サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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魚類と乳製品の摂取がフレイルリスクを低減:亀岡スタディ [2019年11月07日(木)]
栄養学の専門ジャーナルに、日本人高齢者におけるタンパク質の摂取とフレイルリスクとの関連を調べた疫学研究が、国立健康栄養研究所のグループから報告されていました。
(Nutrients. 2018 Jan 13;10(1). pii: E84.)


フレイル/サルコペニアの予防と改善には、タンパク質、ビタミンD、HMB、葉酸の十分な摂取が有用です。

さて、今回の研究では、

日本人高齢者におけるタンパク質の摂取と、フレイルリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

2011年の時点での横断研究として、

男性3,843名、女性4,331名を対象に、

25項目の基本チェックリスクから、タンパク質の摂取(魚介類、肉類、乳製品、卵、大豆製品)と、

フレイルリスクとの関連が調べられています。

(京都府亀岡市での疫学研究である亀岡スタディの一環です。)


解析の結果、

まず、
男性において、
魚類の摂取の4分位で、最小群に比べて、

最大群では、フレイルリスクが36%有意な低下が見出されました。
(PR 0.64, 95% CI, 0.42, 0.99)

また、
女性では、
四分位の第2群と第3群では、

それぞれ、39%と36%のリスク低下が見出されました。
(PR 0.61, 95% CI, 0.43, 0.85; PR 0.64, 95% CI, 0.46, 0.91)

次に、

乳製品摂取の4分位のうち、

女性での第3群では、フレイルリスクが有意に低いという相関が認められました。
(p-value = 0.013)


以上のデータから、

日本人高齢者において、

魚類及び乳製品の摂取によるフレイルリスク低減が示唆されます。



フレイルは、高齢による虚弱に近い概念ですが、
身体的な機能の低下だけではなく、社会的、精神的な活力/機能の低下も含む概念です。

フレイルは、
「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」
と定義されます。

もともとは、老年医学の分野で使われる「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。
「Frailty」を訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになりますが、介入による可逆性を示すために、あえてカタカナのフレイルという表現が使われています。

先行研究では、次の報告があります。

フレイルは認知症リスクを高める@イタリア

フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー



高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:52 | この記事のURL
豆腐による骨代謝改善作用@閉経後の女性 [2019年09月22日(日)]
今月のミネラル代謝研究の専門ジャーナル(電子版)に、豆腐の摂取による骨代謝への作用を検証した臨床研究が、中国のグループ(Xiamen University)から報告されていました。
(Calcif Tissue Int. 2019 Sep 5.)


大豆には、大豆イソフラボン、カルシウム、たんぱく質が含まれており、

閉経後の女性における骨ターンオーバーや骨密度(BMD)の改善作用が考えられます。

また、
先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ


さて、今回の研究では、

閉経後の中国人女性において、

豆腐摂取による骨の健康への作用が検証されました。


具体的には、

50-65歳の閉経後の女性300名を対象に、

・1日あたり100gの乾燥豆腐摂取群、

・対照食(rice cake)群

の2群について、2年間の介入が行われ、

腰椎と右近位大腿骨のBMDがDXA法にて測定されました。

また、骨代謝マーカーも調べられました。

(血中アルカリフォスファターゼ (ALP), bone Gla protein (BGP、オステオカルシン) 尿中1型コラーゲン架橋N-テロペプチド(N-telopeptide cross-links of collagen normalized for creatinine, NTX/CRTが測定されています。)



血中イソフラボン値は、HPLCで分析されました。

解析の結果、

2年間の乾燥豆腐摂取群では、

腰椎のBMDの有意な上昇、

尿中NTX/CRT値の有意な低下、

血中イソフラボン値の有意な上昇

が見出されたということです。


なお、

乾燥豆腐摂取群では、

右近位大腿骨BMD や 血中ALP、オステオカルシンでの有意な変化は検出されませんでした。


以上のデータから、

閉経後の中国人女性において、

乾燥豆腐摂取による骨代謝改善作用が示唆されます。



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。

最近の研究として、次の報告が知られています。



大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ



大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ



DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:54 | この記事のURL
フレイルは障害リスクと有意に相関:メタ解析 [2019年09月08日(日)]
公衆衛生学の専門ジャーナルに、フレイルと、障害リスクとの関連を検証したメタ解析が報告されていました。
(Public Health. 2019 Aug 24;175:90-100.)



フレイルは、高齢による虚弱に近い概念ですが、

身体的な機能の低下だけではなく、社会的、精神的な活力/機能の低下も含む概念です。

フレイルは、

「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」

と定義されます。


もともとは、老年医学の分野で使われる「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。

「Frailty」を訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになりますが、介入による可逆性を示すために、あえてカタカナのフレイルという表現が使われています。


先行研究では、次の報告があります。

フレイルは認知症リスクを高める@イタリア


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


フレイルは、高齢者の障害のリスクと考えられます。


そこで、

今回の研究では、

地域居住高齢者において、

フレイルと、障害リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase, Web of Science, and CENTRAL)

2000年以降の収載論文から、フレイルと障害発生との関連を調べたコホート研究が検索され、

18報のコホート研究から、
88,906名のデータがメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

障害リスクは、

非フレイル群に比べて、

プレフレイル群では66%のリスク上昇
(RR; 1.66 (1.49-1.85))

フレイル群では2.53倍のリスク上昇という相関が見出されました。
(RR; 2.53 (2.01-3.14) )


層別解析では、

フレイル群の被験者数が1,000名以上の研究では、障害リスクが2.78倍、
(RR = 2.78, 95% CI = 2.04-3.14)

1000名未満では障害リスクが1.91倍
(RR = 1.91, 95% CI = 1.53-2.37)
でした。


以上のメタ解析から、

地域居住高齢者では、

フレイルあるいはプレフレイルは、将来の障害のリスクであることが示唆されます。

したがって、
フレイルの予防や改善に対して、社会的、身体的な介入が必要と考えられます。





高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを










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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:55 | この記事のURL
日本人高齢者での筋骨格系障害に対する治療の選択 [2019年08月30日(金)]
理学療法研究の専門ジャーナルに、日本人高齢者において、筋骨格系の症状や疾病に対して、医療やケアのための行動様式を調べた調査研究が、浜松医科大学のグループから報告されていました。
(J Phys Ther Sci. 2019 Jul;31(7):536-539.)


