米国サンディエゴで開催されたサプリメントについてのカンファレンスでは、各講演者に対して
「あなた自身は、どのようなサプリメントを摂っているのか」
という質問が投げかけられていました。
サプリメントについての研究を行っている医師や研究者自身がどのようなサプリメントを摂っているのか、同じ医師・医療従事者として気になるのは米国も同じのようです。
今回のカンファレンスで、各分野の医師・研究者が、実際に自ら摂っているサプリメントの種類を述べているのを聞いていると、フィッシュオイル(魚油、DHA、EPA)とコエンザイムQ10が比較的共通しているサプリメントのようでした。
(比較的ベーシックな種類のみの人もいれば、それらに加えて、自分の目的にあわせてファイトケミカル類やハーブをいろいろと組み合わせている人もいました。)
コエンザイムQ10は、マルチビタミンなどと並んでほぼベーシックなサプリメント(年齢や性別に関係なく第一選択のサプリメント)といっていいと思います。
一般に、魚油(オメガ3系脂肪酸)については、平均的な日本人の食事には米国人の食事よりも含まれている量が多いと思います。
それでも、近年の研究では、オメガ3系脂肪酸の多彩な効能効果(動脈硬化予防・抗炎症作用・心臓病予防・うつ病予防など)が明らかになっていますので、確実に摂るためにサプリメントを利用するのも選択肢の一つとして考慮していいでしょう。
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