サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2017年07月  >
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
コーヒーの摂取とがん死亡率との相関 [2017年07月31日(月)]
今月のがん疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取とがん死亡率との関係を調べた疫学研究が、アメリカがん協会(ACS)のグループから報告されていました。
(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2017 Jul 27.)




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


日本でも、次の研究があります。


3杯のコーヒーで脳腫瘍が半減する@日本人

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。



今回は、
米国での疫学研究において、

1982年の登録時点で、がんの既往や現病歴がなく、調査票に記入した、

がん予防研究U(Cancer Prevention Study-II)の参加者922,896名(28-94名)を対象に、

コーヒーの摂取と、がん死亡との関係が調べられました。


2012年までのフォローアップ中、

118,738名のがん死亡がありました。


解析の結果、

まず、
現在の喫煙者および過去の喫煙者では、
コーヒーの摂取と、全死亡との間に非線形の相関が認められており、

非喫煙者では相関は示されませんでした。



次に、非喫煙者では、

1日あたり2杯のコーヒーの摂取は、

大腸がん(結腸・直腸がん)死亡リスクの3%低減、
(HR=0.97; 95% confidence interval [CI] 0.95-0.99)

肝臓がん死亡リスクの8%低減
(HR=0.92; 95% CI 0.88-0.96)

女性乳がん死亡リスクの3%低減
(HR=0.97; 95% CI 0.94-0.99)

および、

食道がん死亡リスクの7%の増加
(HR=1.07; 95% CI 1.02-1.12)

という相関が見出されています。

また、

頭頸部がんでは、

1日2-3杯以上の摂取で、28%の死亡リスク低減という非線形の相関(多く摂取しても同程度のリスク低減)が示されました。


以上のデータから、

コーヒーの摂取により、

大腸がん(結腸・直腸がん)、肝臓がん、乳がん、頭頸部がんリスク低減作用が示唆されます。

なお、非喫煙者におけるコーヒー摂取での食道がんリスク上昇に関して、論文著者らはさらに検討が必要、と考察しています。


一般に、
コーヒーの摂取による、がんリスク低減、全死亡率低下、生活習慣病リスク低減などは確立していると思います。

一方、熱い飲み物や食べ物を摂取する習慣があると、温度刺激によって、食道がんリスクが高くなることがわかっています。

たとえば、日本では、「奈良の茶がゆ」習慣による食道がんリスク上昇、南米では、熱いマテ茶による食道がんリスク上昇が知られています。






これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と死亡率の関係@日系アメリカ人


コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制






DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:57 | この記事のURL
小児糖尿病の腎障害に対する補完療法としてのカルノシンの働き [2017年07月30日(日)]
今月の小児糖尿病学の専門ジャーナル(電子版)に、小児糖尿病の腎障害に対するカルノシンの作用を調べた臨床研究が、エジプトのグループ(Ain shams University)から報告されていました。
(Pediatr Diabetes. 2017 Jul 26.)




カルノシンは、イミダゾールジペプチドの1種です。

産官学による研究で,抗疲労作用という機能性が示された成分です。


また、
これまでの基礎研究では、

カルノシンによる糖尿病や心臓病への有用性が示唆されています。


最近では、次のような研究が知られています。


カルノシンによる2型糖尿病リスク低減作用


アンセリンによる認知機能・身体機能改善作用




さて、今回の研究では、

小児糖尿病での腎障害に対するカルノシンの働きが検証されました。


糖尿病性腎障害では、

酸化ストレスが病態進展の原因となることから、

活性酸素のスカベンジャーとしてのカルノシンの作用を調べた、という背景です。




具体的には、

ランダム化偽薬対照試験として、

糖尿病性腎症を有しており、
ACE阻害剤を服用している小児糖尿病患者90名を対象に、


・カルノシン(1g/日)投与群:45名、

・偽薬投与群:45名

の2群について、
12週間の投与が行われ、

糖代謝(HbA1c)、尿細管障害の指標であるα1-マイクログロブリン(α1-m, A1M)、総抗酸化能、MDA(過酸化脂質)などが調べられています。


投与開始の時点では、

臨床指標および検査指標において両群間に差はありませんでした。



解析の結果、

12週間のカルノシン投与(1g/日)によって、

投与前に比べて、
および
偽薬投与群に比べて、
(P&#8201;<&#8201;.001)

HbA1cの有意な低下
(8.2&#8201;±&#8201;2.1% vs 7.4&#8201;±&#8201;1.3%)

UAEの有意な低下、
(91.7 vs 38.5&#8201;mg/g creatinine)

A1Mの有意な低下、
(16.5&#8201;±&#8201;6.8&#8201;mg/L vs 9.3&#8201;±&#8201;6.6&#8201;mg/L)

MDAの有意な低下
(25.5&#8201;±&#8201;8.1 vs 18.2&#8201;±&#8201;7.7&#8201;nmol/mL)

TAC(総抗酸化能)の有意な増加
(P&#8201;<&#8201;.001)

が見出されました。


なお、有害事象は示されていません。


また、
カルノシン投与群では、

投与前のTAC値は、

HbA1c値
(r&#8201;=&#8201;-0.58, P&#8201;=&#8201;.04)
および
A1M値
(r&#8201;=&#8201;-0.682, P&#8201;=&#8201;.015)
と有意な負の相関が見出されています。




以上のデータから、

ACE阻害剤服用中で、腎障害を有する1型糖尿病小児患者において、

L-カルノシン(1g/日)の12週間の投与により、

抗酸化能の亢進、

糖代謝指標の改善、

腎障害指標の改善といった作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。




DHCでは,
イミダゾールペプチドサプリメントを製品化しています。


イミダゾールペプチドは,イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称です。

近年、イミダゾールジペプチドが,抗疲労を有する機能性成分・サプリメントとして利用されるようになりました。

産官学による研究で,抗疲労作用という機能性が示された成分です。


アンセリンanserineやカルノシンcarnosineといった成分があります。

東南アジアの栄養ドリンク剤には,トリ胸肉エキスを利用したものがあります。

トリ(鶏)胸肉抽出物は,CBEX(Chicken Breast Extract)として知られる機能性食品素材です。

トリ胸肉中にはイミダゾールジペプチドであるカルノシンやアンセリンが豊富に含まれており,予備的な臨床研究では,トリ胸肉抽出物(イミダゾールジペプチドとして400mg含有)投与による抗疲労効果が示されています。


イミダゾールジペプチド(カルノシンおよびアンセリン)は,抗酸化作用を有し,活性酸素による組織傷害に対する保護作用を示します。

また,イミダゾールジペプチド投与により,骨格筋中のカルノシンおよびアンセリン濃度が上昇します。

骨格筋のカルノシンの濃度は,運動パフォーマンスと相関することから,
骨格筋におけるイミダゾールジペプチドの抗酸化作用により,抗疲労効果が発揮されると思われます。




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
平均寿命は男性で6.95歳、女性で5.74歳延びる [2017年07月29日(土)]
7月28日、厚生労働省から、

平成28年簡易生命表

が発表されました。

平成28年簡易生命表の概況



それによると、

2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳であり、

いずれも過去最長を更新したということです。


(なお、平均寿命は死亡率が今後も変わらないとした場合、

その年に生まれた0歳児があと何年生きられるかを示します。)