今回の研究では、

地域居住の日本人高齢者において、

筋骨格系の障害や疾患に対する治療やケアの行動様式が調べられました。


具体的には、

70歳状の地域居住高齢者1,084名

質問票が郵送され、

骨折、脱臼、ねんざ、あざ、肩こり、腰痛、急性筋肉/関節痛、慢性筋肉/関節痛、日常の疲労に対する対応/行動が調べられています。


調査の結果、

骨折、脱臼、ねんざ、あざ、腰痛、急性筋肉/関節痛、慢性筋肉/関節痛に対して、最もよく選択されていたのは、

総合病院やクリニックでした。

ついで、柔道整復(いわゆるほねつぎ)が選ばれていました。

それらに続いて、

鍼、カイロプラクティック、マッサージのクリニック/施術院となっていました。


なお、
肩こりや日常の疲労については、いずれの施設にもかかっていませんでした。

以上、今回の調査から、

日本での地域居住高齢者では、筋骨格系の症状や疾病に対して、医療機関(病院やクリニック)、柔道整復、鍼、カイロプラクティック、マッサージにかかっていることが示唆されます。

医療機関では保険対象になること、
また、(療養費の不正請求が社会問題になっていますが)まだまだ柔道整復(ほねつぎ)も利用されている現状が示唆されます。

鍼治療は、健康保険の対象になるにはいろいろな条件があり、自費が多いと考えられます。

また、カイロプラクティックは、欧米では法制化された補完療法として確立していますが、日本では、そうではなく、玉石混淆が問題になります。


カイロプラクティックは、米国発祥であり、欧米やオセアニア諸国では法制化されています。

頸部痛や腰痛といった筋骨格系の症状に対する介入が中心です。

また、スポーツ選手/アスリートのコンディションの維持のために、スポーツカイロプラクティックがあり、

小児や妊婦など、幅広い対象があります。



来年の東京オリンピックでも、ポリクリニックには、カイロプラクティックが導入されると聞いています。

(ちなみに、前回のリオ五輪では、アメリカの選手団に同行した医療チームの責任者は、整形外科医ではなく、カイロプラクター/ドクターオブカイロプラクティック、DCでした。)



下記のような研究を見ると、健康寿命延伸にも貢献すると考えられます。

カイロプラクティックは感覚運動機能の改善を介して高齢者の転倒リスクを低減する




カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。



ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
適度なアルコール摂取が大腿骨骨折リスクを減らす@米国女性 [2019年08月19日(月)]
臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、米国の大規模な疫学研究に基づいて、アルコールの摂取と大腿骨骨折との関連を検証した研究が報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2019 Jul 9.)


先行研究では、

アルコールの摂取と、大腿骨骨折との関連が示唆されてきました。


今回の研究では、

米国の男女を対象にした2つの大規模なコホート研究において、

アルコールの摂取と、大腿骨骨折との関連が検証されました。


具体的には、

Nurses' Health Studyの一環として、

1980年と2014年の間の間に、閉経後の女性75,180名を調査した研究と、

Health Professionals Follow-Up Studyの一環として、

1986年から2014年の間に、50歳以上の男性38,398名を対象に、


約4年ごとに食事調査が行われ、

大腿骨骨折との関連が調べられました。


解析の結果、


女性では2360名、

男性では709名

において、大腿骨骨折が見出されました。


女性では、

アルコール非飲酒者の群に比べて、

1日あたり5グラム未満の群では、11%のリスク低下、
(RR; 0.89, 95% CI: 0.80, 0.99)

5gから10グラムの摂取群では、
19%のリスク低下
(RR; 0.81, 95% CI: 0.70, 0.94)

10gのから20gの摂取群では、
17%のリスク低下
(RR; 0.83, 95% CI: 0.71, 0.96)

20g以上の摂取群では、
7%のリスク低下傾向
(RR: 0.93, 95% CI: 0.78, 1.10)

という相関が見出されました。


一方、男性では、

大腿骨骨折リスクは、
アルコール摂取との間に線形のリスク低減の相関が見出されました。
(P-trend = 0.002)

非飲酒者群に比べて、

10 g/d to <20 g/dの摂取群では、
0.77 (95% CI: 0.59, 1.01)

20 g/d to <30 g/d,
0.69 (0.49, 0.96),

30.0 g/d or more
0.67 (0.48, 0.95)
という相関でした。


女性において、

大腿骨骨折リスク低減と最も有意に相関していたアルコール飲料は、

赤ワインであり、

41%のリスク低下が見出されました。
(RR per serving = 0.59; 95% CI: 0.45, 0.79)

一方、男性では、
特定のアルコール飲料との相関は認められませんでした。


以上、米国での2つの大規模コホート研究から、

アルコール飲料の非摂取群に比べて、

適度のアルコールの摂取は、大腿骨骨折リスク低下との関連が示唆されます。


特に、女性では赤ワインの摂取と、大腿骨骨折リスク低下との相関が見出されました。


ビールで認知症を予防する!?


DHCビールは、各種のオリジナルビールを揃えています。







65歳以上の日本人女性が要介護となる原因の1位は認知症、2位は骨折・転倒です。

そのため、女性の健康寿命の延伸には、認知症と骨折・転倒対策が最も重要と考えられます。


転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



マグネシウムが女性の健康寿命を延長する


ビタミンDサプリメントによる健康寿命の延伸


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:58 | この記事のURL
ビタミンDサプリメントが軍隊の女性隊員における疲労骨折を減少:系統的レビュー [2019年07月06日(土)]
今月のスポーツ健康に関する専門ジャーナル(電子版)に、軍隊において、ビタミンDサプリメントの有用性を検証した系統的レビューが、カナダのグループ(University of Western Ontario)から報告されていました。
(Sports Health. 2019 Jul 3)



ビタミンDは、筋骨格系への働きのため、軍隊での研究においても重要な栄養素です。




今回の系統的レビューでは、

軍隊の隊員において、

ビタミンDサプリメントによる血中ビタミンD値(25(OH)D)および筋骨格系の機能への作用が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(MEDLINE, EMBASE, CINAHL, SportDiscus, Cochrane Library databases)

4報のRCTが質的解析の対象となりました。


まず、

1日あたり2,000IUのビタミンDサプリメントの投与により、

血中ビタミンD値の有意な増加が認められました。
(mean difference = 3.90 ng/mL; 95% CI, 0.22-7.58)

また、
海軍の女性新兵では、

1日あたり800 IUのビタミンDと2,000mgのカルシウムサプリメントの投与によって、

疲労骨折が23%有意に減少したということです。
(risk ratio, 0.77; 95% CI, 0.62-0.95)

