サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
重症うつ病に対するプロバイオティクスの有用性 [2015年12月31日(木)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、重症うつ病に対するプロバイオティクスの有用性を示した臨床研究が報告されていました。
Nutrition. 2015 Sep 28.)


うつ病に対する有効性が示されている機能性食品・サプリメントには、
セントジョーンズワートやオメガ3系必須脂肪酸(EPA、DHA)があります。


今回の研究では、

重症うつ病の患者において、
プロバイオティクス投与によるうつ病関連指標、炎症マーカー、酸化ストレスマーカーなどが検証されました。


具体的には、
ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

DSM-IVのクライテリアにより重症うつ病と診断された40名(20歳から55歳)を対象に、

プロバイオティクス投与群(20名)あるいは偽薬投与群(20名)の2群について、
8週間の介入試験が行われています。

プロバイオティクスは、フリーズドライのカプセルにて、次の菌種が投与されました。
Lactobacillus acidophilus (2 × 109 CFU/g),
Lactobacillus casei (2 × 109 CFU/g),
Bifidobacterium bifidum (2 × 109 CFU/g)


介入の前後で各種指標が測定され、

食事や身体活動も記録されています。


解析の結果、

まず、

食事調査では、両群について、有意な差は認められていません。


次に、

8週間後の時点で、

プロバイオティクス投与群では、

偽薬投与群に比べて、

うつ病関連指標の有意な改善が認められたということです。

Beck Depression Inventory総スコアの有意な低下:
プロバイオティクス群:-5.7 ± 6.4 vs. 偽薬群:-1.5 ± 4.8, (P = 0.001)


その他、

偽薬投与群に比べて、

プロバイオティクス投与群では、

介入後に、

血中インスリン値の有意な低下、
(-2.3 ± 4.1 vs. 2.6 ± 9.3 μIU/mL, P = 0.03)

HOMA-IRでのインスリン抵抗性の低下(改善)、
(-0.6 ± 1.2 vs. 0.6 ± 2.1, P = 0.03)

炎症マーカーである血中CRP値の有意な低下
(-1138.7 ± 2274.9 vs. 188.4 ± 1455.5 ng/mL, P = 0.03)

が示されています。


さらに、

プロバイオティクス投与群では、

偽薬投与群に比べて、

血漿中の総グルタチオン値の有意な増加が示されています。

なお、
血糖値やβ細胞機能、インスリン感受性、脂質代謝、総抗酸化能には有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

重症うつ病患者において、

プロバイオティクスの投与によるうつ病スコアの改善や糖代謝の改善作用が示唆されます。

重症うつ病は、いわゆる難治性疾患ですので、標準治療に加えて、機能性食品成分・サプリメントを補完療法として併用することが推奨されます。


DHCでは、うつ病対策に関連したサプリメントを製品化しています。


セントジョーンズワート 30日分
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うつ病に対する機能性食品・サプリメントの研究として、次のような報告があります。



DHAによる重症うつ病改善作用



うつ病に対するEPAの効果



抗うつ作用のあるサプリメントレビュー



セントジョーンズワートはSSRIと同等の抗うつ作用を示す



うつ病治療におけるセントジョーンズワートの費用対効果



うつ病へのビタミンDサプリメント投与



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用




野菜と果物の摂取が多い高齢者はうつ病リスクが低い




若年女性における葉酸の抗うつ作用



うつ病ではビタミンDが低値



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制



ビタミンB群が脳卒中後のうつ病を予防




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posted at 23:52 | この記事のURL
糖質制限食+機能性食品による抗炎症作用:メタ解析 [2015年12月30日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、メタボリック症候群患者における糖質制限食の有用性を示したメタ解析が、ドイツのグループ(Charité-University Medical Centre)から報告されていました。
(Nutrition. 2015 Oct 28.)



肥満、特に内臓脂肪型肥満、メタボリック症候群では、慢性炎症が病態を生じることが知られており、肥満に関連する病態の予防や改善には、抗酸化作用・抗炎症作用を有する機能性食品成分の投与が有用です。



今回のメタ解析では、

メタボリック症候群の患者において、

異なる食事療法による炎症マーカーへの影響、および、減量や糖代謝への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(Medline/PubMed, Scopus, and the Cochrane Library)


2014年9月までに報告されたランダム化比較試験から、

メタボリック症候群患者における免疫系および体重、空腹時インスリン値を調べた研究が抽出されています。


13報のランダム化比較試験、
2,017名の被験者が対象となりました。


解析の結果、


低脂肪食(エネルギー比で脂肪が(29 ± 2%)では、

対照群に比べて、

CRPの有意な低下が認められました。

(SMD: -0.98; 95% CI: -1.6 to -0.35; P = 0.002)

次に、

糖質制限食・低炭水化物食(エネルギー比で23 ± 10%が糖質・炭水化物)では、

対照群に比べて、
有意な減量効果が見出されました。
(SMD: -0.33; 95% CI: -0.63 to -0.03; P = 0.004)


さらに、
糖質制限食では、空腹時インスリン値の有意な低下も認められました。
(SMD: -0.33; 95% CI: -0.63 to -0.03; P = 0.03).



以上のデータから、

メタボリック症候群患者において、

糖質制限食・炭水化物食による減量効果および糖代謝改善効果が示唆されます。



これまでのエビデンスを俯瞰するとき、

地中海食をベースとした緩やかな糖質制限食で、野菜など植物性食品を多く摂取し、ポリフェノール/ファイトケミカルの豊富な食事が健康長寿に有用であると考えられます。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。






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魚油サプリメントが化学療法後の大腸がんの再発を抑制 [2015年12月29日(火)]
今月の栄養腫瘍学の専門ジャーナルに、魚油サプリメントによる大腸がんの補完療法としての意義を検証した臨床研究が、ブラジルのグループ(Federal University of Santa Catarina)から報告されていました。
(Nutr Cancer. 2015 Dec 23:1-7)


EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸を含む魚油は、抗炎症作用などの機能性が知られています。


EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



今回の研究では、

大腸がんの化学療法との併用による魚油サプリメントの働きが検証されました。


具体的には、

大腸がん患者31名を対象に、

1日あたり2グラムの魚油サプリメント(0.6グラムのEPAとDHA)投与群、
あるいは
偽薬投与群の2群について、
9週間の介入試験が行われました。

(被験者は化学療法を受けたことはない大腸がん患者で、化学療法の施行中から施行後の9週間)