国別の比較では、日本は男女とも世界2位ですが、主要国の中では最長であり、
長寿国であることが示されました。


また、

2016年に生まれた人が、がん、心臓病、脳卒中のいずれかで死亡する可能性は、

男性が51.15%、女性が46.45%と推計されています。


さらに、これらの病気で亡くなる人がいなくなると仮定した場合、

平均寿命は、男性で6.95歳、女性で5.74歳、延びると推計されています。


参考資料3-2 特定死因を除去した場合の平均余命の延びの推移





現状のエビデンスを俯瞰するとき、機能性食品・サプリメントの適正使用により、健康寿命の延伸が十分に期待されます。

マルチビタミンサプリメントの有用性に関して、次の研究が知られています。


50歳以上の米国の男性医師14,641名を対象にした研究で、

マルチビタミンによるがんリスク低減効果

マルチビタミン・ミネラルと死亡率の関係:メタ解析

(平均的な日本人を集団で対象とする場合、現代の食生活では潜在的な栄養素の不足という問題は想定されますが、マルチビタミンの投与で死亡率低下というデータまでは検出できないと思います。)

(なお、マルチビタミン・ミネラルサプリメントによる抗がん作用や死亡率低下のメカニズムとしては、ビタミンCやビタミンE、セレンといった抗酸化作用を持つ成分が、酸化障害の抑制を介して、抗がん作用および生活習慣病予防効果を示す、となります。)


また、脳卒中や心臓病、認知症対策のサプリメントは、葉酸です。


葉酸は、脳卒中(脳梗塞)を予防し、脳萎縮を抑制することで認知症も予防します。

したがって、葉酸は、健康寿命延伸のために必須のビタミンです。




葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する

葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:58 | この記事のURL
亜鉛サプリメントによる犬の皮膚疾患への有用性 [2017年07月28日(金)]
今月の獣医学の専門ジャーナル(電子版)に、犬のアレルギー性皮膚疾患に対する亜鉛サプリメントの有用性を示した研究が、米国のグループから報告されていました。
(Vet Dermatol. 2017 Jul 23.)


亜鉛は、多くの酵素に必須のミネラルであり、さまざまな代謝や細胞の機能維持に重要な働きをしています。

亜鉛は、皮膚の健康維持や免疫系の維持にも必須のミネラルです。




今回の研究では、

犬のアトピー性皮膚炎に対する亜鉛サプリメントの有用性が検証されました。




具体的には、

24週間のランダム化二重盲検クロスオーバー法にて、

慢性アトピー性皮膚炎に罹患しており、シクロスポリンあるいはグルココルチコイドを投与されている27頭の飼い犬を対象に、

12週間の時点でクロスオーバーとし、

アレルギー薬は、4週間の期間で、8週と、20週の時点で減薬されています。

評価指標として、

犬アトピー性皮膚の心象資料であるCADLI(Canine Atopic Dermatitis Lesion Index)、

VAS、細胞サンプルなどが調べられました。


解析の結果、

亜鉛サプリメント+シクロスポリン(アトピー性皮膚炎治療薬)の8週間の併用投与群では、

44%(n=7)にてCADLIの有意な減少が見出されました。
(from 11.9 to 6.0, P = 0.0002)

(この時、掻痒感のVASでは変化は見出されませんでした。)


また、

亜鉛サプリメント+グルココルチコイドの併用投与を8週間受けた群では、


55% (n = 6)にて、 CADLIの有意な改善、
(from 10.9 to 5.0、P = 0.0043)

および
掻痒感のVASの有意な改善
(from 7.4 to 3.2 (P = 0.0166)

が認められました。


ステロイドあるいはシクロスポリンのいずれかを投与されていた犬では、

亜鉛サプリメントの併用によって、

対照群と比べて、

これらの医薬品が、4週間以上、減薬できています。

(亜鉛サプリメント併用群では63%が医薬品を減薬、対照群では37%が減薬。ただし、両群間に有意差はなし)


以上のデータから、


慢性アトピー性皮膚炎に罹患し、医薬品による治療を受けている飼い犬では、

亜鉛サプリメントの併用投与によって、

アトピー性皮膚炎の症状改善などのシナジーが示唆されます。


【神奈川県松田町】

DHC愛犬用サプリ5種詰め合わせセット

DHCで大人気の愛犬用サプリメント5種の詰め合わせです。ワンちゃんの健康的な毎日をサポートします。






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------




医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
大豆たんぱく質による高血圧改善効果:メタ解析 [2017年07月27日(木)]
今月の機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、閉経後の女性において、大豆たんぱく質による血圧への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Food Funct. 2017 Jul 4.)



閉経後の女性では、ホルモンバランスの変化によって、生活習慣病のリスクが高まります。

そのため、閉経後には食生活の見直しなどが求められます。

今回の研究では、

閉経後の女性において、

大豆たんぱく質による血圧への作用を調べたランダム化比較試験(RCT)を対象にして、メタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースに2016年2月までに収載されたRCTが検索され、
(PubMed and Embase)


12報のRCT、1551名の閉経後の女性がメタ解析の対象となっています宇。


解析の結果、

まず、

大豆たんぱく質の摂取は、

収縮期血圧の有意な低下
(mean difference: -3.03 mmHg; 95% CI: -5.03, -1.02; P = 0.003)

および

拡張期血圧の有意な低下
(mean difference: -0.71 mmHg; 95% CI: -1.26, -0.16; P = 0.012)

と相関していました。

次に、
サブグループ解析では、

1日あたり25グラム以上の大豆たんぱく質を摂取することおで、

有意な血圧の低下が見出されています。

収縮期血圧;-4.62 mmHg (95% CI: -8.42, -0.81; P = 0.04)
拡張期血圧: -1.63 mmHg (95% CI: -2.85, -0.41; P = 0.009)


また、

大豆イソフラボンを1日あたり100mg以上摂取する場合には、

収縮期血圧の有意な低下
(-5.47 mmHg; 95% CI: -8.42, -2.51; P = 0.00)

拡張期血圧の有意な低下
(-2.03 mmHg; 95% CI: -3.35, -0.72; P = 0.002)

が見出されました。

一方、

大豆たんぱく質の摂取量が1日あたり25グラム未満の場合、

もしくは、

大豆イソフラボン量が1日あたり100mg未満の場合には

血圧に対する作用での有意な変化ではありませんでした。
(P > 0.05)


以上、今回のメタ解析によると、

閉経後の女性において、

1日あたり25グラム以上のたんぱく質の摂取により、高血圧改善作用が示唆されます。


最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


DHC青汁+豆乳(30缶入)
2つのヘルシー素材がこれ1本!イメージをくつがえすおいしさです!