(特に、脛骨骨折が減少しました。)



以上の系統的レビューにより、

軍隊の隊員において、

ビタミンDサプリメントによる血中ビタミンD値の上昇の効果
(特に、潜水艦の隊員)


ビタミンDとカルシウムの併用による女性隊員での疲労骨折のリスク低減効果が示唆されます。



以上のデータから、自衛隊員や機動隊、警察、消防など身体的負荷の大きな現場では、

ビタミンDサプリメントは必須といえるでしょう。


まあ、健康寿命の延伸の視点からもビタミンDサプリメントは重要です。

65歳以上の日本人女性が要介護となる原因の1位は認知症、2位は骨折・転倒です。

そのため、女性の健康寿命の延伸には、認知症と骨折・転倒対策が最も重要と考えられます。


転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



マグネシウムが女性の健康寿命を延長する


ビタミンDサプリメントによる健康寿命の延伸


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを









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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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posted at 23:56 | この記事のURL
HMBが高齢者のサルコペニアを予防する:系統的レビュー [2019年06月18日(火)]
栄養学の専門ジャーナルに、HMBによる高齢者のフレイル/サルコペニアへの有用性を検証した系統的レビューが、オーストラリアのグループ(University of Melbourne and Western Health)から報告されていました。
(J Nutr Health Aging. 2019;23(2):145-150.)




要支援・要介護となる主な原因に、フレイル(高齢による虚弱)があります。

フレイルに関連した病態として、サルコペニア(筋肉減弱症)があげられます。

フレイル/サルコペニアは、高齢者での転倒/骨折の原因となることから、

健康寿命の延伸(要支援、要介護予防)のためには、サルコペニアの予防が重要です


HMB(エイチエムビー、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸、β-Hydroxy-β-Methylbutyric acid)とは、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の1つのロイシンの代謝産物です。

HMBは、体内でロイシンから産生され、筋肉の合成促進と分解抑制因子の作用を有し、筋力の亢進や筋肉量の増大の働きを有しています。

体内でのHMBの生成は、摂取したロイシンの数%ほどと少ないので、サプリメントとしてHMBを利用する方法があります。


今回の系統的レビューでは、

フレイル/サルコペニアを有する高齢者の筋肉量や筋力に対するHMBの有用性が検証されました。


具体的には、主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Medline, EMBASE, CINAHL, LILACS, Web of Science, Cochrane and Scopus databases)

60歳以上のフレイル/サルコペニア高齢者に、HMBを投与し、

体組成や筋力、筋肉量など関連指標を調べたランダム化比較試験(RCT)が検索され、

3報のRCT、

203名のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

HMBの投与により、

筋肉量(除脂肪体重)、筋力、機能の有意な改善が認められたということです。



フレイル/サルコペニアは、高齢者での転倒/骨折の原因となることから、

健康寿命の延伸(要支援、要介護予防)のためには、サルコペニアの予防が重要です

そのためには、適切な食事つと運動に加えて、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分を栄養補助食品として併用することが有用とされています。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



DHCでは、ロイシン由来HMBサプリメントや、ロイシン含有アミノ酸サプリメントを製品化しています。


HMB(エイチエムビー) 30日分

美しく健康的なスタイルを目指す方に! 効率よく理想的なメリハリを





アミノ酸 15日分
9種類の必須アミノ酸をバランス補給! 水なしで摂れるパウダータイプ




高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:57 | この記事のURL
大豆が乳がんサバイバーの骨折を予防@上海乳がんサバイバー研究 [2019年06月08日(土)]
今月のがん研究の専門ジャーナルに、乳がんサバイバーにおいて、大豆や大豆イソフラボンの摂取が多いと、骨折リスクが低下するという研究が、中国のグループから報告されていました。
(JNCI Cancer Spectr. 2019 Jun;3(2):pkz017.)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ


さて、今回の研究では、

乳がんサバイバーにおいて、

骨折の発症と、大豆食品の摂取、運動、BMIとの関連が検証されました。


(上海乳がんサバイバー研究Shanghai Breast Cancer Survival Studyというコホート研究の一環です。)

乳がんサバイバーと大豆食品の摂取:上海乳がんサバイバー研究



具体的には、
前向きコホート研究として、

乳がんサバイバー4139名を対象に、
(stage 0-III 、閉経前1,987名、閉経後 2,152名)

乳がん診断後の18ヵ月、3年、5年、10年の時点での骨折の評価が行われ、

大豆イソフラボンの摂取と運動が、がん診断6ヶ月後と18ヶ月後の時点で調べられました。

BMIは、開始時に調べられています。

解析の結果、
まず、

骨粗鬆症性骨折の罹患率は、

閉経前患者では2.9%
閉経後では4.4%

でした。

次に、

大豆イソフラボンの摂取との関連では、

閉経前の乳がんサバイバーにおいて、

イソフラボンの摂取が多いと、

骨折のリスクが78%低下していました。
(HR&#8201;=&#8201;0.22, 95%CI&#8201;=&#8201;0.09 to 0.53, 大豆イソフラボンの摂取量が56.06 mg/d 以上、vs 31.31未満; P trend < .001)


一方、

閉経後の女性では有意な変化は澪t目られませんでした。
(P interaction < .01)


次に、
BMIとの関連では、

過体重は、普通体重に比べて、

閉経後の女性では、骨折の有意なリスクでしたが、
(HR = 1.81, 95% CI = 1.04 to 3.14)

閉経後では、骨折リスクは低下傾向でした。
(HR&#8201;=&#8201;0.67, 95% CI&#8201;=&#8201;0.43 to 1.03; P interaction = .01)

運動は、

閉経後の女性において、

骨粗鬆症性骨折と、有意な負の相関が見出されました。

(HR = 0.56, 95% CI&#8201;=&#8201;0.33 to 0.97, for metabolic equivalents hours &#8805;12.6 vs <4.5)


以上のデータから、

乳がんサバイバーの女性において、

大豆イソフラボンの摂取が多いと、
骨折リスクが予防できることが示唆されます。



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エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ビタミンDがアスリートの下肢筋力を強化する:メタ解析 [2019年05月08日(水)]


科学誌プロスワンに、ビタミンDサプリメントによるアスリートの上下肢の筋力への作用を検証したメタ解析が、中国のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2019 Apr 30;14(4):e0215826.)