アウトカムは、

化学療法の施行サイクル数、

化学療法の施行日数、

化学療法の施行遅延回数や中止回数、

化学療法中の入院日数、

腫瘍の進行度合い、

大腸腫瘍マーカー(CEA)の値、

イベント(死亡および進行)までの日数

および3年後の生存率です。




解析の結果、

腫瘍進行までの時間は、


偽薬群に比べて、

魚油サプリメント投与群において有意に長くなっていました。


[魚油サプリメント投与群:593 日(±211.5)
vs. 偽薬投与群;330 日(± 135.1); P = 0.04]

なお、他の指標に関して、両群間に有意差は認められませんでした。



進行がんの被験者で、

魚油サプリメントを投与された群では、

化学療法の施行後に、

大腸がんの進行までの期間が延長し、

大腸がんマーカーであるCEA値がより低値である傾向がありました。
(ただし、有意差はナシ)


以上のデータから、

大腸がんの化学療法施行時において、

1日あたり2グラムの魚油サプリメントによる補完療法としての有用性が示唆されます。




EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸では、抗炎症作用を介した動脈硬化抑制作用による生活習慣病予防効果が知られています。


オメガ3系脂肪酸の抗炎症作用のメカニズムとして、以前は、オメガ6系との比率からアラキドン酸カスケードへの機序が考えられていました。


現在では、これに加えて、EPAとDHAの代謝物自体に抗炎症作用があることがわかっています。





臨床研究におけるオメガ3系脂肪酸の投与量は、1日あたり数百ミリグラムから4グラム程度です。


また、EPA:DHA=2〜3:1の割合です。


日本人の食事摂取基準では、EPAおよびDHAの摂取量を一グラム/日としています。


EPAもDHAも、どちらも健康維持や疾病予防に重要です。


一般に、DHAは脳の栄養素、EPAは血管の栄養素といえるでしょう。




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適度な赤ワイン摂取と卵巣がんリスク低下 [2015年12月28日(月)]
年末年始で、飲酒の機会が増える方もいらっしゃると思います。

酒は百薬の長、といわれる中でも、

一般に、赤ワインポリフェノールの機能性を示すエビデンスが多いように思います。



今月の婦人科腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に、アルコールの摂取と、卵巣がんリスクとの関連を検証した疫学研究が、北米のグループから報告されていました。
(Gynecol Oncol. 2015 Dec 12.)



適度なアルコールの摂取は、

生活習慣病のリスク低減との関連が示唆されています。



今回の研究では、

各種アルコールの摂取と、上皮性卵巣がんリスクとの関連が検証されました。



具体的には、

症例対照研究として、

20歳以降のアルコール摂取に関して、

浸潤性上皮性卵巣がん患者1,144名と

対照群2,513名の2群について比較が行われています。


(カナダのアルバータ州とブリティッシュコロンビア州にて2001年から2012年にかけての研究です。)



アルコールの非摂取者は、

年間のアルコールの摂取回数が12回未満とされました。



解析の結果、

ワイン消費と、上皮性卵巣がんリスク低下との間に有意な相関が見出されました。

(アルコール非摂取者に比べて、ワイン摂取者では、33%のリスク低下。OR=0.67, 95% CI: 0.50-0.88)

一方、ビール(OR=1.06, 95% CI: 0.71-1.58)や、
スピリッツ(OR=0.98, 95% CI: 0.69-1.39)では卵巣がんとの関連は認められていません。


卵巣がんリスクの低減作用は、

赤ワインの摂取者では56%の有意なリスク低下が見出されました。
(OR=0.44, 95% CI: 0.19-0.92)


白ワインの摂取では、21%のリスク低下傾向でした。
(OR=0.79, 95% CI: 0.46-1.34)

(なお、被験者の多くは、赤白両方のワインを摂取していたということです。)



50歳までにワインの摂取を開始した群では、

例えば、
40−49歳では、42%のリスク低下という相関が見られました。
(OR=0.58, 95% CI: 0.42-0.78)



50歳以降でのワイン摂取開始では、有意な相関は認められませんでした。

また、アルコールの摂取によるリスク亢進は認められませんでした。


以上のデータから、

赤ワイン摂取による浸潤性上皮性卵巣がんリスク低下作用が示唆されます。





赤ワインに関連したポリフェノールとして、

DHC製品では、
ポリフェノール



レスベラトロール

があります。



また、
DHCでは、ワインも取り扱っております。


(注意:
未成年の飲酒は禁止されています。
妊婦の飲酒は胎児に悪影響を及ぼすため、妊娠を考えている場合や妊娠の可能性がある場合には飲酒は控えましょう。
一般成人でも、適量を超える飲酒は有害です。
また、医薬品服用時には相互作用を生じることがあります。)






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食物繊維1グラム摂取による医療費の削減効果 [2015年12月27日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、食物繊維の機能性と経済性に関して検証を行った研究が、カナダのグループ(University of Manitoba)から報告されていました。
(Food Nutr Res. 2015 Dec 11;59:28646.)



先行研究により、食物繊維の摂取による健康増進、疾病予防効果が広く知られています。

したがって、食物繊維の摂取促進は、公衆衛生学におけるポピュレーションアプローチとしても重要です。



今回の研究では、

食物繊維の摂取により、機能性便秘の罹患率が減少することに伴う医療費の削減効果が検証されました。



具体的には、

カナダの成人を対象に、

現状での食物繊維の摂取量と、

食事ガイドラインでの摂取推奨量に基づき、

疾患費用解析が行われ、

食物繊維の1グラムあたりの機能性便秘の罹患率低下効果、

食物繊維の豊富な食事を摂ろうとする成人の割合、

食物繊維の摂取に反応する人口といった点が推計されています。



解析の結果、

まず、

1日あたり1グラムの食物繊維の摂取増加により、

機能性便秘が1.8%低下する、

ということです。


次に、

IOM(医学研究所)の摂取推奨基準では、

食物繊維は、

男性では38グラム/日、

女性では25グラム/日

であり、それに対応する成人の人口を

5%あるいは100%としたときに、

機能性便秘関連のヘルスケアコストとして毎年、削減ができる費用は、


それぞれ、

年間150万カナダドル と

3,190万カナダドルと推計されました。



食物繊維の摂取量を1日あたり1グラム増やすことで、

ヘルスケアコストの削減効果は、

年間10万カナダドルから250万カナダドルの間とされています。



以上のデータから、

食物繊維の摂取により、

個人の健康増進に加えて、

医療費の削減効果も期待できると考えられます。




厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。


DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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ビタミンDサプリメントが糖尿病予備軍の血管機能を改善 [2015年12月26日(土)]
今日、某ドラッグストア(マ●キヨ)で働いている方とお話ししていて、

忘年会シーズンなので、某社の「●パリーゼ」の販売促進をしていた、

といったことを聞きました。


そこで、DHCの肝臓エキス+オルニチンは、

肝臓分解物が1日あたり600mg入っていて、オルニチンも含まれており、

同等の効果が期待でき、かつ、費用対効果に優れていることをお伝えしました。




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さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の糖尿病代謝学の専門ジャーナル(電子版)に、糖尿病予備軍におけるビタミンDサプリメントの作用を検証した臨床研究が、イギリスのグループ(University of Cambridge)から報告されていました。
(Diabetes Obes Metab. 2015 Dec 23.)


