リコピンと前立腺がんリスクとの関連を検証した系統的レビューとメタ解析が報告されていました。
(
Medicine (Baltimore). 2015 Aug;94(33):e1260)
トマトに含まれる赤色色素の
リコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、
疫学研究では、肺がんや前立腺がん、乳がん、大腸がん、脳卒中のリスク低減効果が示されています。
また、トマトは、地中海食でも広く用いられる食材であり、オリーブオイルが豊富な地中海食の疾病リスク低減作用にも関係していると考えられます。
さらに、リコピンサプリメントによる高血圧改善作用も知られています。
今回の研究では、
食事由来のリコピンの摂取、血中リコピン値と、
前立腺がんリスクとの関連が検証されました。
具体的には、主要医学データベースを用いて、
2014年4月10日までの研究が検索され、
合計26研究の563,299名の参加者/被験者、
前立腺がん17,517名のデータが抽出されました。
解析の結果、
リコピンの摂取が多いほど、
前立腺がんリスクが低いという相関傾向が見出されました。
(P = 0.078)
ただ、この相関は、すべての研究で示されているわけではありません。
そこで、中国の研究1報を除く、あるいは、質の高い研究のみを対象に層別解析を行った結果
リコピンの摂取が多いほど、前立腺がんリスクが低いという有意な相関が見出されたということです。
さらに、
用量依存性に関するメタ解析の結果、
1日あたり9mgと21mgの間では、
リコピンの高摂取と、
前立腺がんリスク低下との間に線形の相関が見出されました。
同様に、
リコピンの血中濃度が高いほど、
前立腺がんリスクが低いという相関が認められています。
血中リコピン値が2.17 μg/dL と85 μg/dLの間に線形の相関が見出されており、
85 μg/dLを超える血中濃度では線形ではなくなっています。
その他、
質の高い研究、10年を超える追跡期間の研究において、年齢やBMIで補正すると、
血中リコピン値が高いと、
前立腺がんを予防するという相関も見出されました。
以上のデータから、
リコピンの摂取量が多いと、
あるいは、
血中リコピン値が高いと、
前立腺がんリスクが低い、
という相関が認められます。
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