臨床老年学研究の専門ジャーナルに、PS(ホスファチジルセリン)による認知機能改善作用を示した臨床研究が、イスラエルのグループから報告されていました。
(
Clin Interv Aging. 2013;8:557-63.)
今回の研究では、大豆由来のPS(ホスファチジルセリン、phosphatidylserine)による高齢者での認知機能への影響が調べられています。
具体的には、
記憶機能に訴えのある高齢者30名(50歳〜90歳)を対象に、
1日あたり300mgのPSを12週間投与し、安全性と有効性の検証が行われました。
認知機能は、
Rey Auditory Verbal Learning Test (Rey-AVLT)や
computerized test battery
で評価されています。
解析の結果、
大豆由来PSサプリメント投与では、
記憶に関する認知機能において有意な改善作用が見出されたということです。
(memory recognition (P = 0.004), memory recall (P = 0.006), executive functions (P = 0.004), mental flexibility (P = 0.01))
Rey-AVLTによる評価でも、認知機能の有意な改善が認められました。
(total learning and immediate recall, P = 0.013 and P = 0.007, respectively)
安全性を調べた結果、
想定外の作用として、
PS投与による収縮期血圧および拡張期血圧の有意な低下が見出されました。
PS投与は、安全性が高く、有害事象は示されていません。
以上のデータから、
記憶能に関する訴えのある高齢者において、
大豆由来ホスファチジルセリン(PS)サプリメントの投与は、記憶に関連する認知機能の改善作用を示すと考えられます。
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