------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------



posted at 23:53 | この記事のURL
食物繊維含有玄米食による2型糖尿病の血糖コントロール改善作用 [2017年07月26日(水)]
科学誌に、2型糖尿病において、食物繊維を含有する玄米食による血糖コントロール改善作用を示した臨床研究が、滋賀医科大学のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2017 Jun 29;12(6):e0179869)


食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。

食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下


また、食物繊維の摂取は、食後の高血糖を抑制し、体重減少に有用です。


さて、今回の研究では、

食物繊維の豊富な玄米食を用いて、2型糖尿病における血糖コントロールへの作用が検証されました。


具体的には、

2型糖尿病患者28名を対象に、

・玄米食摂取群:14名、

・白米食摂取群:14名、

の2群について、8週間の介入が行われています。


主アウトカムは血管内皮機能、

副アウトカムはHbA1c、食後血糖変動、酸化ストレスマーカー、炎症マーカーです。


250kcal相当の玄米食あるは白米食の摂取後の血糖のAUCについて、試験開始時と介入後の時点での比較が行われ、食後血糖変動も調べられました。



解析の結果、

まず、

白米食摂取群に比べて、

玄米食摂取群では、

血管内皮機能の有意な改善

(空腹時のFDR;flow debt repaymentの有意な増加, 20.4% vs. -5.8%, p = 0.004)

が見出されました。

(FDRは、A分のBで表し、FDRが大きいほど血管拡張機能が良好。Aは(安静時の血流量)×(疎血している時間)、つまり、安静時の血流分の面積を表し、Bは反応性充血時の増加分の面積を表す指標)


この時、両群間の食物繊維の摂取量の差も認められています。
(5.6 g/day vs. -1.2 g/day, p<0.0001)


また、炎症マーカーであるhs-CRP値は、白米食摂取群に比べて、玄米摂取群で、有意な改善(低下)が認められました。
(0.01 μg/L vs. -0.04 μg/L, p = 0.063)



さらに、
血糖のAUCは、
玄米食のほうが、一貫して有意に低値でしたが、
(T0: 21.4 mmol/L*h vs. 24.0 mmol/L*h, p = 0.043, T1: 20.4 mmol/L*h vs. 23.3 mmol/L*h, p = 0.046)

HbA1cでは有意な変化は認められませんでした。


なお、
総コレステロール、HDL、LDL、尿中8イソプロスタン値は、両群間で有意差は示されませんでした。


以上のデータから、

2型糖尿病患者では、

白米食よりも、玄米食のほうが、血管内皮機能や血糖変動への好影響を与えることが考えられます。

HbA1cでは有意差が検出されていませんが、これは試験期間が比較的短いことなどによる検出力不足が原因と考えられます。



DHCでは、次のような関連製品があります。


発芽玄米


米こんにゃく



北海道夕張長沼町
食も、美容も、健康も、長沼町で 「DHC 発芽玄米」






厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


食物繊維
植物由来の食物繊維を1日目安量あたり5,200mg配合


国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




DHC飲む野菜1日350
30種の野菜が1缶にぎっしり350g!野菜不足にうれしい、おいしい野菜飲料



パーフェクト野菜
32種類もの野菜をギューッと凝縮! 野菜不足な毎日を手軽にサポート



ケール青汁+食物繊維
食物繊維の難消化性デキストリンがおなかの調子を整える[特定保健用食品]



DHC青汁+豆乳(30缶入)
2つのヘルシー素材がこれ1本!イメージをくつがえすおいしさです!









------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
神経管閉鎖障害リスクの肥満および遺伝素因に対する葉酸 [2017年07月25日(火)]
今月の肥満研究の専門ジャーナル(電子版)に、神経管閉鎖障害リスクとしての肥満および遺伝素因の関連について検証した臨床研究が、米国のグループ(University of Georgia)から報告されていました。
(Obes Res Clin Pract. 2017 Jul 18.)


母体の肥満および葉酸不足は、それぞれが、胎児の先天奇形である神経管閉鎖障害リスクとなります。

妊婦の葉酸不足リスク改善せず 学会が声明 (毎日新聞)



今回の研究では、


葉酸の血中濃度、もしくは肥満による、神経管閉鎖障害関連遺伝子変異のDNAメチル化および葉酸代謝への作用が検証されました。


具体的には、

18−35歳の普通体重(BMI 18.5-24.9)の女性12名と、

肥満女性(BMI 30以上)6名の2群に対して、


葉酸サプリメントを1日あたり800マイクログラムの用量で8週間投与し、


指標として、


血中葉酸濃度、

神経管閉鎖障害リスクに関連する遺伝子のメチル化の変化が測定されています。

(91遺伝子の2098 CpGサイト)


解析の結果、

解析の結果、

まず、
葉酸サプリメント投与によって、両群において血中葉酸の増加が認められました。

しかし、
肥満者では、比較的低値のままでした。
(普通体重の被験者; 38.36±2.50-71.41±3.02nmol/L
肥満者; 27.12±3.09-56.85±3.90nmol/L)

次に、

DNAメチル化に関しては、

CpGの99サイトのうち、56において、葉酸サプリメントによるメチル化の変化が認められました。(肥満者群も普通体重群もいずれも。)

これらの多くのサイトでは、両群ともメチル化の減少が見出されています。

4サイトでは、両群とも反応が認められました。


遺伝子オントロジー解析の結果、

葉酸サプリメントへの反応は、
選択された遺伝子に関連した61の生物学的過程におけるものと見出されました。

また、61の生物学的過程のうち、神経管閉鎖障害に関連するものも含めて、5つは普通体重の群のみにおいて認められ、

13個(葉酸代謝やB12代謝、メチル化)は、肥満者においてのみ亢進する生物学的過程でした。


以上のデータから、

NTDリスクおよび葉酸代謝に関係する遺伝子でのDNAメチル化は、

葉酸サプリメントにより変化すること、

また、そのメチル化の変化は、普通体重の場合と肥満者とでは異なることが示唆されます。


したがって、

肥満において、NTDリスクが増大している理由は、複数の遺伝子変異でのエピジェネティックな変化が関与していると考えられます。



日本では、過去30年間、神経管閉鎖障害/二分脊椎が増加しています。

葉酸は、ビタミンB群の1種であり、

アミノ酸代謝やヌクレオチド類(核酸の構成成分)の生合成などに用いられます。


妊娠初期における葉酸の摂取不足は、神経管閉鎖障害(二分脊椎)の主な原因となることから、厚生労働省は、H12年の通知により、

妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月まで、食事に加えて葉酸サプリメントでの摂取を推奨しています。


しかし、日本の母子保健では、母子手帳に葉酸サプリメントについて記載があるだけですので、
葉酸摂取の重要性に関する啓発のタイミングが遅すぎ、結果的に、過去30年間、日本では二分脊椎の新生児が増え続けています。
(行政の不作為が原因です。)

日本では、これまでに複数の調査によって、妊娠時に適切なタイミングで葉酸サプリメントを利用していた妊婦の割合は数%〜10%という報告があります。

例えば、
環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」
に関連して、

高知県内の妊婦9割が葉酸不足 環境省「エコチル調査」で判明

という報道がありました。


公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センターの二分脊椎に関する情報では、

「葉酸の役割を若年女性へ知らしめ、葉酸サプリメントの内服率を上昇させ、二分脊椎の発生頻度を低下させることが急務である」

と記載されています。

DHCの葉酸サプリメントは、国内マーケットシェア第1位です。

複数の地方自治体では、母子保健行政の中で、DHC葉酸を配布し、啓発を行っています。








------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
健康に良い&良くない植物性食品による心臓病への影響 [2017年07月24日(月)]
今月の循環器学の専門ジャーナルに、健康に良い植物性食品と、健康的ではない植物性食品による、心臓病(冠状動脈疾患)への働きを調べた疫学研究が、米国のグループ(Harvard T.H. Chan School of Public Health)から報告されていました。
(Am Coll Cardiol. 2017 Jul 25;70(4):411-422)




