今月の臨床医学の専門ジャーナルに、プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善、心血管リスク改善作用を示した系統的レビュー・メタ解析が、オーストラリアのグループ(Griffith University)から報告されていました。
(
Ann Med. 2015 Sep 4:1-11.)
今回の研究では、
プロバイオティクス摂取による脂質代謝への影響および付随する心血管リスクへの作用が検証されました。
具体的には、
2000年から2014年までの主要医学データベースが用いて、
15報、788名のデータが解析の対象となっています。
解析の結果、
プロバイオティクスの摂取によって、
総コレステロール値の有意な低下、
LDLコレステロール値の有意な低下、
BMI、ウエスト周囲径の有意な低下、
炎症マーカーの有意な低下が見出されたということです。
次に、
プロバイオティクスによる総コレステロール値およびLDL値への影響について、層別解析では、
カプセル形状よりもヨーグルト、
8週間以上の摂取、
単一の菌種よりも複数の菌種などの層による有意な作用が認められました。
菌種では、アシドフィルス菌(Lactobacillus Acidophilus)が、他の菌種よりも有用性が示唆されています。
以上のデータから、
心血管リスク因子の一つである脂質異常症に対するプロバイオティクス(複数菌種の8週間以上の)投与による改善効果が示唆されます。
プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。
プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析
DHCでは、プロバイオティクスとして、
ビフィズス菌+オリゴ糖
生菌ケフィア
DHC自分でつくるケフィアヨーグルト
複合サプリメント(グッドスルー)
などを製品化しています。
また、プレバイオティクスとしては、
食物繊維
があります。
中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、
下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。
すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、
安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。
マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。
マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338)) ⇒1ヵ月分は約450円。
ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。
ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308)) ⇒1ヵ月分は約300円。
コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分 通常価格\2,143(税抜)) ⇒1ヵ月分は約700円。
↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。
↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。
EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))
DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))
乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))
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