サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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大豆イソフラボン摂取による高血圧リスク低下作用 [2016年01月01日(金)]
新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(なお、本ブログは、私的なお勉強日記のため、特に面白い内容ではないと思います…。
なにとぞご了承ください。)



臨床高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、大豆の摂取と血圧への影響を調べた臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
J Clin Hypertens. 2015 Dec 28.)



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。



今回の研究では、

米国でのコホート研究として、

大豆の摂取と、血圧との関連に関して、

3142名のデータが調べられました。

(CARDIA:Coronary Artery Risk Development in Young Adults 研究のデータです。)


年齢や性別、BMI、喫煙歴、身体活動などの交絡因子で補正後、

解析の結果、

まず、全般的に、
高血圧の患者では、イソフラボンの摂取量が少ないことが見出されました。
(2.2±5.2 mg/d vs 4.1±11.7 mg/d; P<.001).


4分位で大豆イソフラボンの摂取量が最高群では、

最低群に比べて、

収縮期血圧が4.4 mm Hg低値であったということです。


大豆イソフラボンの摂取による収縮期血圧に対する降圧作用は、

白人よりも、黒人で、より顕著でした。
(P for interaction <.001)


以上のデータから、

大豆イソフラボンの摂取による収縮期血圧に対する降圧作用が示唆されます。



最近の研究では、次の報告があります。




大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ



植物エストロゲンによる更年期症状改善作用:メタ解析


植物エストロゲンの摂取による卵巣がんリスク低下:メタ解析



DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。








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