植物性食品は、心臓病(狭心症や心筋梗塞といった冠状動脈疾患)の予防のために、推奨されます。

ただし、植物性食品であれば何でもいいわけではないと思われます。


そこで、今回の研究では、

植物性食品の摂取と、冠状動脈疾患との関連が検証されました。

具体的には、

試験登録時に慢性疾患を有していない被験者として、

NHS(ナースヘルス研究、1984 to 2012)の73,710名、

NHS2 (1991 to 2013)の92,329名、

Health Professionals Follow-up Study (1986 to 2012)の男性43,259名を対象に、

食事調査(定性と半定量的調査)により、

植物性食品にはプラススコア、動物性食品には逆のスコアをつけ、

さらに、今回の研究では、健康的な植物性食品についての指標(hPDI)を作成して、評価を行っています。

健康的な植物性食品として、
・全粒の穀類、野菜/果物、ナッツ/豆類、脂質、茶/コーヒー
がプラススコアとなり、

一方で、
あまり健康的ではない植物性食品として、
・ジュース/加糖飲料、精製穀類、ポテト類/揚げ物、甘いもの)
および動物性食品が、逆のスコア
となっています。



フォローアップとして、
4,833,042人・年のデータが集められ、

冠状動脈疾患イベントが
8,631例
見出されました。

多変量解析の結果、

植物性食品の摂取を反映するPDIスコアは、

冠状動脈疾患と負の相関関係にありました。
(HR: 0.92; 95% CI: 0.83 to 1.01; p trend = 0.003)


この負の相関は、

健康的な植物性食品の摂取を反映するhDPIでは、冠状動脈疾患リスクを25%低下させるという有意な相関となっています。
(HR: 0.75; 95% CI: 0.68 to 0.83; p trend <0.001)


一方、

健康的ではない指標uPDIは、心臓病(冠状動脈疾患)を32%高めるという相関でした。
(HR: 1.32; 95% CI: 1.20 to 1.46; p trend <0.001)


以上のデータから、

植物性食品のうち、より健康的な食材の選択が、心臓病/冠状動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)リスク低減と相関することが示されました。


最近の研究では、次のような報告もあります。

日本人で全死亡率が18%低下する食事パターンは?:JPHC研究



健康によい食としてのエビデンスが豊富なのは、地中海食です。
地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食であり、
野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。

地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが確立しています。

一方、伝統的な和食は、塩分が多く、たんぱく質が不足気味であり、カルシウムや亜鉛といったミネラル類も十分ではありません。

数年前に、ユネスコの無形文化遺産に、和食が登録され、話題になりましたが、伝統的な和食が健康的というエビデンスは見当たりません。
(和食に用いられる食材、例えば、大豆製品、海藻類、緑茶など、個別の食材が健康に良いという研究はもちろんあります。)



地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する


オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下


バージンオリーブオイルの心臓病予防作用


地中海食による認知症予防効果



近年の研究では、

単なるオリーブオイルではなく、

オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。

私は、健康維持のために、この(↓)エクストラバージンオリーブオイルを、毎朝、大さじスプーン1杯、そのまま飲んでいます。




[佐賀県唐津市]ヌニェス・デ・プラド エクストラバージンオリーブオイル6本セット       


DHCは、佐賀県唐津市と包括連携協定を締結し、ヘルスケア企業として、さまざまな健康づくり事業や地域活性化策に取り組んでいます。






DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。

地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。








------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:54 | この記事のURL
ビタミンDサプリメントが乳がんリスクを11%低減:シスター研究 [2017年07月23日(日)]
今月の環境医学の専門ジャーナルに、血中ビタミンD値と乳がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループから報告されていました。
(Environ Health Perspect. 2017 Jul 6;125(7):077004.)


ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、抗炎症作用、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。

ビタミンDは、ヘルシーエイジング/健康長寿に必須のビタミンです。


今回の研究では、

姉妹が乳がんの家族歴を有しているが、本人は乳がんではない女性において、

(つまり、遺伝的に乳がんリスクを有していると推定されるが、乳がんには罹患していない女性)

ビタミンDサプリメントの利用および血中ビタミンD値と、乳がんリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

姉妹が乳がんに罹患した家族歴を有するが本人は乳がんではない、

35−74歳の女性で、

2003年から2009年のシスター研究(Sister Study)に参加した米国女性50,884名を対象に、


血中ビタミンD値およびビタミンDサプリメントの利用と、5年間のフォローアップ中の乳がん発症との関係が調べられています。

5年間のフォローアップ期間中に乳がんを発症した1,611名と、
対照群1,843名の血中濃度が測定され、解析されています。

解析の結果、

血中ビタミンD値が、
4分位で最高群では、

最低群に比べて、

乳がんリスクが21%低いという有意な相関が見出されました。

(highest versus lowest quartile: adjusted ; CI: 0.63, 0.98)


また、

シスター研究の参加者50,884名の5年間のフォローアップの解析では、

ビタミンDサプリメントの摂取と、乳がんリスク11%低下との有意な相関が認められました。
(CI: 0.81, 0.99)

この相関は、
閉経後の女性において特に顕著でした。
(血中濃度;(CI: 0.57, 0.93)、ビタミンDサプリメント(CI: 0.74, 0.93))



以上のコホート研究のデータから、


ビタミンDの血中濃度が高い

あるいは、

ビタミンDサプリメントの利用によって、

遺伝素因のリスクを有する女性、特に閉経後の女性において、

乳がんリスク低下作用が示唆されます。



ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、抗炎症作用、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。




一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。

米国での関連学会は、下記の推奨をしています。


米国老年医学会は、1日あたり4,000 IUを推奨

米国老年医学会(AGS)では、高齢者における転倒や骨折を予防するために、血中ビタミンD値(25OH-D)が30 ng/mL (75 nmol/L)は必要としています。

そして、ビタミンDの推奨量は、1日あたり4,000 IUとしています。

(これは、食事、サプリメント、日光暴露による総量です。
なお、この量は、現実的には食事のみからでは不可能であるため、サプリメントを利用することになります。)


米国内分泌学会は、1日あたり1,500 IU〜2,000 IUを推奨

米国内分泌学会のガイドラインでは、1日あたりの所要を男女とも年齢によって、次の3段階に分けています。
1歳未満の乳児は400〜1,000 IU、
1歳〜18歳では600〜1,000 IU、
19歳以上では1,500 IU〜2,000 IU


サプリメントでは、ビタミンD3が用いられます。





日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。










------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------




posted at 23:55 | この記事のURL
日本人の妊婦の半数以上が医薬品を利用:環境省エコチル調査 [2017年07月22日(土)]
薬学の専門ジャーナルに、妊娠中の女性における医薬品とサプリメントの利用状況を調べた研究が、東北大学のグループから報告されていました。
(Pharmacy 2017, 5(2), 21)



今回の研究は、日本において、妊娠前および妊娠中の医薬品の利用状況を調べる目的で行われました。


具体的には、

コホート研究である環境省のエコチル調査(JECS;環境と子どもの健康に関する全国調査)の一環として、

全国97,464名の妊婦を対象に、

妊娠判定前の12ヶ月、
妊娠判明時から妊娠12週まで、
および妊娠12週以降における、

医薬品とサプリメントの利用状況が調べられました。

解析の結果、


1種類以上の医薬品やサプリメントを摂取した妊婦の割合は、


妊娠判定前では78.4%
妊娠判明時から妊娠12週まで、57.1%
および妊娠12週以降68.8%

でした。


また、

鉄、葉酸、その他のビタミンやミネラル以外で、

何らかのサプリメントを摂取していた妊婦の割合は、
それぞれ、75.3%, 36.0%, 51.7%でした。


妊娠判定前の12ヶ月間の間にて、

利用頻度が高かった医薬品とサプリメントは、次の通りであった。

・OTC医薬品としての解熱剤、鎮痛薬などの風邪薬(34.7%)

