科学誌に、2型糖尿病において、食物繊維を含有する玄米食による血糖コントロール改善作用を示した臨床研究が、滋賀医科大学のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2017 Jun 29;12(6):e0179869)
食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。
最近の研究では、次の報告があります。
食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析
食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下
10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析
10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析
毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下
また、食物繊維の摂取は、食後の高血糖を抑制し、体重減少に有用です。
さて、今回の研究では、
食物繊維の豊富な玄米食を用いて、2型糖尿病における血糖コントロールへの作用が検証されました。
具体的には、
2型糖尿病患者28名を対象に、
・玄米食摂取群:14名、
・白米食摂取群:14名、
の2群について、8週間の介入が行われています。
主アウトカムは血管内皮機能、
副アウトカムはHbA1c、食後血糖変動、酸化ストレスマーカー、炎症マーカーです。
250kcal相当の玄米食あるは白米食の摂取後の血糖のAUCについて、試験開始時と介入後の時点での比較が行われ、食後血糖変動も調べられました。
解析の結果、
まず、
白米食摂取群に比べて、
玄米食摂取群では、
血管内皮機能の有意な改善
(空腹時のFDR;flow debt repaymentの有意な増加, 20.4% vs. -5.8%, p = 0.004)
が見出されました。
(FDRは、A分のBで表し、FDRが大きいほど血管拡張機能が良好。Aは(安静時の血流量)×(疎血している時間)、つまり、安静時の血流分の面積を表し、Bは反応性充血時の増加分の面積を表す指標)
この時、両群間の食物繊維の摂取量の差も認められています。
(5.6 g/day vs. -1.2 g/day, p<0.0001)
また、炎症マーカーであるhs-CRP値は、白米食摂取群に比べて、玄米摂取群で、有意な改善(低下)が認められました。
(0.01 μg/L vs. -0.04 μg/L, p = 0.063)
さらに、
血糖のAUCは、
玄米食のほうが、一貫して有意に低値でしたが、
(T0: 21.4 mmol/L*h vs. 24.0 mmol/L*h, p = 0.043, T1: 20.4 mmol/L*h vs. 23.3 mmol/L*h, p = 0.046)
HbA1cでは有意な変化は認められませんでした。
なお、
総コレステロール、HDL、LDL、尿中8イソプロスタン値は、両群間で有意差は示されませんでした。
以上のデータから、
2型糖尿病患者では、
白米食よりも、玄米食のほうが、血管内皮機能や血糖変動への好影響を与えることが考えられます。
HbA1cでは有意差が検出されていませんが、これは試験期間が比較的短いことなどによる検出力不足が原因と考えられます。
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厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。
教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、
補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。
DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。
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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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