今日は、飛行機での移動日でした。
飛行機に搭乗後、CAの方から声をかけられました。
何でも、以前、私が、体調不良の訴えのあった乗客の対応にあたった際に、乗務されていたとか。
今日の搭乗者名簿で、私の名前があるのに気付いたとおっしゃっていました。
(私の座席エリアの担当ではないのに)わざわざあいさつに来てくれたようです。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
医学・鍼灸研究の専門ジャーナルに、米国の国防省・国軍における統合医療の利用状況に関する研究が、米国のグループ(United States Army, NATO HFM-195 Task Force)から報告されていました。
(
Med Acupunct. 2015 Oct 1;27(5):328-334.)
過去15年間、米国では、
補完代替医療(CAM)の利用が拡大し、現在では、エビデンスの構築されたCAMと、西洋医学とを合わせて提供する統合医療が実践されています。
これは、一般市民のみならず、米国の国軍・兵士の間でも同様です。
今回の研究では、
2005年から2009年までの期間について、
国防省(DoD)における統合医療サービス、各サービスの連携、統合医療分野での進行中の研究について、調査が行われました。
具体的には、
2005年と2009年のそれぞれの時点で、
国防省の医療施設14箇所を対象に、
補完代替医療および統合医療の状況に関して、
20項目からなる質問票による調査が行われています。
解析の結果、
2005年に比べて、
2009年の時点では、
国防省の医療施設で提供される補完代替医療(CAM)・統合医療(IM)サービスは着実に増加していました。
CAMの中では、
鍼、
バイオフィードバック、
栄養カウンセリング、
スピリチュアルヒーリング
が最も広く利用されていました。
また、財源は、
国防省の軍医総監から、
議会や各地区に移動していました。
以上のデータから、
米国の軍隊(国軍)の医療施設において、さまざまな補完代替医療が利用されていると考えられます。
DODでは、紛争地域への従軍後の帰還兵に対して、PTSD対策としてCAMを用いたり、慢性疼痛対策としてCAMを用いたりしているようです。
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