・医療機関で処方された解熱剤、鎮痛薬などの風邪薬 (29.8%)

・抗菌薬(14.0%)

・抗アレルギー薬(12.5%)

また、
妊娠判定時から妊娠12週まで
および
妊娠12週以降では、

・葉酸(28.9%、26.2%)

・医療機関で処方された解熱剤、鎮痛薬などの風邪薬(7.8%、13.3%)

・漢方薬(6.0%、9.4%)

・子宮弛緩剤(5.1%、15.2%)

でした。

以上のデータから、

論文著者らは、

日本人の妊婦では、医薬品の利用が高いこと、

今後、妊娠中の医薬品の利用と先天性疾患との間の関係を明らかにする研究が必要である、

と考察しています。


妊婦の葉酸不足リスク改善せず 学会が声明 (毎日新聞)




DHCの葉酸サプリメントは、国内マーケットシェア第1位です。

複数の地方自治体では、母子保健行政の中で、DHC葉酸を配布し、啓発を行っています。





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:51 | この記事のURL
紅麹+キトサンによるLDLコレステロール低下作用 [2017年07月21日(金)]
今月の分子医学の専門ジャーナルに、紅麹+キトサンの複合サプリメントによる脂質代謝への作用を調べた臨床研究が、イタリアのグループ(University of Parma)から報告されていました。
(Int J Mol Sci. 2017 Jul 12;18(7))



脂質異常症・高脂血症は、生活習慣病であり、心臓病や脳卒中のリスクとなります。


脂質異常症・高脂血症対策のサプリメントの定番は、紅麹です。



紅麹の安全性と有効性は、メタ解析でも確認されています。

紅麹による脂質代謝改善作用@メタ解析



今回の研究では、

紅麹とキトサンの複合サプリメントによる脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

脂質異常症患者39名(非HDLが160mg/dL以上)(平均年齢52歳、女性54%、BMI 27)を対象に、

・サプリメント投与群(紅麹/モナコリンK3mg、キトサン10mg、コエンザイムQ10 10mg、ベルベリン 200mg)

・偽薬投与群

の2群について、

12週間の介入が行われ、

脂質代謝指標および炎症マーカーなどが調べられています。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

紅麹+キトサンの複合サプリメント投与群では、

非HDLコレステロールの有意な低下、
(-30 ± 20 mg/dL; p = 0.012)

LDLコレステロールの有意な低下、
(-31 ± 18 mg/dL, p = 0.011)

ApoBの有意な低下、
(-14 ± 12 mg/dL, p = 0.030)

が認められました。


炎症関連マーカー、ホルモン類、PCSK9などは、両群とも同程度でした。

安全性は全般に高いと考えられましたが、

3例の有害事象が認められています。
(うち1例は、CPK上昇ですが、強度運動後でした。このサプリメントは、低用量ですが、CoQ10が予防的に配合されています。)


以上のデータから、

肥満/過体重で、脂質異常症を有する患者において、

紅麹(モナコリンKを3mg含有)+キトサンの複合サプリメントによるLDLコレステロール低下作用が示唆されます。




脂質異常症・高脂血症対策のサプリメントの定番は、紅麹です。


DHC濃縮紅麹では、4週間の投与で、総コレステロール値の低下、LDLコレステロール値の低下といった作用が見出されています。

(DHC紅麹濃縮エキス末180mgには、モナコリンKが2.7mg含まれています。)




紅麹の安全性と有効性は、メタ解析でも確認されています。

紅麹による脂質代謝改善作用@メタ解析








医薬品では、スタチン剤が広く処方されますが、スタチン剤は内在性コエンザイムQ10濃度を下げてしまうため、スタチン剤服用中にはコエンザイムQ10サプリメントの摂取が必須となります。

最近では、下記の研究が報告されています。



コエンザイムQ10によるスタチン剤の副作用症状抑制効果




スタチン不耐症の脂質異常症患者に対して、紅麹投与による脂質代謝改善作用を示したランダム化比較試験も知られています。

(なお、スタチンおよび紅麹のいずれも、コエンザイムQ10との併用が有用です。)




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。








------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
食物繊維の摂取が多いと頭頸部がんリスクが半減 [2017年07月20日(木)]
今月の腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に、食物繊維の摂取と、頭頸部がんリスクとの関連を調べた研究が、日米欧の共同研究グループから報告されていました。
(Int J Cancer. 2017 Jul 14.)



食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。




10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下


食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



また、食物繊維の摂取は、食後の高血糖を抑制し、体重減少に有用です。


さて、
今回の研究では、頭頸部がんリスクと、食物繊維の摂取との関連が検証されました。



具体的には、


症例対照研究10報(患者5959名、 対照群12,248名) を対象に、

食物繊維の摂取と、頭頸部がんリスクとの関連が調べられています。


(国際頭頸部がん疫学コンソーシアム;International Head and Neck Cancer Epidemiology (INHANCE) consortiumの一環です。)



解析の結果、

喫煙や飲酒などの交絡因子で補正後、

食物繊維の摂取と、頭頸部がんリスクとの間に有意な負の相関が認められたということです。


5分位で、

食物繊維の摂取が最低群に比べて、

最高群では、

口腔がんと咽頭がんリスクが51%低下していました。

(OR 0.49, 95% CI: 0.40-0.59; p for trend <0.001)

また、
喉頭がんリスクは34%低下という相関が見出されました。
(OR = 0.66, 95% CI: 0.54-0.82, p for trend <0.001)


以上は、
多施設による大規模な疫学研究に由来するデータですので、

食物繊維の摂取により、頭頸部がんリスクが半減すると考えられます。





厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


食物繊維
植物由来の食物繊維を1日目安量あたり5,200mg配合




国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




DHC飲む野菜1日350
30種の野菜が1缶にぎっしり350g!野菜不足にうれしい、おいしい野菜飲料



パーフェクト野菜
32種類もの野菜をギューッと凝縮! 野菜不足な毎日を手軽にサポート



ケール青汁+食物繊維
食物繊維の難消化性デキストリンがおなかの調子を整える[特定保健用食品]



DHC青汁+豆乳(30缶入)
2つのヘルシー素材がこれ1本!イメージをくつがえすおいしさです!








------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:53 | この記事のURL
アーモンドによる心臓病のリスク低減効果 [2017年07月19日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、アーモンドの摂取による心危険因子への影響を調べた臨床研究が、韓国のグループ(Korea National Open University)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2017 Jul 10.)


