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植物エストロゲンの摂取による卵巣がんリスク低下:メタ解析 [2014年12月04日(木)]
がん予防研究の専門ジャーナルに、植物エストロゲンの摂取と、卵巣がんリスクとの関連を調べたメタ解析が報告されていました。
(Asian Pac J Cancer Prev. 2014;15(21):9085-91)




大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用も注目されています。



今回の研究では、

植物エストロゲンの摂取と、卵巣がんとの関連が検証されました。


具体的には、

2014年4月までの
主要医学データベース(PubMed, EMBASE, EBSCO, the Cochrane Library, CNKI and Chinese Biomedical Database)を用いて、

関連した研究が検索され、

10報の疫学研究が、メタ解析の対象となりました。



解析の結果、

植物エストロゲンの摂取量が多いと、

卵巣がんリスクが30%低下するという相関が見出されました。
(RR, 0.70; 95%CI: 0.56-0.87)



サブグループ解析では、


イソフラボン類の摂取は37%のリスク低下、
(RR: 0.63; 95%CI: 0.46, 0.86),


大豆食品では49%のリスク低下
(RR: 0.51; 95%CI: 0.39, 0.68)

アジア食の摂取では52%のリスク低下
(RR: 0.48; 95%CI: 0.37, 0.63)

でした。


以上のデータから、

大豆イソフラボンなど植物エストロゲン・ファイトエストロゲンの豊富な食事による卵巣がんリスク低下作用が示唆されます。







最近の研究では、次の報告があります。

植物エストロゲンによる更年期症状改善作用:メタ解析







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