これまでの研究では、

血中ビタミンDの低値と、
2型糖尿病や心血管リスクとの相関が示唆されています。


今回の研究では、
糖尿病リスクの高い被験者において、
ビタミンDサプリメントの短期間投与による効果が検証されました。


具体的には、

二重盲検偽薬対照試験として、

2型糖尿病予備軍340名を対象に、

・偽薬投与群、

・毎月100,000 IU のビタミンD2サプリメント(エルゴカルシフェロール)投与群、

・毎月100,000 IU のビタミンD3サプリメント(コレカルシフェロール)投与群

について、3か月間の介入が行われ、

脂質代謝や糖代謝、血管機能として脈波速度(Pulse Wave Velocity ; PWV)などが測定されています。


解析の結果、

まず、

血中25(OH)D値は、

ビタミンD投与により、
有意に増加しました。

25(OH)D2 値:5.2 (4.1) to 53.9 (18.5) nmol/l
25(OH)D3値:45.8 (22.6) to 83.8 (22.7) nmol/l

次に、

HbA1c値には、偽薬群と比べて、ビタミンD投与によって、

有意な変化は示されませんでした。

D2 vs 偽薬: -0.51 (-1.16, 0.14) mmol/mol;p = 0.13; [-0.05% (95%CI -0.11%, 0.02%)]
D3 vs 偽薬: 0.19 (-0.46, 0.83) mmol/mol;p = 0.57; [0.02% (-0.04%, 0.08%)]


副アウトカムでは、
PWVに関して、

偽薬群と比べて、

ビタミンDサプリメント投与群において、
有意な低下(改善)を示しました。
[D2 vs 偽薬:-0.68 (-1.31, -0.05) m/s; D3 vs 偽薬-0.73 (-1.42, -0.03) m/s]

(PMVは動脈壁の硬化の指標です。)

その他のデータでは有意な変化は見出されていません。

以上のデータから、

糖尿病予備軍(糖尿病ではないが、糖尿病リスクの高い群)に対して、

ビタミンD2あるいはビタミンD3サプリメントの短期間投与は、

糖代謝には有意な変化は生じないものの、

血管機能の改善(動脈壁の硬化の改善)作用を示すと考えられます。


今後、さらに臨床的意義の検証が期待される分野です。

ただし、ビタミンDサプリメントの投与だけで、糖尿病での糖代謝が改善するということはないと思います。
(特に今回は、予備軍・境界域というだけですので、有用性が検出力不足で見出されていないと考えられます。)


ビタミンDは、日本人でも不足しており、生活習慣病予防のために、広く摂取が推奨されます。



近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。

米国での関連学会は、下記の推奨をしています。


米国老年医学会は、1日あたり4,000 IUを推奨

米国老年医学会(AGS)では、高齢者における転倒や骨折を予防するために、血中ビタミンD値(25OH-D)が30 ng/mL (75 nmol/L)は必要としています。

そして、ビタミンDの推奨量は、1日あたり4,000 IUとしています。

(これは、食事、サプリメント、日光暴露による総量です。
なお、この量は、現実的には食事のみからでは不可能であるため、サプリメントを利用することになります。)


米国内分泌学会は、1日あたり1,500 IU〜2,000 IUを推奨

米国内分泌学会のガイドラインでは、1日あたりの所要を男女とも年齢によって、次の3段階に分けています。
1歳未満の乳児は400〜1,000 IU、
1歳〜18歳では600〜1,000 IU、
19歳以上では1,500 IU〜2,000 IU


サプリメントでは、ビタミンD3が用いられます。





日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。



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サンタクロースの労働衛生 [2015年12月25日(金)]
今月の労働衛生学の専門ジャーナルに、サンタクロースの労働衛生を検証した研究が、カナダのグループ(University of Alberta)から報告されていました。
(J Occup Med Toxicol. 2015 Dec 10;10:44)


昨日に続いて、クリスマス関連の論文です。


これまで、サンタの仕事から生じうる健康や安全に関する研究はあまり知られていません。

(2009年のBMJに掲載された論文では、公衆衛生学分野でのサンタ研究はまだ十分ではない、という結論でした。)


そこで、
今回の研究では、労働衛生学の視点から、サンタクロースの仕事が検証されました。

具体的には、次の点から考察が行われています。

1. 装置のオペレーションに伴う労働衛生上の課題
そり自体のの安全性の問題。シートベルトやエアバッグの装備がないこと。
ブランデーを好むサンタの課題(飲酒運転)

2. 仕事のスケジュールと心血管リスク、旅行(移動)に伴う課題
クリスマスの時期以外のサンタの仕事は良くわかっていないが、基本的には’失業状態’と考えられ、クリスマスの時期に仕事が集中することによる過重労働の問題。

典型的なサンタの描写では、肥満と喫煙習慣が認められることから、心血管リスクファクターを有すること。

12月25日が締め切りであり、短期間に長距離を移動することによる時差ぼけ。
(36時間の間に24のタイムゾーンを移動すると推定)

3.ヒートストレス
北極圏から温暖な気候の地域までカバーすることに伴う寒暖の差による労働衛生上の課題。


4.高齢の勤労者としての課題および後継者問題
ソフトドリンクのコマーシャルの描写から、少なくとも、1930年代の時点で、サンタは高齢であり、職場での健康促進プログラムが必要であるが、詳細が不明であること。


5.メンタルヘルス
一般に、サンタの意思決定は、顧客に適切に受け入れられている、とされている。
サンタは全知であるとされているが、ギフトリストを作成し、それをダブルチェックするとされていることから、仕事上のストレスを生じうる。
これらのストレスは、強迫性障害といった疾患のリスクとなりうる。



論文著者らは、
サンタの健康診断が規定されておらず、かつ、
サンタの労働環境にさまざまな問題があることから、
公衆衛生学の観点から、きちんとしたプログラムを構築する必要性を考察しています。





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クリスマス精神の脳内ネットワークを発見?! [2015年12月24日(木)]
毎年、BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)のクリスマス特集号には、ユーモラスな研究論文が発表されます。