アーモンドには、ビタミンEが豊富に含まれており、抗酸化作用を介した動脈硬化予防、特に心臓病予防効果が示されています。

(アーモンドのビタミンEの含有量は、ピーナッツの3倍、大豆やクルミの10倍近い値です。)



また、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも、他の一般的なナッツ類よりも多く含まれています。




今回の研究では、

韓国において、通常の食事にアーモンドを追加した際の心血管リスクへの影響が検証されました。


具体的には、

ランダム化クロスオーバー法にて、

過体重/肥満の84名(男性11名、女性73名、平均年齢52.4歳、BMI 25.4)を対象に、

・アーモンド 56グラム (1粒は1.0−1.2グラム)摂取群

・等カロリーのクッキー摂取群

の2群について、
4週間の介入、2週間のwashoutとして実施されました。



解析の結果、

まず、試験開始時の摂取食でのエネルギー比は、炭水化物;脂質;タンパク質が64.8%, 21.3%, 14.9%%でした。
(平均的からやや高炭水化物食となっています。)


56グラムのアーモンドを追加することで、炭水化物のエネルギー比は55.0%に低下し、
脂質のエネルギー比は32.0%に増加、
タンパク質は14.7%と同程度でした。


また、アーモンドの摂取により、

単価不飽和脂肪酸の摂取量は192.3%増加、

多価不飽和脂肪酸は84.5%増加、

ビタミンEは102.7%増加、

食物繊維は11.8%増加

しました。


総摂取カロリーは、アーモンドの追加によって、その分、増加しましたが、

体重やウエスト周囲径、体組成には影響はありませんでした。


一方、

過体重および肥満の被験者において、

クッキー摂取群に比べて、

アーモンド摂取群では、


総コレステロールが5.5%、

LDLが4.6%、

非HDLが6.4%有意に低下しました。
(P &#8804; 0.05)


また、

アーモンドの摂取により、

投与前に比べて、
血中αトコフェロールが8.5%有意に増加しました。

なお、MDAや酸化LDLには変化はありませんでした。

炎症マーカーのうち、IL-10は、アーモンドによって、有意に低下し
(P &#8804; 0.05),

ICAM-1, IL-1β, IL-6では低下傾向が見出されました。


以上のデータから、

アーモンドの摂取によるエネルギー比の改善、脂質代謝への好影響などが示唆されます。


今回の研究では、56グラムのアーモンドですので、50粒程度です。

一般的には、心臓病予防には、23粒とされています。

(カリフォルニア・アーモンド協会は1日23粒を目安として推奨しています。)


DHCでは、天然ビタミンEサプリメントを製品化しています。

天然ビタミンE[大豆] 徳用90日分


------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
魚油が2型糖尿病と心臓病の合併患者での腎障害を抑制 [2017年07月18日(火)]
今月の循環器病学の専門ジャーナルに、2型糖尿病を有する心臓病患者において、EPA+DHAによる腎機能への有用性を示した臨床研究が、米国のグループ(Harvard Medical School)から報告されていました。
(J Am Heart Assoc. 2017 Jul 14;6(7).)



狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患患者では、

アルブミン尿が、炎症マーカーとなり、死亡率と関連します。


今回の研究では、

アルブミン尿を呈する心臓病患者において、

EPA+DHAの有用性が検証されました。


具体的には、

安定した冠状動脈疾患を有する被験者262名(平均年齢63.3±7.6歳、17%が女性、30%が2型糖尿病)を対象に、

・EPA+DHA(EPA 1.86グラム、DHA 1.5グラム)投与群、

・対照群(非投与群)

の2群について

1年間の介入試験が行われ、


尿中アルブミン/クレアチニン比(ACR)が調べられています。



解析の結果、

まず、非糖尿病の心臓病患者では、

ACRに関して両群間での有意差は認められませんでした。


一方、

非投与群の糖尿病患者では、

ACRが72.3%、有意な上昇(増悪)が認められ、
(P<0.001)、


EPA+DHA投与群では有意な変化は認められませんでした。


ARBやACEなどの降圧剤を服用している2型糖尿病患者では、

EPA+DHA投与群では、
ACRの変化は認められていませんが、

非投与群では、
ACRが64.2%、有意に上昇(増悪)していました。
(P<0.001)



その他、

ACRの変化は、

収縮期血圧の変化との有意な相関が見出されています。
(r=0.394, P=0.01).


以上のデータから、

心臓病患者(冠状動脈疾患)のうち、2型糖尿病を有する患者において、

EPA+DHA投与による、腎障害の症状抑制作用が示唆されます。






DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
サルコペニア予防に対するミネラルの有用性:レビュー [2017年07月17日(月)]
今月の医学専門誌に、サルコペニア予防に対するミネラルの有用性を調べたレビューが、オランダのグループから報告されていました。
(J Am Med Dir Assoc. 2017 Jul 12.)



サルコペニアは、加齢や疾患により筋肉量が減少することであり、
全身の筋力低下および身体機能の低下が生じます。

サルコペニアsarcopeniaは、ギリシャ語で筋肉を意味するsarco(サルコ)と、欠乏/不足をさすpenia(ぺニア)を合わせた言葉です。


今回の研究では、

主要医学データベースを用いて、

健康な高齢者あるいはフレイル高齢者(65歳以上)を対象に、

ミネラルの摂取あるいは血中濃度と、

筋肉量、筋力、身体能力、サルコペニアといった指標が調べられています。



3346報の論文が抽出され、

10報が解析の対象となりました。


解析の結果、

観察研究では、

血中セレン(1報)、カルシウム摂取(1報)と、

筋肉量との有意な相関が認められました。

また、

マグネシウム(1報)、セレン(1報)、鉄(1報)、亜鉛(1報)の摂取と、

身体活動との有意な相関が見出されました。

さらに、

マグネシウム(2報)、セレン(2報)、カルシウム(2報)、リン(1報)の摂取と、

サルコペニア罹患率との相関が示されています。



その他、

ランダム化比較試験(1報)では、マグネシウムサプリメントによる身体活動の改善が示されました。


なお、
カリウムではこれらの指標との有意な関連は認められませんでした。



以上のデータから、

サルコペニアの予防や治療に対して、ミネラル、特に、カルシウム、マグネシウム、セレンの有用性が示唆されます。


今後、介入試験による検証が期待される分野です。

最近の研究では、下記の報告があります。


肥満女性のサルコペニアに対する低カロリーのタンパク食の有用性




健康な骨の維持には、

カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンKといった栄養素が必須です。

カルシウムやマグネシウムは、平均的な日本人において摂取不足が示されています。

また、ビタミンDも不足傾向という研究があります。



DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。




ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
カルシウム+ビタミンDによるロコモティブ症候群リスク低減@閉経後の女性 [2017年07月16日(日)]
閉経後の中国人女性において、カルシウムとビタミンDサプリメントの併用による運動時の筋力および骨の健康に対する働きを調べた臨床研究が報告されていました。
(Chin Med Sci J. 2017 Jun 20;39(3):345-351)



閉経後の女性では、筋力の低下による転倒や、骨粗鬆症による骨折などのリスクが高くなります。


今回の研究では、

運動と、ビタミンD+カルシウムサプリメント投与による筋骨格系への作用が検証されました。


具体的には、

北京において、
閉経後の女性614名を対象に、

A群:対照群 173名、

B群:習慣的に太極拳を行う運動介入群 171名、

C群:カルシウム 600mg + ビタミンD3 800U の複合サプリメント投与群 139名

D群;カルシウム600mg + 活性化ビタミンD製剤(0.25 μg/日)処方群 131名

の4群について、

試験開始時と1年後、2年後の時点で、筋力の測定、

試験開始時と2年間のフォローアップ中に
骨代謝マーカーの測定が行われています。

転倒と骨折が調べられました。


解析の結果、

まず、

被験者の92.6%において、
血中ビタミンD値が50 nmol/L未満でした。




2年間のフォローアップ期間中、

左の握力は、A群(対照群)において有意に低下しました。
(t=-3.252,P=0.001)。

また、
右は、B群において有意に低下しました。
(t=2.460,P=0.015)

