ヒハツによる抗ストレス作用を示した基礎研究が、インドの大学から報告されていました。
(Pl Med 74:2008;1000, PA244)
インド原産のコショウ科の植物に、ナガコショウ(学名Piperaceae longum、別名ロングペッパー、インドナガコショウ)があります。
ナガコショウの熟した果穂をヒハツといい、サプリメント成分にも利用されています。
今回の研究では、モデル動物を用いて、ヒハツによる抗ストレス作用や抗けいれん作用が検討されました。
ヒハツ抽出物を250mgあるいは500mg/kg体重の用量にて経口投与したところ、抗ストレス作用および抗けいれん作用が認められたということです。
有効成分として、辛味成分のピペリンpiperine,piperlongmine,piperlongminine
等が知られています。
ヒハツを含むサプリメントは、冷え性の改善、循環血流改善、健胃作用を目的として利用されます。
今後、臨床研究の進展が期待される分野です。
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