今回の号には、

クリスマス・スピリットの脳内ネットワークをfMRIで検出した、

という研究が、デンマークのグループ(University of Copenhagen)から報告されていました。



研究の目的は、

ヒトの脳内で、クリスマス・スピリットを検出し、局在を明らかにすることです。


具体的には、

一重盲検法により、

クリスマスを毎年祝っている、健康な10名の被験者を対象に、

クリスマスのテーマを含む画像と、含まない画像の2パターンを見せて、


脳fMRIを用い、

神経活動に依存した変化としての血中酸素濃度依存的シグナル(BOLD)が測定されています。



用いられた画像は、こちらです↓。(出典:BMJ)




解析の結果、

BOLDにて、
感覚運動野、側頭葉などにおいて、

クリスマスのテーマとの有意な相関が見出されたということです。

これらの脳領域は、
スピリチュアリティ、身体感覚、顔の表情(感情)認識といった機能との関連が知られています。


以上のデータから、

論文著者らは、

クリスマスを祝う習慣を有する人の脳内において、

クリスマス・スピリット・ネットワークが存在する、

と考察しています。


DHCでは、クリスマスギフト商品を扱っています。
(本日まで)





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posted at 23:55 | この記事のURL
ボスウェリア+MSMによる変形性膝関節症の症状改善作用 [2015年12月23日(水)]
今月の薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、ボスウェリア+MSM(メチルスルフォニルメタン)による変形性膝関節症の症状改善作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Study of Bari)から報告されていました。
(Int J Immunopathol Pharmacol. 2015 Dec 18.)



変形性膝関節症に対しては、グルコサミンやコンドロイチンが広く利用されています。

グルコサミンなどの他にも、ボスウェリア抽出物やMSM(メチルスルフォニルメタン)の有用性も示唆されています。


ボスウェリア・セラータは、アラビアからインドに自生するカンラン科ボスウェリア(ニュウコウ)属の生薬です。

アーユルヴェーダにおいて利用されてきました。


有効成分としてボスウェリア酸boswellic acidが含まれており、5-リポキシゲナーゼ阻害作用を介して抗炎症作用を示します。


さて、
今回の研究では、

変形性膝関節症に対して、MSM+ボスウェリア複合サプリメントの作用が検証されました。


具体的には、

変形性膝関節症患者120名を対象に、

・MSM+ボスウェリア複合サプリメント投与群
(5 g of MSM + 7.2 mg of BA)

・グルコサミン硫酸塩(1,500 mg)投与(対照)群

の2群について、

60日間の介入が行われています。

(MEBAGA (Methylsulfonylmethane and Boswellic Acids versus Glucosamine sulfate in the treatment of knee Arthritis)という研究です。)


2ヶ月後、6ヶ月後の時点でフォローアップが行われ、

機能性食品成分の有用性が、VASおよびLI(Lequesne Index)、NSAIDs服用により評価されました。



解析の結果、


2群において、

VAS、LI、NSAIDs利用スコアのいずれの指標でも、

改善効果が見出されました。

(それぞれ, F = 26.0; P <0.0001; F = 4.15; P = 0.02; F = 3.38; P = 0.04)


6ヶ月の時点では、

MSM+ボスウェリア複合サプリメント投与群において、より大きな改善傾向が示されたということです。


以上のデータから、

論文著者らは、

MSM+ボスウェリアの組み合わせの投与による変形性膝関節症への有用性を考察しています。


今後、構造機能変化といった指標による検証が期待される分野です。」




DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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DHAによる脂質異常症改善の分子メカニズム [2015年12月22日(火)]
今月の臨床脂質研究の専門ジャーナルに、DHAによる脂質異常症(高脂血症)改善の作用機序を検証した臨床研究が報告されていました。
J Clin Lipidol. 2015 Nov-Dec;9(6):770-7.)


オメガ3系必須脂肪酸(EPA, DHA)は、脂質代謝への好影響が知られており、脂質異常症(高脂血症)改善を目的として用いられています。


オメガ3系必須脂肪酸による脂質異常症改善の分子メカニズムは明確ではありませんが、EPAやDHAがPPARγの天然のリガンドとなることは知られています。


そこで、今回の研究では、

DHA(ドコサヘキサエン酸)サプリメントによる脂質代謝に関わるPPARγ反応性遺伝子への作用が検証されました。

具体的には、
2型糖尿病患者を対象に、

・DHA含有サプリメント
(=1日あたり2400mgの魚油:DHA 1450 mg および EPA 400 mg)

あるいは

・偽薬

のいずれかが8週間投与され、

脂質および糖代謝関連指標、

末梢単球での
PPARγ遺伝子、liver x receptor-a、ATP-binding cassette A1、CD36のそれぞれの遺伝子発現が測定されています。



解析の結果、


偽薬群に比べて、

DHA含有魚油サプリメント投与群では、

中性脂肪値の有意な有意な低下が見出されました。

この中性脂肪低下作用は、
全被験者(P = .003),

高中性脂肪値 (P = .01),

中性脂肪値が正常(P = .02)

のいずれの層でも認められており、

特に、中性脂肪が高値の群で、より顕著な低下作用が示されています。
(中性脂肪値が正常範囲の群に比べて。P = .01)

他の脂質指標や遺伝子発現では有意な変化は示されませんでした。

ただし、
中性脂肪値が高値の群では、

偽薬群に比べて、

DHA含有サプリメント投与によって、
脂肪酸輸送タンパク質であるCD36遺伝子発現の有意な亢進が認められました。
(P = .01)


以上のデータから、

DHA含有サプリメント投与により、

脂肪酸輸送タンパク質CD36の亢進を介した中性脂肪値の低下(改善)作用が示唆されます。

今後、さらに臨床的意義の検証が期待されます。




EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



一般に、臨床研究におけるオメガ3系脂肪酸の投与量は、1日あたり数百ミリグラムから4グラム程度です。

また、EPA:DHA=2〜3:1の割合です。

日本人の食事摂取基準では、EPAおよびDHAの摂取量を一グラム/日としています。

EPAもDHAも、どちらも健康維持や疾病予防に重要です。

一般に、DHAは脳の栄養素、EPAは血管の栄養素といえるでしょう。




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葉酸サプリメント推奨の認知度@オランダ [2015年12月21日(月)]
今月の周産期医療の専門ジャーナルに、葉酸サプリメント推奨の認知度を調べた研究が、オランダのグループ(Erasmus MC)から報告されていました。
BMC Pregnancy Childbirth. 2015 Dec 18;15(1):340)



