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超低炭水化物・地中海食による減量効果 [2011年10月17日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、超低炭水化物食の地中海食による減量効果を示した臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Nutr J. 2011 Oct 12;10(1):112.)



地中海食は、地中海地方の伝統食で、野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。


超低炭水化物は、近年の臨床研究によって、肥満および肥満に伴う合併症を改善する効果が示されています。


超低炭水化物食は、高脂肪・高タンパク食となるために、長期的なリスクに対する懸念もあります。


しかし、少なくとも短期・中期では、通常の標準治療食(低脂肪低カロリー食)より効率的な減量効果が示されています。


そのため、インスリン抵抗性を有する肥満を放置するよりは、超低炭水化物食による減量を試みるほうが、リスクベネフィットの点からも有用と考えられます。


ただし、高脂肪・高たんぱくとなるため、身体にいい脂肪・体に負担の少ないタンパク質を選ぶことが大切です。


さて、今回の研究では、地中海食をベースにした超低炭水化物(ケトン食)による肥満への効果が減少されました。



具体的には、18-65歳の肥満者106名(BMIは25以上、男性19名、女性87名、平均年齢48.49歳。被験者はRome council 勤務)を対象に、
緑野菜、オリーブオイル、魚、肉などを含み、良質のたんぱく質から構成され、炭水化物の含有量がほぼゼロの地中海食を中心とした食事が提供されました。


また、植物抽出物を含むハーブエキスも併用されています。


摂取カロリーに制限はなく、各種指標が6週間の介入前後で比較されました。




その結果、

BMIは有意に減少(31.45 Kg/m2 to 29.01 Kg/m2) (p<0.0001)、

体重も有意に減少(86.15 kg to 79.43 Kg) (p<0.0001)、

体脂肪率も有意に減少(41.24 % to 34.99 %)(p<0.0001)、

ウエスト周囲長も有意に減少(106.56 cm to 97.10 cm) (p<0.0001)、

総コレステロール値も有意に低下(204 mg/dl to 181 mg/dl) (p<0.0001)、

LDLコレステロール値も有意に低下(150 mg/dl to 136 mg/dl) (p<0.0001)、

中性脂肪値も有意に低下(119 mg/dl to 93 mg/dl) (p<0.0001)、

血糖値も有意に低下(96 mg/dl to 91 mg/dl) (p<0.0001)した

ということです。


また、HDLコレステロール値は、有意な増加(改善) (46 mg/dl to 52 mg/dl) (p<0.0001)を示しています。


なお、このとき、腎機能や肝機能に関連した指標(BUN, ALT, AST, GGT,血中クレアチニン)に有意な変化は認められていません。




以上のデータから、良質のタンパク質と脂質で調整された超低炭水化物の地中海食は、比較的短期間の投与であれば、腎機能や肝機能に影響を与えることなく、肥満や脂質異常症の改善に効果があると考えられます。







地中海食は、地中海地方の伝統食で、野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。



オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用の有効性も示されています。


オリーブオイルを多用する地中海食は、心臓病などの生活習慣病の予防効果を示し、抗炎症作用を有する抗炎症ダイエットであることがわかっています。





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