電子版)に、犬のアレルギー性皮膚疾患に対する亜鉛サプリメントの有用性を示した研究が、米国のグループから報告されていました。
(Vet Dermatol. 2017 Jul 23.)


亜鉛は、多くの酵素に必須のミネラルであり、さまざまな代謝や細胞の機能維持に重要な働きをしています。

亜鉛は、皮膚の健康維持や免疫系の維持にも必須のミネラルです。




今回の研究では、

犬のアトピー性皮膚炎に対する亜鉛サプリメントの有用性が検証されました。




具体的には、

24週間のランダム化二重盲検クロスオーバー法にて、

慢性アトピー性皮膚炎に罹患しており、シクロスポリンあるいはグルココルチコイドを投与されている27頭の飼い犬を対象に、

12週間の時点でクロスオーバーとし、

アレルギー薬は、4週間の期間で、8週と、20週の時点で減薬されています。

評価指標として、

犬アトピー性皮膚の心象資料であるCADLI(Canine Atopic Dermatitis Lesion Index)、

VAS、細胞サンプルなどが調べられました。


解析の結果、

亜鉛サプリメント+シクロスポリン(アトピー性皮膚炎治療薬)の8週間の併用投与群では、

44%(n=7)にてCADLIの有意な減少が見出されました。
(from 11.9 to 6.0, P = 0.0002)

(この時、掻痒感のVASでは変化は見出されませんでした。)


また、

亜鉛サプリメント+グルココルチコイドの併用投与を8週間受けた群では、


55% (n = 6)にて、 CADLIの有意な改善、
(from 10.9 to 5.0、P = 0.0043)

および
掻痒感のVASの有意な改善
(from 7.4 to 3.2 (P = 0.0166)

が認められました。


ステロイドあるいはシクロスポリンのいずれかを投与されていた犬では、

亜鉛サプリメントの併用によって、

対照群と比べて、

これらの医薬品が、4週間以上、減薬できています。

(亜鉛サプリメント併用群では63%が医薬品を減薬、対照群では37%が減薬。ただし、両群間に有意差はなし)


以上のデータから、


慢性アトピー性皮膚炎に罹患し、医薬品による治療を受けている飼い犬では、

亜鉛サプリメントの併用投与によって、

アトピー性皮膚炎の症状改善などのシナジーが示唆されます。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:56 | この記事のURL
[神奈川県松田町] DHC愛犬用サプリ 5種詰め合わせセット   [2017年06月22日(木)]
DHCは、神奈川県松田町と包括連携協定を締結し、ヘルスケア企業として、さまざまな健康づくり事業や地域活性化策に取り組んでいます。


松田町には、関東エリアで最大のドッグランが整備されており、

DHC愛犬用サプリ5種詰め合わせセットがふるさと納税の返礼品として採用されています。



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posted at 18:32 | この記事のURL
イヌの関節症に対するグルコサミン・コンドロイチンサプリメントの有用性:レビュー [2017年06月21日(水)]
イヌ(犬)の骨関節症/変形性関節炎に対するグルコサミンやコンドロイチン含有サプリメントの有用性を調べたレビュー論文が、カナダのグループ(University of Alberta)から報告されていました。
(Open Vet J. 2017;7(1):36-49.)



犬の飼い主意識調査『ペットのサプリメント事情』 (インテージ、2013年)によると、

・犬の飼い主の 6 割以上がペットのサプリメントに「興味あり」 .

・一方、7 割弱は「与えたことがない」 .

・ペット用サプリメントを与えたことがある人が最も期待する効果は、「骨や関節の健康維持」

・与えたことがある人の 55.6%は何らかの効果を感じている.

と報告されています。


DHCは、

「ペット用サプリ通販シェアNo.1」(富士経済2016年実績)




です。



さて、今回の研究では、イヌ(犬)の骨関節症/変形性関節炎に対するグルコサミンおよびコンドロイチン含有サプリメントの有用性に関するレビューが行われました。


骨関節症/変形性関節炎は、あらゆる種類のイヌが罹患し、徐々に進行し、

イヌの生活の質や、快適さ、日常の機能や活動、行動、さらには、飼い主とペット/コンパニオンアニマルの関係性にも影響を与えます。


イヌの骨関節症/変形性関節炎に対して、獣医師は、グルコサミン塩酸塩やコンドロイチン硫酸塩を含むサプリメントを処方しています。


今回のレビューでは、これらのサプリメントの有用性が検証されました。

関連論文が検索され、

・系統的レビュー2報、うち1報は1試験、残りは2試験のSR、

・臨床試験4報、

・基礎研究in vitro研究 2報、

・サロゲートアウトカムの研究 2報、

・レビュー論文8報

が抽出され、まとめられています。


それぞれの研究において、用いられた製品が異なり、犬種や投与方法、投与期間も異なることから、結論としては、一定の有用性が示唆されるが、適正使用のエビデンスの構築がさらに必要、ということになります。

