サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ラベンダー+カモミールのアロマセラピーが熱傷患者の不安と睡眠を改善する [2020年01月04日(土)]
熱傷研究の専門ジャーナル(電子版)に、熱傷患者において、ラベンダー+カモミールのアロマセラピーの有用性を示した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(Burns. 2019 Dec 16.)

アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。

熱傷患者では、不安や睡眠障害への対応が重要です。


今回の研究では、

熱傷患者において、

ラベンダーとカモミール精油を用いたアロマセラピーマッサージによる不安と睡眠への作用が検証されました。


具体的には、

熱傷患者105名を対象に、

・対照群、

・プラセボマッサージ施行群、

・アロマオイルマッサージ施行群

の3群について、

介入は、

1回20分のセッションを1週間に3回、就寝前に実施し、


対照群は、日常の日常的なケアのみを受けました。


アウトカムとして、

不安スケール(Persian version of Spielberg's anxiety scale)
および
睡眠の評価(PSQI)

が調べられました。


解析の結果、

アロマセラピーマッサージにより、

不安の有意な改善、
(P<0.001)

睡眠の質の有意な改善
(P=0.027)

が見出されました。

以上のデータから、

熱傷患者において、

ラベンダー+カモミール精油によるアロマセラピーマッサージが、不安の軽減や睡眠の改善に有用であると示唆されます。



日本でも、アロマテラピーに関連する資格や経験を持っているナースなどの医療従事者が、医療機関でアロマテラピーを行っていることがあります。



アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。



最近の研究では、

アロマセラピーによる認知症改善作用



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、

日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。








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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:55 | この記事のURL
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