ビタミンDは、腸管からのカルシウム吸収を促進することから、骨の健康に有用であることが知られています。

一方、
骨格筋にも、ビタミンD受容体が存在することから、ビタミンDが、骨格筋に直接作用することが考えられています。

実際、ビタミンDサプリメントが転倒リスクを低減することが報告されています。


これまでの研究では、

運動選手/アスリートにおけるビタミンDサプリメントの筋力や筋機能への作用についてさまざまなデータが示されてきました。


そこで、今回の研究では、

ビタミンDサプリメントによるアスリートの筋力への作用についてメタ解析が行われました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて
(PubMed, EMBASE, Cochrane Library, Web of Science)

ランダム化比較試験(RCT)あるいは対照試験が検索され、

8報のRCTから、アスリート284名のデータが解析の対象となりました。

解析の結果、

まず、

全般的な筋力アウトカムでは、

ビタミンDサプリメントによる有意な影響は検出されませんでした。
(SMD 0.05, 95% CI: -0.39 to 0.48, p = 0.84)

次に、

サブグループ解析では、

ビタミンDサプリメント投与群において、

下肢筋力の有意な亢進が見出されました。
(SMD 0.55, 95% CI:0.12 to 0.98, p = 0.01)

一方、
上肢筋力や
(SMD -0.19, 95% CI:-0.73 to 0.36, p = 0.50)

筋の瞬発力では、
(SMD 0.05, 95% CI:-0.24 to 0.34, p = 0.73)

有意差は検出されませんでした。


ビタミンDサプリメントの効果は、

室内トレーニングのアスリートにおいて、

より顕著に見出されたということです。
(SMD 0.48, 95% CI:0.06 to 0.90, p = 0.02)



以上のデータから、

アスリートにおいて、

ビタミンDサプリメントの投与による下肢筋力の強化作用が示唆されます。


アスリートでは、

ビタミンDやアミノ酸、HMBなどのサプリメントの利用が推奨されます。

また、
冬期の風邪の予防にも、免疫調節作用のあるビタミンDサプリメントの有用性が期待されます。


DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。




要支援・要介護となる主な原因に、フレイル(高齢による虚弱)があります。

フレイルに関連した病態として、サルコペニア(筋肉減弱症)があげられます。

フレイル/サルコペニアは、高齢者での転倒/骨折の原因となることから、

健康寿命の延伸(要支援、要介護予防)のためには、サルコペニアの予防が重要です

そのためには、適切な食事つと運動に加えて、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分を栄養補助食品として併用することが有用とされています。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


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ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。




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高齢者の筋肉量の増大と筋力の向上にたんぱく質+抵抗性運動が有用:メタ解析 [2019年04月29日(月)]
老年栄養学の専門ジャーナルに、高齢者において、レジスタンス運動にたんぱく質の併用を行う場合の有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、中国のグループ(Fourth Military Medical University)から報告されていました
(J Nutr Health Aging. 2019;23(5):451-458.)


要支援・要介護となる主な原因に、フレイル(高齢による虚弱)があります。

フレイルに関連した病態として、サルコペニア(筋肉減弱症)があげられます。

フレイル/サルコペニアは、高齢者での転倒/骨折の原因となることから、

健康寿命の延伸(要支援、要介護予防)のためには、サルコペニアの予防が重要です

そのためには、適切な食事つと運動に加えて、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分を栄養補助食品として併用することが有用とされています。


先行研究では、

加齢によるこれらの変化に対して、


たんぱく質の摂取と、レジスタンス運動が、それぞれ有用であることが示されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

高齢者において、

たんぱく質の摂取と、レジスタンス運動の組み合わせによる、

筋肉量の低下、筋力の低下、筋機能の低下の抑制に対する有用性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて
(PubMed, MEDLINE, Embase)

2018年5月までの収載論文が検索され、

21報のRCTから、1,249名のデータが解析の対象となりました。



解析の結果、

高齢者において、
たんぱく質の摂取と、レジスタンス運動の組み合わせは、

筋肉量の有意な増大および筋力の有意な向上を示しました。



除脂肪体重の有意な増加、
0.23 kg (95% CI: 0.09, 0.38; P=0.002),

ASMM (appendicular skeletal muscle mass) の有意な増加、
0.39 kg (95% CI: 0.14, 0.64; P=0.002),

握力の有意な増大、
0.29 kg (95% CI: 0.08, 0.50; P=0.008)

膝伸展筋力の有意な増大
0.27 kg (95% CI: 0.06, 0.47; P=0.013)

レッグプレス力の有意な増大
0.33 kg (95% CI: 0.01, 0.64; P=0.04)

が認められした。

一方、

筋機能では有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

高齢者において、

レジスタンス運動の単独に比べて、

レジスタンス運動と、たんぱく質の摂取の併用群により、

筋肉量の有意な増加及び筋力の有意な向上が示唆されます。



サルコペニアの対策には、バランスの取れた食事と適切な運動、というのが定番です。

しかし、シニア層では、少食や長年の食習慣があり、食事からだけで、必要な機能性食品成分を摂るというのは非現実的と考えています。





フレイル(高齢による虚弱)というのは、単に、身体的な能力の低下だけではなく、心理的、社会的な側面も含めた概念です。

サルコペニアは、フレイルにおいて、主に身体機能に影響する病態であり、高齢者の低栄養が原因です。

低栄養といっても、エネルギー(カロリー)が足らないというよりは、たんぱく質、ビタミンD、HMBといった、筋肉の維持に必要な栄養素が不足していることが原因です。




高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


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ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。








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ビタミンDとホームエクササイズが大腿骨頸部骨折後のQOL向上に有用 [2019年02月13日(水)]
今月の専門ジャーナル(電子版)に、大腿骨頸部骨折後のQOLに対して、ビタミンDサプリメントとホームエクササイズの働きを検証した臨床研究が、スイスと米国のグループから報告されていました。
(Qual Life Res. 2019 Feb 9.)