妊娠初期に葉酸サプリメントの摂取は、新生児の神経管閉鎖障害予防のために必須です。

厚労省も葉酸サプリメントの利用を推奨しています。


葉酸サプリメントは、

妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、

妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。

なお、
葉酸サプリメントに関して、10年ほど前に発表された論文で、
大腸ポリープ切除後の患者で、葉酸サプリメントを1日あたり1000マイクログラム、3年間摂取した場合に、ごく少数にポリープの悪性化が認められたという報告があります。

しかし、その後の疫学研究では、葉酸は大腸がんリスクを低下させることが示されており、その他の研究でも、葉酸サプリメントの摂取と発がんとの関係は否定されています。

そのため、葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


さて、今回の研究では、

オランダの都市部の周産期ヘルスプログラムにおいて、

葉酸サプリメント推奨の知識〈認知度〉が調べられました。


具体的には、

オランダのロッテルダムにおける横断研究として、

2009年から2014年にかけて、
住民登録からランダムに抽出された16歳から85歳を対象に、

葉酸サプリメント推奨の認知度が調べられています。

解析の結果、

葉酸サプリメント推奨は、2007年から2009年の間に、20%の有意な上昇が見出されました。

また、
かかりつけの家庭医や助産師へ相談する人も、

2007年から2012年にかけて、

53 %の増加が認められました。


回帰分析の結果、

SES(社会経済状況)が低いことと、

葉酸サプリメント推奨の認知度が低いことに有意な相関が認められています。

一方、周産期のケアを求める意志も見出されました。


その他、
教育や人種といった交絡因子で検証すると、

人種間にみられる認知度の差は、教育が高くなると減少するということもわかりました。



以上のデータから、

論文著者らは、

葉酸サプリメント摂取の必要性に関する認知度は、男女ともまだ十分ではないこと、

ハイリスク群に対する積極的な介入が必要であること

を考察しています。



葉酸サプリメントは、妊娠初期だけではなく、中高年の脳卒中リスク予防のためにも摂取が推奨されます。

日本でも、脳血管疾患に対する葉酸プロジェクトによる介入効果が知られています。


DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた葉酸サプリメント、ビタミンBサプリメントを製品化しています。


葉酸
厚生労働省も推奨! 赤ちゃんを考えたら、毎日とりたい栄養素



ビタミンBミックス



DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。

また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))








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紅麹含有複合サプリメントによる脂質異常症改善効果 [2015年12月20日(日)]
紅麹含有複合サプリメントによる高脂血症〈脂質異常症〉改善効果を示した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Siena)から報告されていました。
Curr Ther Res Clin Exp. 2014 Nov 15;77:1-6. eCollection 2015.)


今日の午後、

空海記念統合医療病院設立に向けた記念講演会(@東大・鉄門記念講堂)
に出席してきました。

全人的医療としての統合医療の立場から、
スピリチュアルペインも含めてトータルペインに対処する理念の医療機関です。



さて、本日の私的なお勉強日記です。

脂質異常症・高脂血症対策のサプリメントの定番は、紅麹です。


DHC濃縮紅麹では、4週間の投与で、総コレステロール値の低下、LDLコレステロール値の低下といった作用が見出されています。


紅麹の安全性と有効性は、メタ解析でも確認されています。

紅麹による脂質代謝改善作用@メタ解析



脂質異常症に対する医薬品として、スタチン剤が広く利用されています。

しかし、スタチン剤では、10−15%に副作用が生じ、スタチン不耐症となり、服用中止となります。

そこで、スタチンと同等の効果があり、かつ副作用リスクが少ない、紅麹サプリメントが、脂質異常症の選択肢として注目されています。


今回の研究では、

紅麹含有複合サプリメントによる脂質異常症への作用が検証されました。

用いられたサプリメントは、
200mg紅麹(3mgモナコリン含有)、
500 mg ベルべリン、
10 mg ポリコサノール
の複合サプリメントです。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

軽症から中等度の脂質異常症患者60名を対象に、
(男性29名、女性31名、18歳〜60歳で、原発性脂質異常症で副薬歴ナシ)

・紅麹含有複合サプリメント投与群(30名)
・偽薬投与群(30名)

の2群について、24週間の介入が行われました。

(夕食後に1日1回の投与。)


開始時、4週、12週、24週の時点で評価が行われています。


解析の結果、

紅麹含有複合サプリメント投与群では、

4週後の時点において、

総コレステロール値

LDLコレステロール値の有意な減少が見出されました。

(それぞれ30.3% ± 33.9% と-29.4% ± 35.3%)

この効果は、12週後、24週後の時点でも継続して認められました。
(12週後;-26.7% ± 33.1% と-25.6% ± 31.5%)
(24週後:-24.6% ± 32.1% と-23.7% ± 32.6%)


また、
4週、12週、24週のいずれの時点でも、

両群間に有意差が認められました。


なお、
HDL、FBS、TGには有意差は認められていません。


その他、特に問題となる有害事象も示されませんでした。


以上のデータから、

軽症から中等度の脂質異常症に対して、

紅麹含有複合サプリメントによる改善効果が示唆されます。





最近では、下記の研究が報告されています。



コエンザイムQ10によるスタチン剤の副作用症状抑制効果




医薬品では、スタチン剤が広く処方されますが、スタチン剤は内在性コエンザイムQ10濃度を下げてしまうため、スタチン剤服用中にはコエンザイムQ10サプリメントの摂取が必須となります。


スタチン不耐症の脂質異常症患者に対して、紅麹投与による脂質代謝改善作用を示したランダム化比較試験も知られています。

(なお、スタチンおよび紅麹のいずれも、コエンザイムQ10との併用が有用です。)





コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。







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メイヨークリニックでCAM利用が増加 [2015年12月19日(土)]
メイヨークリニックにおいて、CAM(補完代替医療)の利用が増加しているという報告がありました。
(Am J Chin Med. 2015 Nov 30)



近年、CAM(補完代替医療)や伝統医療に基づく介入方法が先進国でも補完的に用いられるようになりました。

また、米国では、統合医療(Integrative Medicine)の理念は、メインストリームになっています。



今回の研究では、

米国の北西部に位置し、

米国を代表するアカデミックメディカルセンターのメイヨークリニックにおいて、

CAM利用に関する情報提供の状況が検証されました。


具体的には、

2006年7月1日から2011年3月末までの間に、

メイヨークリニックのCAMプログラムを受診した2680名のメディカルレコードが

後ろ向きに調べられています。



CAMプログラムで提供されたサービスは、

鍼、

マッサージ、

統合医療相談
(integrative medical consultations)