代表的な臨床試験として、次の報告があります。

・McCarthy et al. (2007)
多施設共同ランダム化二重盲検試験として、

関節症状(跛行、関節のこわばり、関節数、放射線でのOA所見など)を示す42頭のイヌ(いずれの犬種、雌雄含む)を対象として、

・サプリメント投与群
(GHCl 475 mg/g, CS 350 mg/g, NADG 50 mg/g, AA 50 mg/g, and ZS 30 mg/gのサプリメントを、イヌの体重別:5-19.9 kg, 20-40 kg, 40 kgを超える体重の3群で、1 g, 1.5 g, or 2 g、BID、42日間、続いて、用量漸減で28日間)

・対照群:実薬のカルプロフェン(犬専用の非ステロイド系抗炎症薬)投与群
(Carprofen 2 mg/kg BID for 7 days followed by 2 mg/kg SID)

の2群について、
70日間の介入が行われ、
35頭が試験を完了しました。

解析の結果、

サプリメント投与群では、

投与前に比べて、70日後の時点で、

疼痛関連指標、体重維持、全般的コンディションスコアでの有意な改善が認められました。

なお、跛行や関節可動スコアでは有意な改善は認められませんでした。

一方、

カルプロフェン(非ステロイド系抗炎症薬)投与群では、それぞれのスコアで投与後に有意な改善が認められています。


なお、消炎鎮痛薬と、グルコサミン/コンドロイチンでは、作用機序が異なるため、この試験では、投与期間が短いとも考えられます。


グルコサミン/コンドロイチンは、情報伝達物質としての作用、抗炎症作用、滑膜液中に移行しての作用など多面的な作用が示されており、膝関節の保護や関節症予防に対して、利用が推奨されます





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posted at 23:55 | この記事のURL
抗酸化物質がイヌ(犬)の眼の老化を抑制する [2016年06月15日(水)]
本日の午後、昭和大学大学院での病院薬剤学の授業にて出講させていただきました。

「医療の経済評価入門」の一連の講義の中に組み入れていただいたので、

サプリメントと医療経済についてお話させていただきました。

ご配慮いただきました関係の先生方に御礼申し上げます。

夕方、DHC本社にて、地方自治体の首長お二人と行政職、自治体関係者の方々と情報交換をする機会がありました。

お二人の首長とも、公民連携事業での実績があり、私として、大変勉強になりました。





さて、本日の私的なお勉強日記です。


栄養学の専門ジャーナルに、イヌ(犬)の眼の老化に対する抗酸化物質の有用性を示した研究が、米国のグループ(Mason Eye Institute, University of Missouri)から報告されていました。
(J Nutr Sci. 2016 May 10;5:e18)



ヒトと同様に、イヌでも、

加齢によって、視機能は低下します。



今回の研究では、

抗酸化物質を含む栄養サプリメントの投与によって、

健康なイヌの視力関連指標への影響が調べられました。



具体的には、

6歳から8歳のビーグル犬12頭を対象に、

・抗酸化物質含有サプリメント投与群、

・サプリメント非投与群

の2群について、6ヶ月間の介入試験が行われました。

(なお、ビーグル犬は、倒像検査法や細隙灯生体顕微鏡検査では視力が正常とされています。)


全視野刺激(Ganzfeld)網膜電図検査(ERG)およびWelch Allyn社製シュアサイトオートレフラクタを用いて、網膜反射や屈折異常が介入の前後で測定されました。



解析の結果、

対照群に比べて、

抗酸化物質含有サプリメント投与群では、

ERGでのa波の振幅の有意な増加、single flash cone responsesの有意な改善が認められたということです。
(P < 0.05)



ERGのb波の振幅では、

すべての反応において同程度に増加し、

特に、scotopic high light intensity stimulation、photopic single flash cone,30 Hz flicker
での反応性の有意な改善が認められました。



屈折異常は、

6ヶ月間の介入によって、

対照群に比べて、

抗酸化物質サプリメント投与群において、有意に抑制されていました。
(p<0.05)



