眼科の専門ジャーナルに、ルテインサプリメントによる視機能への働きを調べた臨床研究が、報告されていました。
(
Invest Ophthalmol Vis Sci. 2015 Dec 1;56(13):8069-8074)
高齢者における視力障害の原因の一つである、
加齢性黄斑変性症(AMD)の予防・リスク低減に対して、ルテインサプリメントの推奨が広く受け入れられています。
具体的には、
AREDS(加齢性眼疾患研究, Age-Related Eye Disease Study)に基づいて、
加齢黄斑変性症(AMD)予防のためのサプリメントは、1日あたり次の推奨が行われています。
ルテイン10 mg(これ以上の用量も可能)
ゼアキサンチン2 mg(これ以上の用量も可能)
ビタミンC 500 mg
ビタミンE 400IU(まで)
その他に、亜鉛と銅。
ルテインに関して、に最近の研究では,
ルテインによる黄斑色素密度(MPOD)増加作用:メタ解析
ルテインによる視覚処理速度改善作用
という報告もあります。
さて、今回の研究では、
黄斑色素密度およびコントラスト感度に対するルテインサプリメントとオメガ3系必須脂肪酸の働きが検証されました。
具体的には、
12ヶ月間のランダム化オープンラベル試験として、
加齢黄斑変性症患者79名を対象に、
・ルテインサプリメント(10mg)+抗酸化サプリメント投与群、
・ルテインサプリメント(10mg)+抗酸化サプリメントに、オメガ3系必須脂肪酸を併用投与群
の2群について、6ヶ月間のサプリメント投与が行われ、
その後、6ヶ月、フォローアップが行われています。
解析の結果、
投与1ヵ月後の時点で、
血中ルテインとゼアキサンチン値は有意に増加し、
ルテイン群のほうでは、
6ヵ月後まで継続しました。
ルテイン群では、
投与前に比べて、
MOPD(黄斑色素密度)の有意な増加およびコントラスト感度の有意な亢進が認められました。
(P < 0.005)
一方、ルテイン+PUFAでは有意差は認められていません。
(P = 0.059)
また、視力に関しては、両群とも有意な変化は示されませんでした。
以上のデータから、
ルテインとオメガ3系必須脂肪酸との同時投与は、ルテインのバイオアベイラビリティを低下させることが示唆されます。
対策としては、
ルテインとオメガ3の摂取時間をあける、もしくは、食事と一緒にとる、といった方法が考えられます。
眼科領域のサプリメントについて、これまでの研究では、次の報告があります。
ルテインによる黄斑色素密度(MPOD)増加作用:メタ解析
ルテインによる視覚処理速度改善作用
オメガ3系脂肪酸によるドライアイ改善作用
魚油サプリメントによるドライアイ改善作用
オメガ3系脂肪酸+抗酸化サプリメントによるドライアイ症状改善作用
オメガ3系必須脂肪酸によるドライアイ改善メカニズム
オメガ3系必須脂肪酸によるマイボーム腺機能不全改善効果
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日本眼科学会も、加齢黄斑変性症治療ガイドラインにおいて、
AMD予防のために、ルテインサプリメントを推奨しています。
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