エグゼクティブ・ストレスマネージメントトレーニング

でした。


年齢、性別、人種、診断、治療/相談セッションの回数について解析されています。


まず、患者は、
平均年齢52.6±15.5歳、

男性26.9%、女性73.1%、

であり、

患者の多くは白人でした。


CAMプログラムに紹介された患者数は、

2007年から2010年にかけて顕著に増加していました。


主な診断は、

腰痛
(12.9%),

心理的障害
(11.8%),

関節痛
(9.6%)
でした。


腰痛の患者では、鍼治療が最もよく施行されており、

線維筋痛症患者では、マッサージが利用されていました。


心理的障害(ストレスなど)では、

統合医療の相談、

ストレスマネージメントトレーニングが行われています。



以上のデータから、


・メイヨークリニックのような米国のアカデミックメディカルセンターにおいて、
CAMの利用が顕著に増加していること、

・腰痛や心理的障害・ストレスといった高頻度にみられる病態に対して、CAMが利用されていること

が示唆されます。






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ケフィア発酵乳による骨代謝改善効果 [2015年12月18日(金)]
今月の科学誌に、ケフィア発酵乳による骨代謝改善作用を示した臨床研究が、台湾のグループ(National Chung Hsing University)から報告されていました。
(PLoS One. 2015 Dec 10)


牛乳・乳製品は、カルシウムの供給源であり、骨喪失の抑制や骨のリモデリング促進などに有用とされています。

(なお、一般に、アジア人など人種によっては、成人後の乳糖不耐症のため、牛乳としての消費は少なくなることもあります。)



ケフィアとは、発酵乳の1種であり、コーカサス地方を起原とする伝統食です。

ケフィアは各種の乳酸菌や酵母を含み、プロバイオティクスとしての作用を有することから,最近では、サプリメント/機能性食品素材に用いられるようになりました。



ケフィアグレインの乳酸菌によって産生される水溶性多糖類として、グルコースとガラクトースから構成されるケフィランkefiran(ガラクトグルカン)があり、多彩な機能性が知られています。

また、さまざまなペプチドも含まれており、抗凝固作用や抗菌作用、カルシウム吸収亢進といった機能性も示唆されています。


さて、今回の研究では、

ケフィア含有ミルクによる骨代謝への影響が検証されました。



具体的には、

6ヶ月間の二重盲検偽薬対照試験として、

骨粗鬆症患者40名を対象に、

・実薬群:ケフィア(1,600mg)サプリメント+炭酸カルシウム(1500mg)投与群、

・対照群:炭酸カルシウム単独投与群(ケフィアは非投与)

について、

骨代謝マーカーが1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の時点で測定され、

骨密度BMDが、脊椎骨、大腿骨、大腿骨頸部において、DXA法にて、開始時と6ヵ月後に測定されました。



解析の結果、

ケフィア投与群では、

介入前と比べて、投与後に、骨密度の有意な改善が認められました。



また、

血中βCTx(骨T型コラーゲンC末端テロペプチド分解産物の1種)は、

実薬群において、3ヵ月後以降に有意な低下(改善)が見出されました。


骨形成マーカーの血中オステオカルシンは、


ケフィア投与6ヵ月後の時点で改善が示されました。


その他、血中副甲状腺ホルモン値は、ケフィア投与群では有意に増加し、対照群では低下していました。


以上のデータから、

ケフィアサプリメント(ケフィア発酵乳由来成分含有サプリメント)による骨粗鬆症患者での骨代謝改善・骨密度改善作用が示唆されます。



DHCのサプリメントのうち、骨の健康維持に用いられる製品は、次の通りです。


生菌(せいきん)ケフィア 30日分
内側からすっきりと!生きたケフィアを手軽にたっぷり。ケフィア610mg配合
通常価格
\1,200(税込\1,296)



DHC自分でつくるケフィアヨーグルト
スッキリ快調! “手づくりでしか得られない”おいしい健康習慣
通常価格
\572(税込\617)




コツプレミアムCBP 30日分
CBPだけを高濃度に配合! 密度強化にプレミアムサプリ
通常価格
\1,429(税抜)



カルシウム+CBP 30日分【栄養機能食品(カルシウム)】
もっと太く丈夫に! CBP配合で、カルシウムがパワーアップ
通常価格
\440(税込\475)




カルシウム/マグ 30日分【栄養機能食品(カルシウム・マグネシウム)】
通常価格
\380(税込\410)





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コエンザイムQ10+セレンによる心機能への作用 [2015年12月17日(木)]
今月の生化学の専門ジャーナル(電子版)に、コエンザイムQ10とセレンサプリメントの投与による心機能への影響を調べた臨床研究が、北欧のグループから報告されていました。
(Biofactors. 2015 Dec 10.)



先行研究では、

コエンザイムQ10+セレンによる死亡率の低下と心機能の改善が示唆されています。

作用機序として、コエンザイムQ10によるATP産生能や抗酸化用、セレンによる抗酸化作用が考えられます。


今回の研究では、

高齢者の心機能に対するコエンザイムQ10+セレン投与の影響が検証されました。

具体的には、

4年間の介入試験として、

高齢者437名を対象に、

コエンザイムQ10+セレンが投与され、

酸化ストレスマーカーとして、コペプチン(copeptin)とアドレノメデュリン(adrenomedullin)が測定されました。

(コペプチンは、心機能低下のマーカーです。)
(アドレノメデュリンは、抗炎症作用を有する血管作動物質です。)

開始時、18ヵ月後、48ヵ月後の時点で採血が行われています。


コペプチンとMR-proADMの変化が評価されました。


また、

心血管疾患による死亡率に関して、
10年間のフォローアップが行われました。


解析の結果、

まず、偽薬群では、

実薬群に比べて、

介入の前後において、コペプチン値の有意な増加が認められました。
(from 9.4 pmol/L to 15.3 pmol/L)


両群間の比較では、

実薬群のほうが、偽薬群に比べて、

コペプチン値の増加は抑制されていました。
(P&#8201;=&#8201;0.031)


さらに、
実薬群では、

コペプチンが高い群でも低い群でも、いずれも心血管疾患死に対するリスク低減効果が見出されたということです。


その他、
MR-proADM値では、

対照群に比べて、

実薬群では、

上昇が有意に抑制されていました。
(P=0.026)


MR-proADM値が中央値よりも高い群でも、低い群でも、

いずれも、

実薬群では、心血管イベントによる死亡率が有意に低下していました。
(高い群P=0.0001, 低い群P=0.04)