一方、

左の握力は、1年間の介入の時点で、C群において、有意に改善しました。
(t=-2.051,P=0.043)


D群では、1年後及び2年後でも、開始時と比べて、筋力に有意な変化は認められませんでした。
(both P>0.05)


さらに、骨代謝マーカーである

血中PINP(procollagen type I N-terminal propeptide)値は、

A群において有意に上昇
(t=-2.962,P=0.004)

B群において有意に上昇
(t=-2.888,P=0.005),

C群において有意に上昇
(t=-2.441,P=0.016)


一方、

β-C-terminal telopeptide of type I collagenは、

2年後の時点で、

B群にて有意に低下
(t=2.285,P=0.024)

D群にて有意に低下
(t=2.596,P=0.011)

していました。

以上のデータから、

閉経後の女性において、

運動に、カルシウムとビタミンDサプリメントの投与により、

筋力の向上と骨代謝改善作用が示唆されます。



今後、高齢者を対象にした応用で、
ロコモティブ症候群リスク低下や介護予防における臨床的意義の検証が期待される分野です。



ビタミンDは、骨代謝改善だけではなく、筋力の改善作用も有するため、高齢女性におけるロコモティブ症候群リスク低下作用が期待されます。





近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。




DHCでは、ロコモティブ対策に関連したサプリメントとして下記の製品があります。


アミノ酸


カルシウム・マグネシウム、


ビタミンD、


CBP、


ビタミンK






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------



posted at 23:55 | この記事のURL
ルテインが高齢者の脳機能に好影響を与える [2017年07月15日(土)]
今月の神経精神医学の専門誌に、ルテイン/ゼアキサンチンサプリメントによる高齢者での脳機能への作用を検証した臨床研究が、ギリシャのグループから報告されていました。
(J Int Neuropsychol Soc. 2017 Jul 11:1-14.)


ルテインは、脂溶性カロテノイドの1種であり、緑葉野菜や卵黄などに含まれています。

今回の研究では、高齢者において、ルテイン/ゼアキサンチンの投与による脳機能への作用が、fMRIを用いて検証されました。




具体的には、

地域居住高齢者44名(平均年齢72歳)を対象に、

・ルテイン+ゼアキサンチン投与群(12mg/日)

・偽薬投与群

の2群について、1年間の投与が行われ、


介入の前後で、fMRIなどを用いて脳機能関連指標が測定され、

群間比較が行われています。


解析の結果、

実薬群では、

言語性学習検査(verbal learning task)での低下抑制が見出されたということです。
(Cohen's d=.84)


また、

課題関連情報を維持・計画に関与する(左の)背外側前頭前野 (dorsolateral prefrontal cortex: DLPFC)、

前帯状皮質(ACC)において、学習に有意な相関が見出されています。


なお、

これらの作用は、

血中酸素濃度依存型(BOLD)シグナルの低下よりも増加にて見出されています。


以上のデータから、

高齢者において、

ルテイン/ゼアキサンチンサプリメントの長期投与による脳認知機能への好影響が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






ルテインは、眼科領域のサプリメントとして機能性が確立しています。

具体的には、加齢黄斑変性症の予防に有用であるとして、日本眼科学会のガイドラインでも摂取が推奨されている成分です。

最近では、次の報告があります。

ルテインによる黄斑色素密度(MPOD)増加作用:メタ解析

ルテインによる視覚処理速度改善作用


また、
次のような研究も知られています。


ルテインによる肌質改善効果




ルテイン 光対策 30日分【機能性表示食品】
眼の黄斑色素濃度を高めてコントラスト感度を維持・改善! 光刺激から守る!







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:52 | この記事のURL
マルチビタミン・ミネラル・オメガ3サプリメントによる健康増進効果 [2017年07月14日(金)]
今月のサプリメント研究の専門誌に、マルチビタミン・マルチミネラル・オメガ3系必須脂肪酸含有サプリメントによる健康増進効果を示した臨床研究が、米国のグループ(Brigham Young University)から報告されていました。
(J Diet Suppl. 2017 Jul 10:1-8.)



健康増進及び疾病予防には、適切な食習慣や運動習慣が基本であり、サプリメント・健康食品がそれらに置き換わるわけではありません。

しかし、不規則な食生活、加工食品の摂取が多い食生活では、念のために、保険的な意味でマルチビタミンやマルチミネラルサプリメントは、ベーシックサプリメントとして摂取が推奨されます。

現状のエビデンスを俯瞰するとき、機能性食品・サプリメントの適正使用により、健康寿命の延伸が十分に期待されます。

マルチビタミンサプリメントの有用性に関して、次の研究が知られています。


50歳以上の米国の男性医師14,641名を対象にした研究で、

マルチビタミンによるがんリスク低減効果

マルチビタミン・ミネラルと死亡率の関係:メタ解析

(平均的な日本人を集団で対象とする場合、現代の食生活では潜在的な栄養素の不足という問題は想定されますが、マルチビタミンの投与で死亡率低下というデータまでは検出できないと思います。)

(なお、マルチビタミン・ミネラルサプリメントによる抗がん作用や死亡率低下のメカニズムとしては、ビタミンCやビタミンE、セレンといった抗酸化作用を持つ成分が、酸化障害の抑制を介して、抗がん作用および生活習慣病予防効果を示す、となります。)





さて、今回の研究では、

マルチビタミン・マルチミネラル・オメガ3系必須脂肪・ハーブ類を含むサプリメントの健康増進作用が検証されました。


具体的には、

被験者16名を対象に、

サプリメントを2ヶ月間摂取させ、

脂質代謝や糖代謝、炎症マーカーなどの関連指標が測定されています。


投与されたサプリメントは、次の3種類です。
Alpha CRS+
(boswellic acids, silymarin, curcumin, ginkgo, bromelain enzyme, carotenoids, and polyphenols, such as resveratrol, ellagic acid, baicalin, and proanthocyanidins from grape seed)

xEO Mega:1,000 milligrams of marine lipids with 340 mg EPA, 240 mg DHA, and a blend of plant-sourced essential fatty acids. xEO Mega also includes 800 IU of vitamin D, 60 IU of vitamin E, and 1 mg of astaxanthin (an antioxidant carotenoid harvested from microalgae), as well as other carotenoids.

Microplex VMz;
a balanced blend of the essential antioxidant vitamins A, C, and E and a complex of B vitamins. It also contains all essential minerals, including calcium, magnesium, and zinc, as well as trace minerals. In addition, Microplex VMz contains a blend of nine essential oils, including oils from peppermint, ginger, and caraway.


