生薬学の専門ジャーナルに、上気道炎(URI)に用いられるハーブと医薬品の相互作用の可能性を検討したレビューが掲載されていました。
(Planta Med 2008; 74: 657-660)
論文では、URTに用いられるハーブ類について、それらの安全性およびチトクロームP450に対する影響が検証されています。
(一般に、URTに対するハーブ類は、免疫調節作用を介して効果を発揮すると考えられています。)
解析の結果、データが十分ではないハーブ成分が多い中で、エキナセアに関しては、予備的な結論が得られています。
具体的には、エキナセアは、P450阻害作用を有するものの、臨床的に有意な作用ではないという考察でした。
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