今日の午後、カイロプラクティックの施術を受けに行ってきました。
私の場合、西洋医学(内科あるいは整形外科)的なアプローチでは、改善しない(適応ではない)症状なのですが、(きちんとした)カイロプラクティックの施術では顕著に改善が見られます。
さて、今月の薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、ダイダイ(橙)成分による交感神経賦活作用を示した基礎研究が、米国のグループから(U.S. FDA)報告されていました。
(
Toxicol Appl Pharmacol. 2012 Apr 13.)
ダイダイ(橙、学名:
Citrus aurantium、英名:ビター・オレンジ)は、交感神経賦活作用を有するシネフリン等を含み、ダイエット訴求の機能性食品素材として用いられています。
(米国では、ダイダイ/シネフリンが、エフェドラ/エフェドリンの代用サプリメント成分として広く認知されています。)
今回の研究では、橙抽出物およびシネフリンによる心血管系への作用が調べられました。
具体的には、Sprague-Dawley雌ラットを用いて、
・6%シネフリン含有抽出物、
・95%シネフリン含有抽出物、
のいずれかを、
1日あたり10mgあるいは50mg シネフリン/kg 体重の用量で、
28日間投与が行われています。
アウトカムとして、心拍数や血圧、体温、QT間隔などが測定されました。
解析の結果、
シネフリンの投与は、いずれの用量(橙抽出物あるいは純シネフリン)でも、
心拍数を増加させ、
血圧を上昇させました。
このとき、95%シネフリン投与群よりも、橙抽出物(5%シネフリン)投与群のほうが、大きな変化を示したことから、シネフリン以外の成分による交感神経への作用が示唆されます。
また、心拍数や血圧に見られた変化は、ダイダイ/シネフリンにカフェインを使いした場合により大きくなったということです。
このように、ダイダイ(シトラス・アランチウム)/シネフリンは、交感神経機能を亢進することから、いわゆる燃焼系ダイエットサプリメントになります。
一方で、心拍数や血圧の変化を介して、心血管系に負担をかけるため、基礎疾患がある場合には用いるべきではないでしょう。
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血圧が気になるわたしは、食べ過ぎに注意したほうがいいのかなぁと、少し気になりました。