以上のデータから、

高齢者に対するコエンザイムQ10+セレンサプリメントの4年間の投与は、

コペプチン値やMR-proADM値の増加を抑制し、

心保護作用を示し、

10年間の観察期間中、心血管疾患による死亡率を低下させることが示唆されます。




コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。


コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。




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妊娠中の葉酸サプリメント摂取による神経管欠損症リスク低下効果:メタ解析 [2015年12月16日(水)]
今月のコクランレビューに、妊娠中の葉酸サプリメント摂取による新生児の障害リスク低下効果を検証したレビューが、カナダのグループから報告されていました。
(Cochrane Database Syst Rev. 2015 Dec 14)



妊娠初期に葉酸サプリメントの摂取は、新生児の神経管閉鎖障害予防のために必須です。


厚労省も葉酸サプリメントの利用を推奨しています。


葉酸サプリメントは、

妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、

妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。

(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)


葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


なお、

葉酸サプリメントに関して、10年ほど前に発表された論文で、

大腸ポリープ切除後の患者で、葉酸サプリメントを1日あたり1000マイクログラム、3年間摂取した場合に、ごく少数にポリープの悪性化が認められたという報告があります。


しかし、その後の疫学研究では、葉酸は大腸がんリスクを低下させることが示されており、その他の研究でも、葉酸サプリメントの摂取と発がんとの関係は否定されています。

そのため、葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。



さて、今回の研究では、

葉酸サプリメントの摂取と、神経管閉鎖障害を含む乳児の神経系障害リスク低下との関連が検証されました。


具体的には、

2015年8月末までの医学データベースから、

神経管閉鎖障害や口蓋裂といった新生児の障害と葉酸サプリメントの関連を調べた研究が対象となり、


5報のデータ、

7391 名の女性

(うち、2033名は神経管障害NTDsの妊娠既往あり、5358名は既往なし) が抽出されました。



5報は、いずれかの葉酸と、非介入、偽薬、葉酸を含まない栄養サプリメント摂取群との比較であり、

うち1報は、

葉酸単独の投与と、

非投与あるいは偽薬との捕獲、


4報は、

葉酸を含む微量栄養素サプリメントと、

葉酸を含まない微量栄養素サプリメントの比較です。



解析の結果、

5報での6708の出生に関して、

葉酸サプリメント投与群は、

非投与群や偽薬群、あるいは葉酸を含まないビタミン・ミネラルサプリメント投与群と比べて、

神経管閉鎖障害(神経管欠損症・NTDs)のリスクが69%低下していました。
(RR 0.31, 95% CI 0.17 to 0.58)


サブ解析では、

葉酸サプリメントによるNTDリスク低下効果は、

1日あたり400マイクログラム(0.4mg)あるいはそれ以上の投与量であっても、

もしくは、

葉酸サプリメント単独投与でも、

他のビタミンやミネラルを含むサプリメントの投与でも同じでした。
(層別間での有意差ナシ)


なお、
口蓋裂や先天性心疾患、流産など、新生児や妊娠に関係するその他の障害や病態に関して、
葉酸サプリメント摂取との有意な関連は認められませんでした。


以上のデータから、

論文著者らは、

妊娠初期における葉酸サプリメントの摂取は、葉酸単独あるいは他のビタミンやミネラルとの併用により、
新生児における神経管閉鎖障害(神経管欠損症)リスクを有意に低下させる、と考察しています。



DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた葉酸サプリメント、ビタミンBサプリメントを製品化しています。


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また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



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(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
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(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))





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posted at 23:57 | この記事のURL
レスベラトロールによる骨格筋ミトコンドリア活性亢進作用 [2015年12月15日(火)]
応用栄養学の専門ジャーナルに、レスベラトロールによる骨格筋のミトコンドリア機能への影響を調べた臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(Appl Physiol Nutr Metab. 2015 Sep 11:1-7)



ミトコンドリア能は、

身体活動が不活発になると低下し、

運動トレーニングにより亢進します。



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。



先行研究では、

モデル動物において、レスベラトロールの高用量投与により、運動と同様の効果が示されました。


今回の研究では、
ヒト骨格筋のミトコンドリア能において、比較的低用量のレスベラトロールが、運動負荷とのシナジーをもたらすかどうか、検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検試験として、

健康な若年成人16名を対象に、

・500mgのレスベラトロール+10mgのピペリン投与群、

・偽薬投与群、

の2群について4週間の介入が行われています。

(ピペリンは、レスベラトロールの吸収効率を上げるために配合されています。)

被験者は、1週間あたり3回の運動トレーニングを受けています。

(利き腕ではないほうの上腕でのsubmaximalな負荷。反対側の上腕が対照。)


骨格筋のミトコンドリア能が、近赤外線分光法により測定されました。


解析の結果、

投与前から介入後のミトコンドリア能の変化は、

レスベラトロール+ピペリン投与群のトレーニング負荷の上腕と、

偽薬投与群のトレーニング負荷の上腕との間で有意差が認められたということです。
(p = 0.02)


ミトコンドリア能は、
レスベラトロール投与群では、
投与前と比べて介入後に40%増加し、

偽薬群では10%の増加でした。

なお、
トレーニングを行っていない上腕では、両群とも、ミトコンドリア能に有意な変化は認められていません。


以上のデータから、

比較的低い運動負荷との併用により、

レスベラトロールによる骨格筋でのミトコンドリア能の亢進作用が示唆されます。


臨床的な意義としては、
今後、高齢者におけるロコモティブ症候群の予防といった検証が期待されます。








レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


という報告が知られています。





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posted at 23:55 | この記事のURL
インスリン感受性の肥満には糖質制限食が有用 [2015年12月14日(月)]
今月の肥満研究の専門ジャーナル(電子版)に、肥満に対する糖質制限食・低炭水化物食と低脂肪食について、インスリン抵抗性、インスリン感受性の相違から有用性を調べた臨床研究が、米国のグループ(Stanford University Medical School)から報告されていました。
(Obesity. 2015 Dec 6)


三大栄養素のうち、血糖値を上げるのは、糖質・炭水化物のみです。

血糖値が上がると、インスリンが分泌され、脂肪への糖の取り込みが行われる結果、肥満を生じます。

脂質やたんぱく質の摂取は、血糖値に影響を与えないので、現在、糖質制限食・低炭水化物食が、2型糖尿病に対する食事療法の選択肢の一つとして認められています。

(ただ、相変わらず、2型糖尿病に対して、カロリー制限食・低脂肪食のみの指導を行っている医療機関も少なくないようです。

私の外来では、糖質制限食を選択肢として推奨しています。(もちろんケースバイケースですが)



