サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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2型糖尿病に対するビタミンDサプリメントの働き [2013年08月12日(月)]
今月の内科系の専門ジャーナルに、2型糖尿病におけるビタミンDサプリメントの働きを調べた臨床研究が報告されていました。
(Cardiovasc Diabetol. 2013 Aug 7;12(1):113.)




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。



糖尿病など多くの生活習慣病患者では、潜在的なビタミンD欠乏が知られています。


そこで、今回の研究では、

2型糖尿病の病態におけるビタミンD3サプリメントの作用が検証されました。



具体的には、

499名(非糖尿病対照者151名、ロシグリタゾン単独投与49名、食事療法15名、インスリン単独療法55名、インスリン+経口薬12名、メトホルミン単独121名、経口薬の組合せ37名、SU剤のみ59名の8群)を対象に、

1日あたり2,000 IUのビタミンD3を12か月間、投与しています。

(対照群は、日光曝露を避けるように助言を受けた、ビタミンD3非投与群)



体組成、糖代謝、脂質代謝、血中ビタミンD値が投与開始時、6ヶ月後、12ヶ月後の時点で測定されました。




解析の結果、

ビタミンD3投与のすべての群で、血中ビタミンD値が増加しています。




メトホルミン投与群のビタミンD値の増加幅が最も大きく、

投与前と比べて、

6ヶ月の時点で62.6%、

12ヶ月の時点で50.6%の増加を認めました。

(p < 0.001)




BMIについては、どの群においても有意な変化は見出されていません。



一方、

インスリン+経口血糖降下剤の併用群でビタミンD3を投与した群では、

男性において、

中性脂肪、総コレステロール、収縮期血圧、HDLの改善など、内分泌代謝異常の改善が認められたということです。



また、ロシグリタゾン投与群、インスリン+経口血糖降下剤投与群の2つでは、

投与前に比べて、6ヶ月、12ヶ月の時点で中性脂肪値の有意な低下(改善)が見出されました。
(p <0.001)



以上のデータから、

インスリンや各種経口血糖降下剤で治療中の2型糖尿病患者において、

ビタミンD3サプリメント(2,000 IU)の投与は、脂質代謝や血圧などの改善をもたらすことが示唆されます。



今後、

心血管疾患など糖尿病合併症のリスク低減といったアウトカムの検証が期待されます。






一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。






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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

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