対照群と比べて、

抗酸化物質含有サプリメント投与群では、

網膜機能やレンズの屈折異常といった指標に関して、さまざまな程度での改善が認められています。




以上のデータから、

健康な犬において、抗酸化物質含有サプリメント投与による眼の健康維持作用が示唆されます。



犬は、

かつてのペット(愛玩動物)という位置づけから、

現在では、コンパニオンアニマル(伴侶動物)として、家族の一員になっています。


また、コンパニオンアニマルの犬の高齢化による健康課題も見られることから、

愛犬用サプリメントが健康維持や病気予防に広く用いられるようになりました。




DHCでは、愛犬用サプリメント製品を取り扱っています。

DHC通販
愛犬用サプリメントでも通販売上No.1。DHCは栄養価の高いペットフードや、おやつ、ダイエット商品、デンタルケア用品も販売中。




犬におけるサプリメントの有用性を示した研究として、下記の報告があります。


愛犬用の乳酸菌(FK)-23菌サプリメントの有用性



DHCでは、愛犬用サプリメントとして、フェリカスFK-23含有製品を取り扱っています。



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posted at 23:55 | この記事のURL
愛犬用の乳酸菌(FK)-23菌サプリメントの有用性 [2016年05月20日(金)]
昨日に続いて、乳酸菌の1つのエンテロコッカス・フェカリス(FK)-23菌に関する研究を読んでみました。


DHCの愛犬用サプリメントにも、
エンテロコッカス・フェカリス(FK)-23菌を含む製品があります。



今回の研究では、

健康なイヌ(犬)において、

加熱処理した(死菌の) エンテロコッカス・フェカリス(FK)-23菌の単回投与による非特異的な免疫系への作用が検証されました。


具体的には、

健康なイヌに対して、

FK-23を100 mg/kgの用量で単回、経口投与し、

介入の前後で、血球数や白血球分画、末梢血好中球の貪食能、リンパ球幼若化試験(LBT)などが測定されています。

解析の結果、

FK-23の単回投与は、血球数や白血球分画には変化は認められませんでした。

一方、
非投与時に比べて、

FK-23の単回投与時では、

好中球の貪食能が1.4倍に亢進していました。


また、
FK-23の単回投与により、

リンパ球幼若化試験でも、

非投与時に比べて、

PHA (phytohemagglutinin)およびPWM(pokeweed mitogen)刺激で2倍の活性化、

Con A (concanavalin A)刺激で1.5倍の活性化が見出されました。


以上のデータから、

健常犬において、

FK-23の単回投与による非特異的な免疫賦活作用が示唆されます。




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乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。



腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つ(善玉菌を増やし維持する)には、
・プロバイオティクスの摂取、
・プレバイオティクスの摂取
が重要です。

腸内細菌叢の改善では、食物繊維の有用性はよく知られています。

また、オリゴ糖は、善玉菌を増やす効果がありますので、
乳酸菌と一緒にオリゴ糖もとることが大切です。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。





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posted at 23:53 | この記事のURL
イヌの炎症性腸疾患に対するコンドロイチン+プレバイオティクスの効果 [2016年03月14日(月)]
今月の獣医学研究の専門ジャーナルに、イヌの炎症性腸疾患に対するコンドロイチンとプレバイオティクスの効果を示した研究が、スペインと英国のグループから報告されていました。
(BMC Vet Res. 2016 Mar 10;12(1):49)



イヌ(犬)において、炎症性腸疾患(IBD)が知られており、消化管の慢性炎症に伴い、下痢や嘔吐などの症状が認められます。

原因は不明ですが、腸内フローラの乱れ(ディスバイオーシス)、遺伝素因、食事などの環境要因の関与が考えられています。


今回の研究では、

イヌの炎症性腸疾患(IBD)に対して、

コンドロイチンとプレバイオティクスの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

生検にてIBDと診断されたイヌ27頭を対象に、

・サプリメント投与群
 コンドロイチン硫酸、プレバイオティクス(レジスタンス・スターチ、βグルカン、オリゴ糖)

・偽薬投与群の2群について、

180日間の介入が行われています。


実薬群の用量は、体重1kgあたり、
レジスタントスターチ215 mg, コンドロイチン硫酸10 mg CS,βグルカン26 mg
です。


試験開始時において、両群間に各種パラメーターでの差は認められていません。


実薬群(n=9)、偽薬群(n=10)が解析の対象となりました。


解析の結果、

イヌIBD活動指数(CIBDAI)は、両群において有意な改善が示されています。
(p&#8201;<&#8201;0.001)

しかし、
組織学的スコアにおける有意な改善が認められたのは、サプリメント投与群でした。
(1.53-fold; p&#8201;<&#8201;0.01)


また、
血中指標の解析では、

実薬群では、

60日後の時点で、

血中コレステロール値およびparaoxonase-1 (PON1)値が有意に高値であり、
(p&#8201;<&#8201;0.01)


偽薬群では、
120日後の時点で、
血中の抗酸化能(TAC)が有意に低下していました。


なお、有害事象は認められていません。


以上のデータから、

イヌの炎症性腸疾患に対して、

コンドロイチン硫酸+プレバイオティクスによる好影響が示唆されます。


しかし、

CIBDAIといった指標では有意差が認められておらず、論文著者らは、検出力不足の可能性を考察しています。


今後、さらに臨床的意義の検証が期待される分野です。



DHCでは、愛犬用サプリメントを製品化しています。
http://www.dhc.co.jp/goods/catop12.jsp




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