解析の結果、

2ヶ月間のサプリメント投与によって、

次の指標での有意な改善が認められたということです。

・HDLコレステロール,
・LDL/HDL 比,
・空腹時インスリン値、
・ホモシステイン値、
・血中ビタミンE値、
・EPA、
・AA/EPA比


これらのバイオマーカーの改善から、

サプリメントの摂取により、
心血管リスク、抗酸化能、炎症、糖代謝への好影響が示唆されます。



また、

16項目からなる質的な評価においても、

2ヶ月間のサプリメント投与により有意な改善作用が示されています。

特に、
メンタルな明瞭、エネルギー、モチベーション、コントロール、バランス、ハピネスの改善、

腰痛や筋肉痛の軽減、
風邪罹患率の減少、不安やフラストレーション、焦燥感の減少が示されています。


以上のデータから、

マルチビタミン・マルチミネラル・オメガ3系必須脂肪酸など含む複合サプリメントによる健康増進効果が示唆されます。






DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、


下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。



マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。



ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。




ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。




コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。






↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。






↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))




乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
糖質制限食が低脂肪食よりも糖代謝改善や減量に有用 [2017年07月13日(木)]
今月の臨床栄養学の専門誌に、肥満患者において、糖質制限食/低炭水化物食のほうが、低脂肪食よりも糖代謝改善作用や減量効果を示す、という臨床研究結果が、フランスとデンマークのグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2017 Jul 5.)



どのような食事療法が好ましいのかは、体質/個人差もあり、すべての人に適した食事というものはなく、各自の体調や体質、ライフステージに応じて、テイラーメイドでの食事が望まれます。


一方、
肥満やメタボリック症候群対策、NAFLDなどの生活習慣病の改善には、

従来の低カロリー低脂肪食だけではなく、糖質制限食/低炭水化物食の有用性に関するエビデンスも増えてきました。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。


さて、今回の研究では、

肥満者を対象にした3つのランダム化比較試験において、

グリセミックロードや、食物繊維、全粒穀類の摂取量の異なる食事による、減量効果、リバウンド予防効果、糖代謝関連指標への作用が検証されました。


具体的には、

まず、
DiOGenes (Diet, Obesity, and Genes)試験の参加者で8週間の減量後、

26週間にわたり、グリセミックロードが高い食事と低い食費を摂取した研究。

また、
健康的なNew Nordic Diet (OPUS) Supermarket intervention (SHOPUS)を摂取したデンマークの小児に対する研究への参加者に対して、

26週間のNew Nordic Diet(高食物繊維、全粒穀類)を摂取した研究。


NUGENOB (Nutrient-Gene Interactions in Human Obesity)試験の参加者で、

低カロリー/低脂肪/抗炭水化物食
あるいは、
高脂肪/低炭水化物食
のいずれかを10週間摂取した群。

以上の3つの臨床試験の被験者について、


介入前の空腹時血糖値に基づき、

被験者を、
正常血糖値の群: (FPG <5.6 mmol/L),

糖尿病前段階(予備軍): (FPG 5.6-6.9 mmol/L),

糖尿病群: (FPG &#8805;7.0 mmol/L)

の3群に分けて、

空腹時血糖値、空腹時インスリン値の変化が調べられています。


解析の結果、


まず、
DiOGenes試験の参加者では、

糖尿病予備軍の被験者において、

低グリセミックロード食よりも、高グリセミックロード食のほうが、

体重のリバウンド(再増加)が有意に大きい値でした。

(5.83 kg, 95% CI: 3.34, 8.32 kg; P < 0.001)


正常血糖値の被験者では、

1.44 kgより大きい体重の再増加が認められました。
(95% CI: 0.48, 2.41 kg; P = 0.003)
[群間での差: 4.39 kg (95% CI: 1.76, 7.02 kg); P = 0.001]


次に、
SHOPUS研究では、

糖尿病前段階の被験者は、

対照食投与群よりも、

New Nordic Diet食摂取によって、

有意な減量効果を示しました。

(6.04 kg, 95% CI: 4.05, 8.02 kg; P < 0.001)

一方、正常血糖値群では、

平均体重減少効果は、 2.20 kg多くなっていました。
(95% CI: 1.21, 3.18 kg; P < 0.001)


[群間の差: 3.84 kg (95% CI: 1.62, 6.06 kg); P = 0.001]


さらに、

NUGENOB研究では、

糖尿病患者は、

低脂肪/高炭水化物食群よりも、

高脂肪/低炭水化物食群のほうが、

2.04 kg (95% CI: -0.20, 4.28 kg; P = 0.07)の減量効果を示しました。


このとき、
正常血糖値群では、
高脂肪/低炭水化物食群のほうが、

0.43 kg (95% CI: 0.03, 0.83 kg; P = 0.03)より大きい減量効果でした。

[群間の差: 2.47 kg (95% CI: 0.20, 4.75 kg); P = 0.03]


その他、

空腹時インスリン値は、

以上の相関との一致した変化を示しました。


以上のデータから、

肥満患者において、

空腹時血糖値が高値を示す場合、

低グリセミックロードの食事、

高食物繊維、全粒穀類の食事などが有用であると考えられます。



最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
コーヒーの摂取と死亡率の関係@日系アメリカ人 [2017年07月12日(水)]
今月の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、非白人アメリカ人において、コーヒーの摂取と死亡率との関連を調べた疫学研究が報告されていました。
(AIM July 11, 2017)



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。

日本でも、次の研究があります。

3杯のコーヒーで脳腫瘍が半減する@日本人


コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。


今回の研究では、

米国において、

コーヒーの摂取と、死亡率(総死亡率および疾患別死亡率)との関連が検証されました。


具体的には、

ハワイとロサンジェルスでの前向きコホート研究において、

1993年から1996年に登録された、45歳から75歳のアメリカ人185,855名(アフリカ系、ハワイ先住民、日系アメリカ人、ラテン系/ヒスパニック、白人)を対象に、

1993年から2012年の間の総死亡率、疾患別死亡率と、登録時の食事調査に基づいたコーヒーの摂取との関係が調べられています。

(MEC;マルチエスニックコホート研究の一環です。)



58,397名の参加者、3,195,484患者年のフォローアップ(平均フォローアップ期間16.2年間)のデータが解析された結果、


コーヒーの非摂取群と比べて、

コーヒーの摂取群では、

交絡因子(喫煙など)で補正後、」

総死亡率の有意な低下が認められたということです。


・1日あたり1杯では12%の低下
(HR, 0.88 [95% CI, 0.85 to 0.91])

・1日あたり2-3杯では18%の低下
(HR, 0.82 [CI, 0.79 to 0.86])

・1日あたり4杯以上では18%の低下
(HR, 0.82 [CI, 0.78 to 0.87]; P for trend < 0.001)

が見出されたということです。

また、
カフェイン入りコーヒーと、カフェイン抜きのコーヒーのいずれも同様の傾向を示しています。


さらに、
エスニック別の解析では、

4つの人種グループ(アフリカ系、日系アメリカ人、ヒスパニック/ラテン系、白人)において、

コーヒーの摂取と死亡率との間に、有意な負の相関が示されました。

(ネイティブハワイアンでは有意差は認められていません。)


その他、

非喫煙者、

若年層(55歳未満)、

慢性疾患の既往歴がない

といった群においても、有意な負の相関が見出されています。

なお、
この研究の限界として、

測定されていない交絡因子の影響などが想定されます。



以上のデータから、


アフリカ系アメリカ人、日系アメリカ人、ヒスパニック系/ラテン系、白人の4つのエスニックグループにおいて、

コーヒーの摂取による全死亡率の低下が示唆されます。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制




DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:57 | この記事のURL
| 次へ
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る