2型糖尿病に関する大規模臨床試験(ACCORD試験)では、血糖コントロールを厳密に行った群のほうが、対照群よりも死亡率が高くなり、試験自体が中止になりました。
ただし、このことは、糖尿病では血糖コントロールがあまり厳密でなくても大丈夫、というメッセージではなく、従来の糖尿病治療方法で厳密な血糖コントロールを行うと、重症低血糖発作が生じることがリスクになり、予後を悪化させる、ということを示唆しています。
つまり、現時点では、糖尿病の専門医は、医薬品を用いて、血糖をコントロールし合併症を防ぐだけの技量を有しておらず、治療技術が未熟であることを示しています。
(もちろん、血糖値については、医師側の原因だけではなく、患者側の食生活に関連する部分も少なくありません。
一方で、糖尿病治療薬のセールスマンのような糖尿病認定医・専門医もいるので要注意です。)
したがって、2型糖尿病と診断されて、食事療法をおろそかにし、必要以上に糖尿病治療薬に頼るのは非常に危険です。
現時点では、きちんと食事療法と運動療法を行うことで、できるだけ血糖をコントロールし、医薬品は極力使わないこと、がベストです。
とはいっても、味気ない食事やおいしくない食事で我慢するのは苦痛ですので、継続できません。
おいしい食事で、かつ、2型糖尿病の予防や改善にも有用という点では、卵乳菜食やマクロビオティックの玄米正食が選択肢になると思います。
(DHC製品の低GI/GL食では、
発芽玄米や
米こんにゃくがあります。)
生活習慣病の中でも、高血圧や脂質異常症の治療では、優れた医薬品もあり、食事療法がそれほど厳密でなくても、検査データは何とかなってしまうこともあります。
同じ生活習慣病に分類される、これらの疾患と比較しても、2型糖尿病は、食事や運動の影響が大きく、かつ、現時点の糖尿病治療薬に過度の期待はできないため、食生活を含めたライフスタイルの見直しが重要です。
ADAのStop Diabetesのロゴです。
個人的には、ADAなど糖尿病関連学会のビジネスが隆盛していることは間違っていると思います。
0次予防や1次予防での介入によって糖尿病の予防を進め、糖尿病関連学会ビジネスの衰退こそが、人類の健康増進のゴールでしょう。
(糖尿病と診断された際に、医薬品を拒否し、食事と運動で血糖値を良好にコントロールし、20年間で、2千万円から3千万円の医療費を節減したという医師もいます。
個人のレベルおよび国レベルで、費用対効果を考えるとき、食生活と運動、予防のためのサプリメント・機能性食品の利用のほうが効率的です。)
近年、日本でも新薬のインクレチン関連薬が多くの患者に処方されつつあります。
(この薬については、NH○の娯楽番組--情報番組を装った娯楽番組--でも紹介され、患者側からの問い合わせも増えているようです。)
新薬は効果がありますし、何よりも高価なので関連ビジネスは潤います。
(したがって、新薬は、自分に使うよりも他人に処方する側に経済的なメリットがあります。)
(特に中国やインドなどの新興国では、顕著です。)
ただし、市販後の安全性評価はこれからです。
先日(2011年6月13日)、米国FDAからインクレチン関連薬についての
警告が発表されています。
------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)
医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】
【健康食品FAQ】
【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------