高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


高齢者の多くは、血中ビタミンDが低値であり、

ビタミンDサプリメントの投与が、転倒・骨折リスクを低減します。



今回は、

チューリッヒ大腿骨骨折試験として、
(Zurich Hip Fracture Trial)

大腿骨頸部骨折後の173名(平均年齢84歳、79%が女性、77%が地域居住者)を対象に、

12ヶ月間の介入が行われ、

患者の立場からみた主観的な評価である健康関連QOL(HRQL)が指標として用いられ
(EuroQol EQ-5D-3L index value (EQ-5D-3L questionnaire))

試験開始時と、
(骨折に対する外科手術の平均4.2±2.2日後)

6ヶ月後、12ヶ月後の時点で測定されました。


介入として、

ビタミンD3サプリメントが、2,000 IUあるいは800 IUのいずれかで投与され、

運動は、シンプルなホームエクササイズを施行した群と、非施行群の2群です。



解析の結果、

まず、HRQLであるEQ-5D-3Lインデックス値は、

試験開始時の0.71から、

12ヶ月後の0.57へ悪化しましたが、

悪化の程度は、個人や介入の違いでの差は認められませんでした。


一方、

6ヵ月後と12ヶ月後の間の後半の回復状況については、

非介入群(ビタミンDが800IUで運動は非施行群)では、

EQ-5D-3Lインデックス値において、
さらに有意な悪化が見られましたが、
(adjusted mean change&#8201;=&#8201;0.08 [95% CI 0.009, 0.15], p&#8201;=&#8201;0.03)


その他の群

(ビタミンD2000IUで運動非施行群、運動施行群、800IUで運動施行群)

では、同じ程度にとどまっており、悪化はしませんでした。


以上のデータから、

高齢者での大腿骨頸部骨折は、骨折後12ヶ月間の長期にわたり、

健康関連QOLを低下させること、

これに対して、

ビタミンD3サプリメントの2,000 IUの投与及びシンプルなホームエクササイズが、QOLの低下抑制に有用であること、

が示唆されます。



65歳以上の日本人女性が要介護となる原因の1位は認知症、2位は骨折・転倒です。

そのため、女性の健康寿命の延伸には、認知症と骨折・転倒対策が最も重要と考えられます。


転倒・骨折リスクの低減については、たんぱく質の摂取とともに、カルシウムやマグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素の補給も重要です。



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高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


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クル病予防のためのビタミンDサプリメント:メタ解析 [2019年02月07日(木)]
ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。


慈恵医大による先行研究では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。

日本では、ビタミンD推奨量は、欧米と比べて少ない量になっています。

アウトカムの設定が違うためですが、日本の高齢者では、ビタミンD欠乏が示されており、
ビタミンDサプリメント投与による転倒予防・骨折予防の効果も示されていることから、

もっと積極的にとるべきベーシックサプリメントです。

私はもちろん、ビタミンD3サプリメントを摂っています。




今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、乳児のクル病予防のためのビタミンDの投与量について検証したメタ解析が、ドイツのグループ(Ruhr University Bochum)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Feb 5.)



クル病の予防のために、1日あたり400 IUの投与および血中ビタミンD値(25OHD)の50 nmol/L以上が推奨されています。

一方、上限は、250 nmol/Lとされています。

今回の系統的レビューメタ解析では、

1歳までの乳児において、

ビタミンDサプリメント投与による血中ビタミンD値の上昇との関係が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

介入試験が検索され、

87報が抽出され、

27報の61試験1,828名が、解析の対象となりました。



解析の結果、

まず、
19報のコホート研究では、

ビタミンD(25OHD)は開始の時点で50 nmol/L以上でした。

ビタミンDのサプリメント投与により、

49.4 nmol/Lの有意な上昇が見出されました。
(95% CI 43.6-55.3 nmol/L; P&#8201;<&#8201;0.001)


上昇は、用量依存的であり、
(P&#8201;=&#8201;0.002)


早産児よりも満期産児のほうが有意な上昇であり、
(P&#8201;<&#8201;0.001)

開始時に50 nmol/L以上であった群に比べて、

50 nmol/L未満の群のほうが、有意な上昇を示しました。
(P&#8201;=&#8201;0.001),



ほとんどの満期産児において、

ビタミンD3は、400 IU/日の用量で、

血中25OHD値が50 nmol/Lに達するのに十分な用量でした。



乳児の97.5%以上が、

1日あたり200〜1200 IUの用量であり、

血中25OHD値が250 nmol/L以下に収まっていました。

なお、2.5%の乳児では、1600IU/日の投与量でした。


以上の系統的レビュー/メタ解析のデータから、

乳児のクル病の予防のためには、

1日あたり400IUのビタミンDサプリメントが血中ビタミンD値の上昇に十分であると考えられます。





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近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




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臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

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たんぱく質の摂取によるフレイル予防:ランダム化比較試験 [2018年11月30日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、高齢者において、たんぱく質の摂取によるフレイルリスク低減作用を示した臨床研究が、韓国のグループ(Republic of Korea)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2018 Nov 1;108(5):1026-1033.)



高齢者の虚弱(フレイル)は、要支援要介護となる主な原因です。

フレイル対策には、サルコペニア(筋肉減弱症)の予防が重要であり、そのためには、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分が有用とされています。


さて、

今回の研究では、

フレイルあるいはプレフレイルで低栄養状態にある高齢者において、

たんぱく質の投与による筋肉量とフレイルへの作用が検証されました。



具体的には、

二重盲検ランダム化比較試験として、

フレイルあるいはプレフレイルの高齢者120名(70歳から85歳)を対象に、

(被験者は、Cardiovascular Health Study frailty criteriaに1つ以上該当し、
Mini Nutritional Assessment scoreが23.5以下)


介入として、

たんぱく質を、0.8g, 1.2g、1.5g/kg/日のいずれかで12週間投与され、


DXA法にて体組成が調べられ、

主アウトカムとして、

四肢骨格筋量の合計(appendicular skeletal muscle mass、ASM)を測定し、

骨格筋指数(skeletal muscle mass index、SMI)が求められました。



解析の結果、

12週間の介入後に、

1.5g/kg/日のたんぱく質投与群では、

0.8g/kg/日の群に比べて、

ASMの有意な増加
(mean ± SD: 0.52 ± 0.64 compared with 0.08 ± 0.68 kg, P = 0.036)

SMI の有意な増加、
(ASM/weight: 0.87% ± 0.69% compared with 0.15% ± 0.89%, P = 0.039; ASM/BMI: 0.02 ± 0.03 compared with 0.00 ± 0.04, P = 0.033; ASM:fat ratio: 0.04 ± 0.11 compared with -0.02 ± 0.10, P = 0.025)

が見出されました。


また、

1.5g/kg/日のたんぱく質投与群では、

0.8g/kg/日の群に比べて、

歩行速度の有意な亢進も見出されました。
(0.09 ± 0.07 compared with 0.04 ± 0.07 m/s, P = 0.039)


