サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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大豆イソフラボンの抗炎症作用 [2011年07月06日(水)]
産婦人科学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆イソフラボンによる抗炎症作用を検証したメタ解析が、米国のグループ(University of North Carolina at Chapel Hill)から報告されていました。
(Menopause. 2011 Jun 24.)



慢性炎症は、生活習慣病の発症機序として重視されており、抗炎症作用を持つ機能性食品素材が予防に注目されています。


そこで、今回の研究では、閉経後の女性において、大豆イソフラボンの血中CRP(炎症マーカーの1種)への影響が検証されました。


具体的には、2010年12月までのランダム化比較試験で、閉経後の女性を被験者に、大豆イソフラボン含有大豆食品あるいはイソフラボン抽出物を投与し、CRPの変化を示したデータが解析されています。


14報を対象にメタ解析が行われた結果、閉経後の女性において

対照群に比べて、大豆イソフラボン投与群では、血中CRPが0.17 mg/L低い傾向が認められました(ただし、有意差なし)(95% CI, -0.38 to 0.04; P = 0.12)。


次に、サブグループ解析では、

CRPの基礎値が2.2mg/L以上と高値であった被験者群では、

イソフラボン投与によって、CRPが0.70mg/L有意に低下していました。
(95% CI, -1.17 to -0.23; P = 0.003)


メタ回帰分析でも、介入前・試験開始時のCRP値がイソフラボンの効果(CRP低下作用・抗炎症作用)に関連する因子であることが見出されています。




以上のデータから、CRP値の高い(慢性炎症が疑われる)閉経後の女性では、大豆イソフラボンによる抗炎症作用が示唆されます。





大豆イソフラボンは、植物エストロゲンであり、女性ホルモン様作用を介した働きが知られています。


具体的には、更年期障害の症状改善、乳がんの発症予防や再発予防などです。


一方、イソフラボンには抗炎症作用もあり、動脈硬化性疾患などの予防や改善も期待されます。




大豆食品の機能性(健康維持や疾病予防)効果は明らかですので、通常の食事で大豆製品の利用がすすめられます。

また、大豆製品の摂取に準じた種類と量の大豆イソフラボンを利用することは推奨できると考えます。



具体的には,毎日大豆製品を摂取できない場合,(十分な量の大豆製品を摂取しなかった日に)サプリメントを摂取するという補完的な利用法が考えられます。


なおサプリメントでは,グリコシド型とアグリコン型がありますが,食品と同じ成分のグリコシド型を用いた大豆イソフラボンサプリメントを選びましょう。






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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

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