今月の機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、閉経後の女性において、大豆たんぱく質による血圧への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Food Funct. 2017 Jul 4.)
閉経後の女性では、ホルモンバランスの変化によって、生活習慣病のリスクが高まります。
そのため、閉経後には食生活の見直しなどが求められます。
今回の研究では、
閉経後の女性において、
大豆たんぱく質による血圧への作用を調べたランダム化比較試験(RCT)を対象にして、メタ解析が行われました。
具体的には、
主要医学データベースに2016年2月までに収載されたRCTが検索され、
(PubMed and Embase)
12報のRCT、1551名の閉経後の女性がメタ解析の対象となっています宇。
解析の結果、
まず、
大豆たんぱく質の摂取は、
収縮期血圧の有意な低下
(mean difference: -3.03 mmHg; 95% CI: -5.03, -1.02; P = 0.003)
および
拡張期血圧の有意な低下
(mean difference: -0.71 mmHg; 95% CI: -1.26, -0.16; P = 0.012)
と相関していました。
次に、
サブグループ解析では、
1日あたり25グラム以上の大豆たんぱく質を摂取することおで、
有意な血圧の低下が見出されています。
収縮期血圧;-4.62 mmHg (95% CI: -8.42, -0.81; P = 0.04)
拡張期血圧: -1.63 mmHg (95% CI: -2.85, -0.41; P = 0.009)
また、
大豆イソフラボンを1日あたり100mg以上摂取する場合には、
収縮期血圧の有意な低下
(-5.47 mmHg; 95% CI: -8.42, -2.51; P = 0.00)
拡張期血圧の有意な低下
(-2.03 mmHg; 95% CI: -3.35, -0.72; P = 0.002)
が見出されました。
一方、
大豆たんぱく質の摂取量が1日あたり25グラム未満の場合、
もしくは、
大豆イソフラボン量が1日あたり100mg未満の場合には
血圧に対する作用での有意な変化ではありませんでした。
(P > 0.05)
以上、今回のメタ解析によると、
閉経後の女性において、
1日あたり25グラム以上のたんぱく質の摂取により、高血圧改善作用が示唆されます。
最近の研究として、次の報告が知られています。
大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析
大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析
イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性
大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性
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