その他の筋量や身体機能の指標では、1.5gと0.8gの両群での有意差は検出されませんでした。

有害事象は認められていません。


以上のデータから、

フレイルあるいはプレフレイルの高齢者において、

体重1kgあたり1.5gのたんぱく質の投与によるサルコペニア予防効果が示唆されます。

たんぱく質の投与量による用量依存的な効果も示唆されます。




高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


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高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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マインド食が高齢者の身体障害リスクを予防する [2018年11月09日(金)]
老年医学の専門ジャーナルに、高齢者の身体障害に対するマインド食、地中海食、DASH食の有用性を検証した臨床研究が、米国のグループ(Rush University Medical Center)から報告されていました。
(J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2018 Sep 21)



マインド食(Mind diet; Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)は、米国ラッシュ大学のグループが、地中海食と高血圧の食事療法のDASH食を組み合わせて、認知症予防のために考案した食事パターンです。


2015年にラッシュ大学から、マインド食がアルツハイマー病を50%減らす、というデータが発表され注目されるようになりました。


マインド食と地中海食がアルツハイマー病リスクを半減する


マインド食で認知機能が7.5歳改善



高齢者での障害は、QOLの低下と死亡率の上昇を伴います。

今回の研究では、

高齢者の機能的な障害に対する食事パターン(地中海食、DASH食、マインド食)の予防効果が検証されました。


具体的には、
ラッシュ大学のRush Memory and Aging Projectという研究の一環として、

試験登録時に身体機能的障害のない高齢者809名(平均年齢 80.7 ± 7.2 歳, 74%が女性) を対象に、

平均5.3年間のフォローアップが行われ、

日常生活動作(ADL)や手段的日常生活動作能力(Instrumental ADL;IADL)、身体障害に関する評価が毎年行われ、

食物摂取頻度調査により、それぞれの食事パターンへの順守率との関連が調べられています。


年齢や性別、教育、喫煙歴、身体活動、総エネルギー摂取量といった交絡因子で補正後、

ADL障害のリスクは、

三分位で、
マインド食の遵守が最低群に比べて

中位群では、25%のリスク低減、
(HR=0.75, 95%CI: 0.60-0.95)

最高スコア群は、33%のリスク低減、
(HR=0.67, 95%CI: 0.53-0.86)

という有意な相関が見出されたということです。
(p for trend=0.001)

これに対して、
地中海食では、

三分位で、最低群に比べて

最高群においてのみ、ADL障害の27%の有意なリスク低下、
(HR=0.73, 95%CI: 0.57-0.94)

DASH食では、

三分位で、最低群に比べて、

最高群においてのみ、ADL障害の25%の有意なリスク低下
(HR=0.75, 95%CI: 0.59-0.95))

という相関でした。

また、
IADLの障害リスクは、

マインド食スコアにおいてのみ、

有意な負の相関が見出されたということです。
(p for trend=0.04)


なお、
運動障害のリスクは、

マインド食スコア
(p for trend=0.02)

地中海食スコア
(p for trend=0.05)

DASH食スコア
(p for trend=0.02)

のいずれとも有意な相関が認められました。


以上のデータから、

マインド食や地中海食などの適切な食事パターンの順守により、

高齢者のADLやIADLが維持されると考えられます。




マインド食では、下記のように、「推奨される食材」と「避けるべき食材」が挙げられており、頻度も目安として示されています。

「推奨される食材」

緑黄色野菜:週6日以上

その他の野菜:1日1回以上

ナッツ類:週5回以上

ベリー類:週2回以上

豆類:週3回以上

全粒穀物:1日に3回以上

魚:なるべく多く

鶏肉:週2回以上

オリーブオイル(エキストラヴァージン):優先して使う

赤ワインもしくは緑茶:1日グラス1杯


「避けるべき食材」

赤身の肉:週4回以下

バター:なるべく少なく

チーズ:週1回以下

お菓子:週5回以下

ファストフード:週1回以下



なお、日本では、塩分の摂取量が多いので、マインド食の食材のバランスを参考にしつつ、塩分の摂取量を抑えることも重要です。


DHCでは、マインド食や地中海食に欠かせないエクストラバージンオリーブを扱っています。






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ロイシンサプリメントが脳卒中後のサルコペニアを改善 [2018年10月02日(火)]


栄養学の専門ジャーナルに、脳卒中発症後にサルコペニアも生じた患者において、ロイシン含有アミノ酸サプリメントによるサルコペニア改善作用を示した臨床研究が、熊本の病院から発表されていました。
(Nutrition. 2018 Jul 11;58:1-6.)

加齢とともに、サルコペニアと筋骨格系の機能低下が生じ、

これらは、フレイル(虚弱)や機能障害をも生じえます。

したがって、
健康寿命の延伸には、フレイル(虚弱)、サルコペニア(筋肉減弱症)、(筋骨格系の)機能障害への対策が重要です。


サルコペニアの対策として、最も重要なのは、栄養素の摂取です。

骨格筋の健康維持のための栄養素として、

良質のたんぱく質、アミノ酸のロイシン、ビタミンD、オメガ3系脂肪酸の役割が注目されています。

高齢者では、一般に少食になり、あらゆる栄養素を食事だけから確実に毎日摂取する、というのは非現実的です。

(実際、食育基本法でも、高齢者に対しては、孤食をしないように、共食がすすめられていますが、あらゆる栄養素を食事から摂取する、といったことはうたわれていません。)


今回の研究では、

脳卒中発症後にサルコペニアを合併した患者において、

ロイシン含有アミノ酸サプリメントの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験として、


脳卒中発症後にサルコペニアを有する高齢者44名を対象に、


・ロイシン含有アミノ酸サプリメント投与群:21名、

・対照群:23名、

の2群に分けて、

脳卒中発症後のリハビリテーションプログラムとしての軽度な運動負荷(レジスタンストレーニング)と合わせて、8週間の介入が行われ、筋力関連指標が調べられました。

主アウトカムは、

運動領域の機能的自立度評価(Functional Independence Measure、FIM)

副アウトカムは、

骨格筋量インデックス、筋力、握力などです。


解析の結果、

介入前に比べて、

介入後において、

両群ともFIMスコアの有意な改善が認められましたが、
(P < 0.01)

ロイシン含有アミノ酸サプリメントを投与した群のほうがより顕著な改善を示しました。
(P < 0.045)

握力についても同様で、

両群とも介入後に有意に改善し(P <0.05)、

特に、ロイシン投与群において顕著でした。
(P < 0.01)


副アウトカムのSMIでは、介入群で有意な改善が認められ、

対照群では有意差は認められませんでした。

また、介入群のほうが、より顕著な改善でした。
(median estimated difference, 0.50 kg/m2; 95% CI, 0.01-2.11).


