医学博士　蒲原聖可ブログ

本日、日本肥満学会の一般演題(口演)において、

「肥満に対するセルフケアとしての機能性食品・サプリメントの現状と課題」

として研究発表いたしました。



内容は、

まず、背景として、

・内閣府によると消費者の6割が健康食品を利用している、

・本年度から「機能性表示食品」制度が開始された、

を示し、


今回の目的として、

肥満に対するセルフケアとしての機能性食品・サプリメントの現状と課題の検討、

を説明、



方法は、

まず、消費者庁への機能性表示食品の届出が受理された製品のうち、肥満への訴求を行う機能性関与成分を抽出し、科学的根拠を検証したこと、

次に、日本人を対象にした肥満対策サプリメントに関する英文原著を検証した

と述べました。



結果は、

（１）機能性表示食品

・2015年9月29日現在、95品目が機能性表示食品として受理．

・21品目が肥満、体脂肪、内臓脂肪に対する訴求．

・機能性関与成分：

食品の区分：サプリメント形状　6種類9品目
　ラクトフェリン、キトグルカン、イソフラボン、ティリロサイド、グラブリジン含有甘草抽出物、エピガロカテキンガレート（ＥＧＣｇ）．
食品の区分：その他加工食品　2種類12品目
　酢酸、ガセリ菌SP株.

（２）日本人での抗肥満サプリメント

・日本人肥満者での有用性が英文原著にて報告された成分は、コレウス・フォルスコリ(フォースコリー)、茶カテキン、ガルシニア・カンボジア、L-カルニチン等、
でした。



ちなみに、ＤＨＣのサプリメント製品は、下記になります。

●機能性表示食品：届出番号(A94)　

【エクササイズダイエット】「3％グラブリジン含有甘草抽出物」

「本品には3％グラブリジン含有甘草抽出物が含まれます。3％グラブリジン含有甘草抽出物は、肥満気味の方のお腹の脂肪（内臓脂肪）・体脂肪を減らすことをサポートし、高めのBMIの改善に役立つことが報告されています。」


●日本人での抗肥満サプリメント：原著論文

フォースコリー(コレウス・フォルスコリ)
(フォースコリーの安全性・有効性に関する研究)




考察として、
サプリメントがセルフケアとして利用されており、安全性、有効性、経済性の点から啓発が求められる、

としました。


私の立場は、

サプリメント・機能性食品の適正使用は、健康寿命の延伸に寄与し、健康創生産業の活性化を通じて地域活性化も可能であり、

健康長寿社会の実現に向けてＤＨＣのサプリメントが果たす社会的役割


を考えています。




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