さて、今回の研究では、

肥満に対して、
糖質制限食・低炭水化物食と低脂肪食の有用性の相違(反応性の違い)に関して、

インスリン抵抗性の有無から検証が行われました。


具体的には、

肥満の成人61名(BMI 28-40)を対象に、

糖質制限食と低脂肪食、

インスリン感受性とインスリン抵抗性の相違点から、4群に分けて、6か月間の介入試験が行われています。

介入開始時の炭水化物;脂質;タンパク質の比は、
44:38:18でした。

6か月後の時点では、

低脂肪食群は57:21:22

糖質制限食・低炭水化物食は22:53:25でした。

(いずれも、インスリン抵抗性群およびインスリン感受性群あり。)

解析の結果、

6か月間の介入後の減量幅は、

低脂肪食+インスリン抵抗性群:
7.4&#8201;±&#8201;6.0 kg

低脂肪食+インスリン感受性群:
10.4&#8201;±&#8201;7.8 kg

低炭水化物食+インスリン抵抗性群;
9.6&#8201;±&#8201;6.6 kg

低炭水化物食+インスリン感受性群;
8.6&#8201;±&#8201;5.6 kg

でした。

群間での有意差は見出されていません。


以上のデータから、

低脂肪食でも、低炭水化物・糖質制限食でも、

一定の体重減少効果が認められると考えられます。


また、低脂肪食(低カロリー食)と、低炭水化物・糖質制限食のどちらがより効果的かという点に関しては、インスリン感受性による、ということになります。

層別解析では、

インスリン感受性が保たれている肥満者では、糖質制限食・低炭水化物食が有用であり、

インスリン抵抗性を有する肥満者では、低脂肪食の有用性が示唆されます。



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



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posted at 23:53 | この記事のURL
ビタミンB群の摂取が多いとうつ病のリスクが低下する [2015年12月13日(日)]
今日は、日本統合医療学会@山口市の第2日目でした。

最初のセッションで、座長を務めさせていただきました。


さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、高齢者のうつ病リスクと食事由来のビタミンB群との関連を示した臨床研究が、カナダのグループから報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2015 Dec 9.)



高齢者のQOLの改善のために、うつ病リスクの軽減は重要なテーマです。


今回の研究では、

地域居住の高齢者において、

ビタミンB群(葉酸、ビタミンB6、B12)の摂取と、3年間のうつ病罹患率との関連が検証されました。


具体的には、

うつ病を有していない地域居住の高齢者1,368名(年齢74±4 歳、50.5% が女性)を対象に、

年1回のうつ病スクリーニング(GDS &#10878;11)もしくは抗うつ剤の服用と、

食事調査が行われています。

(ケベック栄養加齢縦断研究NuAgeの一環です。)


3年間の間に、170名の参加者がうつ病と診断されました。

交絡因子で補正後、

食事調査(3日間のリコール調査)の解析の結果、


ビタミンB6の摂取が、

三分位で最高群では、

女性でのうつ病リスクが43%低下していたということです。
(地域および健康因子での多変量解析)
(OR; 0.57, 95% CI 0.39-0.96)

(なお、摂取エネルギーで補正すると、この効果は減弱しています。)


また、
ビタミンB12の摂取が三分位で最高群の男性では、

うつ病リスクの58%低下が見出されました。
(OR 0.42, 95% CI 0.20-0.90)

そのほかの因子では有意な相関は示されませんでした。


以上のデータから、

地域居住高齢者において、

ビタミンB6あるいはB12の摂取によるうつ病リスク低減作用が示唆されます。


今後、介入試験による検証が期待される分野です。

なお、
先行研究では、ビタミンBのサプリメント投与による認知症リスク低下作用が示されており、

高齢者では、ビタミンBサプリメントの摂取は必須と考えます。


ビタミンB群投与による脳萎縮(灰白質萎縮)抑制効果と認知機能低下抑制効果


脳萎縮進行抑制効果を示した臨床研究

といった報告があります。


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葉酸
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また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
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慢性静脈不全に対するピクノジェノールの効果 [2015年12月12日(土)]
今日は、日本統合医療学会@山口市の第1日目でした。

冒頭、大会長から開会のあいさつがあり、なんでも、現職の内閣総理大臣からの祝電も届いているということでした。
(実際に、掲示されていました。)

また、
情報交換会(懇親会)の際、山口大学の学長の挨拶の中で、
12月は、山口市はクリスマス市になる、という説明がありました。
なんでも、ザビエルが宣教に来て、日本で最初にクリスマスを祝ったことに由来するそうです。


さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の循環器疾患の専門ジャーナルに、慢性静脈不全に対するピクノジェノールの効果を示した臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Int J Angiol. 2015 Dec;24(4):268-274.)


ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。


フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。


今回の研究では、

慢性静脈不全(chronic venous insufficiency (CVI))に対して、

ピクノジェノール、アンチスタックス(赤ブドウ葉乾燥エキス)、標準治療としての弾性ストッキング)の3つの介入方法が比較されました。

(弾性ストッキングが対照群です。)


具体的には、

慢性静脈不全患者183名を対象に、

ピクノジェノール(100mg/日)投与群

Antistax(360mg/日)投与群に分けて、

8週間の介入試験が行われ、

166名が試験を完了しました。


解析の結果、

介入後に、ピクノジェノール投与群において、

腫脹率の有意な減少(改善)、
(p&#8201;<&#8201;0.05)

皮膚への還流の有意な低下(改善)
(p&#8201;<&#8201;0.05)

が認められたということです。



また、
ピクノジェノール投与群において、

経皮的酸素分圧の有意な上昇(改善)、
(p&#8201;<&#8201;0.05)

足首の周囲長の有意な減少(改善)も見出されています。
(p&#8201;<&#8201;0.05)

さらに、

VASスケールによる症状の定量化が行われ、

ピクノジェノール投与群において、

疼痛および腫脹が有意に減少(改善)し、
(p&#8201;<&#8201;0.05)

かつ、
弾性ストッキングの利用率の有意な低下(改善)も認められました。


浮腫・むくみは、ピクノジェノール投与群においてのみ、40%減少しました。
(p&#8201;<&#8201;0.05)
(他の介入群では、顕著な改善は認められていません。)


許容性およびコンプライアンスは適切でした。

一方、弾性ストッキングによる圧迫法では、80%しか、適切に利用できておらず、特に、気温の高い日に適正な利用が低下していました。


経済性(費用対効果)の点からは、

ピクノジェノール投与群が、他の2群よりも有意に優れていたという結果でした。

(ピクノジェノール;96; 3.3 Euros、
アンチスタックス;132;1.4 Euros
圧迫法;149; 2.2 Euros)


以上のデータから、

下肢の静脈不全(下肢静脈瘤)に対するピクノジェノールの安全性・有効性・経済性が示唆されます。



DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
ピクノジェノール
を製品化しています。


DHCでは、医療用の弾性ストッキングも取り扱っています。

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