以上のデータから、

脳卒中後のサルコペニア合併において、

運動リハビリテーションとの併用にて、

ロイシン含有アミノ酸サプリメントの投与による運動能の改善作用が示唆されます。


DHCでは、ロイシン由来HMBサプリメントや、ロイシン含有アミノ酸サプリメントを製品化しています。


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サルコペニア(筋肉減弱症)を予防する栄養素:レビュー [2018年09月07日(金)]
栄養学の専門ジャーナルに、サルコペニア(筋肉減弱症)対策のための栄養素に関する総説が、カナダのグループ(McGill University)から報告されていました。
(Nutrients. 2018 Aug 16;10(8).)


加齢とともに、サルコペニアと筋骨格系の機能低下が生じ、

これらは、フレイル(虚弱)や機能障害をも生じえます。


したがって、
健康寿命の延伸には、フレイル(虚弱)、サルコペニア(筋肉減弱症)、(筋骨格系の)機能障害への対策が重要です。


サルコペニアの対策として、最も重要なのは、栄養素の摂取です。


骨格筋の健康維持のための栄養素として、

良質のたんぱく質、アミノ酸のロイシン、ビタミンD、オメガ3系脂肪酸の役割が注目されています。

高齢者では、一般に少食になり、あらゆる栄養素を食事だけから確実に毎日摂取する、というのは非現実的です。

(実際、食育基本法でも、高齢者に対しては、孤食をしないように、共食がすすめられていますが、あらゆる栄養素を食事から摂取する、といったことはうたわれていません。)



今回のナラティブレビューでは、


地域居住の高齢者において、
(健常者あるいはフレイルリスクのある高齢者)

これらの栄養素による筋肉量、筋力、身体機能への作用に関して、

最近の観察研究、介入研究のエビデンスが検証されました。



最近のエビデンスによると、

・健康な高齢者では、
1日あたり体重kgあがり1.0&#8315;1.2グラムのたんぱく質の摂取が推奨されること、

・たんぱく質の摂取は舞食事に分けて摂取、あるいは毎食時に最低限のたんぱく質をとることが好ましいこと、
が見出されました。


また、

(特に、ビタミンDが低値である場合に)

1日あたり800&#8315;1000 IUのビタミンDサプリメントの摂取が、

また、

1日あたり3グラムのオメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)の摂取が、

身体機能、筋肉量、筋力の維持に有用であることも見出されています。


なお、

レビューされた介入試験は、異質性が高く、

被験者数、質、摂取期間などでの相違があります。


今回のレビューから、

タンパク質、ロイシン、ビタミンD、オメガ3系必須脂肪酸の摂取が、

サルコペニアおよび筋骨格系の機能低下の予防に有用であることが示唆されます。






高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




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サルコペニアとフレイルが透析患者の予後を悪化する [2018年09月03日(月)]


透析研究の専門ジャーナルに、慢性維持透析患者の予後に対するサルコペニアやフレイルの影響を調べた臨床研究が、日本赤十字社医療センターのグループから報告されていました。
(Perit Dial Int. 2018 Jul 31)


慢性維持透析患者において、

サルコペニア(筋肉減弱症)は、

栄養障害・炎症・動脈硬化(MIA)症候群に関連する課題となります。

先行研究では、

血液透析患者において、サルコペニアが予後の悪化をもたらすことが示されています。

今回の研究では、

腹膜透析患者において、

サルコペニアやフレイルが死亡率などの予後に与える影響が検証されました。



具体的には、

横断研究および縦断研究として、

腹膜透析患者119名を対象に、

サルコペニアとフレイルの状態の評価(診断)がされ、

主アウトカムとして、

サルコペニアあるいはフレイルと、

全死亡率との関連が調べられています。


副アウトカムは、MIA関連因子との関連です。


解析の結果、

まず、

腹膜透析患者において、

サルコペニアの罹患率は8.4%、

フレイルの罹患率は10.9%
でした。


腹膜透析患者でのサルコペニアと関連していた因子は、

老齢、

バーセルインデックス(Barthel Index ; 機能的評価).の高値、

チャールソン併存疾患指数(CCI;Charlson Comorbidity Index)、

CFS、

BMI、筋力、筋量の低値、

歩行速度の低下

でした。


IL-6、アルブミン、プレアルブミン値は、

筋量と有意な相関を示しました。


次に、

フォローアップ期間中の解析の結果、

サルコペニアあるいはフレイルは、死亡率と有意な相関を示しました。


以上のデータから、

サルコペニアやフレイルは、腹膜透析患者の予後に影響を及ぼすことが示唆されます。






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サルコペニア対策としてのLカルニチンの有用性 [2018年08月15日(水)]
今月の肝疾患研究の専門ジャーナルに、肝硬変患者における骨格筋減少に対するLカルニチンの有用性を示した臨床研究が、札幌医科大学のグループから報告されていました。
(Hepatol Commun. 2018 Aug 6;2(8):906-918)



カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。



例えば、

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。




健康寿命の延伸には、フレイル(虚弱)、サルコペニア(筋肉減少症)、(筋骨格系の)機能障害への対策が重要です。

具体的には、たんぱく質、アミノ酸、ビタミンDといった栄養素が、筋肉と骨格の健康に必須となります。


肝硬変は、二次性サルコペニアを生じる疾患の一つです。


今回の研究では、Lカルニチンによる肝硬変のサルコペニアへの有用性が検証されました。


具体的には、

後ろ向き症例対照研究として、

肝硬変患者158名がスクリーニングされ、

35名がLカルニチンを6か月間以上摂取し、骨格筋量の評価がCT検査にて行われており、対象となりました。

158名のうち、79名は、Lカルニチンが投与されておらず、対照群とされました。

年齢や性別、肝細胞がんの有無、BCAA投与などの交絡因子で補正され、


Lカルニチンを投与された35名、

対照群35名

の2群について解析が行われました。


なお、Lカルニチン投与群の35名の内訳、投与理由は、


27名が肝硬変に伴う高アンモニア血症の予防、

6名が筋痙攣、

2名がカルニチン欠乏に対してでした。


Lカルニチンの用量は、平均1,018 mg/日となっています。


解析の結果、


対照群に比べて、

Lカルニチン投与群では、

骨格筋の減少の急激な進展に伴う肝機能の悪化が認められましたが

Lカルニチン投与によって、

骨格筋の喪失は有意に抑制されていたということです。


両群間では、ビタミンDやIGT1値は同程度でしたが、
アンモニア値が、Lカルニチン投与群において有意に低値であることが見出されました。


また、

Lカルニチン投与群の中で、アンモニア値が低下しなかった被験者でも、

骨格筋の喪失は有意に抑制されたということです。


以上のデータから、

二次性サルコペニアを生じうる肝硬変患者において、

Lカルニチンの投与による骨格筋の減少抑制作用が示唆されます。






高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。



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高齢者の筋肉合成にはロイシンがたんぱく質よりも重要 [2018年06月17日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、高齢女性の筋肉合成では、たんぱく質の摂取よりも、アミノ酸のロイシンの摂取のほうが有用であることを示した臨床研究が、カナダのグループ(McMaster University)から報告されていました。
(J Nutr. 2018 Jun 13. doi: 10.1093/jn/nxy091.)



高齢による衰弱、つまり、フレイルは、要支援・要介護となる主な原因です。

地域の元気な高齢者が、要支援になる原因は、第1位が関節の疾患、第2位が高齢による衰弱、第3位が転倒/骨折です。

第2位の「高齢による衰弱」というのは、現在、フレイル(虚弱)という概念と一致し、健康と要支援/要介護の間の未病の状態です。

健康寿命の延伸には、フレイル(虚弱)、サルコペニア(筋肉減少症)、(筋骨格系の)機能障害への対策が重要です。

具体的には、たんぱく質、アミノ酸、ビタミンDといった栄養素が、筋肉と骨格の健康に必須となります。

高齢者では、

若年者に比べて、

アミノ酸やたんぱく質の摂取後の筋肉たんぱく質の合成能力が低下しています。


先行研究では、筋肉たんぱく質の合成促進には、分岐鎖アミノ酸の1つのロイシンが有用であることが示唆されています。


今回の研究では、

比較的少ない量の乳たんぱく質(10グラム)に、ロイシンを加えた群と、

高用量の乳たんぱく質(25グラム)を摂取した群との間で、

筋原繊維のタンパク質合成 (myoPS)の比較が行われました。



具体的には、


一重盲検試験として、

健康な高齢女性(平均年齢69 ± 1歳)を対象(各群11名)に、

1日あたり2回、

・乳たんぱく質25グラム(3グラムのロイシン含有)摂取群、

・乳たんぱく10グラム(3グラムのロイシン含有)摂取群

の2群について、6日間の介入が行われ、

レジスタンス運動の併用と、たんぱく質・ロイシンの摂取による筋原繊維のタンパク質合成 (myoPS)への働きが調べられています。


解析の結果、

まず、急性期での下肢の筋原繊維のタンパク質合成 (myoPS)は、

ロイシン3グラム/たんぱく質10グラムの群も
(fed: 45%; fed+exercise: 71%; P < 0.001)

ロイシン3グラム/たんぱく質25グラムの群も、
(fed: 29%; fed+exercise: 47%; P < 0.001)

空腹時より有意に亢進していました。


下肢のうち、運動負荷を行わなかった側では、両群間に有意差は認められませんでしたが、
(P = 0.07)

運動負荷を行った側の下肢では、

WPI(ロイシン3グラム/たんぱく質25グラムの群)よりも、

LEU(ロイシン3グラム/たんぱく質10グラムの群)のほうが、有意な筋繊維の合成亢進作用が見出されました。
(46%; P = 0.04)


急性期myoPSは、

WPI (63%) とLEU (58%)の両群とも、

運動負荷を行った下肢のほうで有意に亢進していました。
(P < 0.001)


また、統合myoPSは、WPI群もLEU群も、いずれも運動負荷の下肢にて、有意な亢進を示し
(both 9%; P < 0.001)

介入前に比べて、

非運動負荷の下肢では、WPIでは有意な亢進(3%; P = 0.02)、LEUでは有意な変化なし(2%, P = 0.1)という結果でした。


以上のデータから、

健康な高齢女性において、

たんぱく質が比較的低い量(25グラムに対して10グラム)の摂取であっても、

ロイシン3グラムが含まれていれば、骨格筋での筋肉たんぱく質の合成に有用であることが示唆されます。


少食の高齢者で、たくさんのたんぱく質を摂ることが困難な場合、

分岐鎖アミノ酸のロイシンの摂取が勧められます。

また、ロイシンよりも、ロイシンの代謝産物であるHMBが有用であることも示されており、HMBは、サプリメント成分として利用できます。




高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。



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地中海食がフレイル(虚弱)を予防する:メタ解析 [2018年06月03日(日)]
今月の老年医学の専門ジャーナルに、地域居住の高齢者における筋骨格系の機能と地中海食との関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が、ブラジルのグループ(Universidade de Brasilia)から報告されていました。
(J Nutr Health Aging. 2018;22(6):655-663.)


高齢による衰弱、つまり、フレイルは、要支援・要介護となる主な原因です。

地域の元気な高齢者が、要支援になる原因は、第1位が関節の疾患、第2位が高齢による衰弱、第3位が転倒/骨折です。

第2位の「高齢による衰弱」というのは、現在、フレイル(虚弱)という概念と一致し、健康と要支援/要介護の間の未病の状態です。

健康寿命の延伸には、フレイル(虚弱)、サルコペニア(筋肉減少症)、(筋骨格系の)機能障害への対策が重要です。


さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

地中海食の摂取と、地域居住の高齢者におけるフレイル、サルコペニア、機能障害といったアウトカムとの関連が検証されました。




具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE, EMBASE, and others)

60歳以上の地域居住者を対象にして、

地中海食の遵守と、

フレイル、機能障害、サルコペニアとの関連を調べた研究が検索され、


12報から20,518名のデータが対象となりました。


解析の結果、


地中海食の遵守と、

フレイルのリスク、
(OR 0.42, 95% CI: 0.28-0.65, I2=24.9%, p=0.262)

および
機能障害のリスク
(OR 0.75, 95% CI: 0.61-0.93, I2=0.0%, p=0.78)

との間にはそれぞれ負の相関が見出されました。


一方、

研究の異質性のため、サルコペニアについてのメタ解析は行われませんでしたが、

コホート研究では、サルコペニアと地中海食の遵守との間に相関はなく、

横断研究では、有意な相関(地中海食の遵守によるサルコペニア予防)がみられました。


以上のデータから、

地域居住の高齢者において、

地中海食によるフレイル予防効果が示唆されます。




高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。



フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


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