サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンB6サプリメントが肺がんリスクを16%低下:WHI研究 [2020年02月18日(火)]
今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンB群サプリメントによる肺がんリスク低減効果を示した疫学研究が、米国のグループ(Ohio State University College of Medicine)から報告されていました。
(Int J Cancer. 2020 Feb 6.)



今回の研究では、

閉経後女性において、

ビタミンB群サプリメント(B6,B12, 葉酸)の摂取と、

肺がんリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

女性の健康イニシアチブ(WHI; Women's Health Initiative)研究のデータを用いて、

1993年から1998年の間に、米国の40の臨床センターでWHIに登録した161,808人の女性のデータから、

除外基準での除外後、

159,232人のデータが解析の対象となりました。


平均18.3年にわたり前向きにフォローアップされ、

3,836例の偶発的な肺癌症例が認めら、


登録時のビタミンB群サプリメント(ビタミンB6、葉酸、およびB12)の摂取と肺がんリスクとの関連性が調べられました。


解析の結果、

ビタミンB群の非摂取群に比べて、


1日あたり50mg以上のビタミンB6サプリメント摂取の女性では、

肺がんリスクが16%有意に減少していました。
(HR 0.84, 95% CI: 0.71-0.99)

なお、

喫煙状況、肺がんの組織学的所見についての関連性では有意な相関は見出されませんでした。


また、

葉酸とビタミンB12は、肺がんリスクとの関連は見出されませんでした。


今後、大規模な介入研究による検証が期待される分野です。


ネット上では、葉酸サプリメントが大腸がんや大腸ポリープのリスクを高める、といった不適切な情報が散見されます。

サプリメントについて、ネガティブなニュースが独り歩きするというのは、残念ながら、よくあることです。


葉酸とがんについての研究として、下記の報告があります。


葉酸の摂取が大腸がんリスクを19%減らす 


葉酸サプリメント摂取と前立腺がんリスク低減@デンマーク




葉酸は、ビタミンBの1種です。

不足すると巨赤芽球性貧血になります。

また、胎児の発育に必須であり、葉酸低値や高ホモシステイン血症は、先天奇形(二分脊椎症などの神経管閉鎖障害、心奇形、口唇口蓋裂)、不育症、妊娠高血圧症候群、早産や低出生体重児、産後うつ病、小児の自閉症のリスク低減にも有用です。

さらに、認知症(アルツハイマー病)、脳卒中(脳梗塞)の予防にも有効です。

その他、高ホモシステイン血症は骨粗鬆症のリスクでもあるため、骨粗鬆症の対策としても葉酸の摂取が有用です。


葉酸は、葉物野菜に含まれていますので、平均的な日本人であれば、それなりにとっているように思われます。

カルシウムやマグネシウム、亜鉛といった栄養素の摂取が足らない、という話はよく聞くと思います。

一方、葉酸が足らない、という話にならないのは、日本の食事摂取基準が、1日あたり240㎍であり、その程度の葉酸は摂れているからです。

しかし、認知症や脳卒中、子どもの先天奇形の予防のためには、合成葉酸を1日あたり400㎍摂ることが必要です。(食事性葉酸であれば、800㎍必要です。)

米国やWHOなど世界的な基準は、400㎍となっており、米国では、1998年から、合成葉酸を穀類などに添加することが義務付けられています。

この10年くらいの間に、葉酸低値や高ホモシステイン血症が、さまざまな疾患のリスクになることがわかっており、かつ、葉酸サプリメント投与による効果がメタ解析や大規模臨床研究で示されています。

しかし、相変わらず、日本は、間違った食育原理主義であり、
葉酸を食事からとりましょう、
という啓発で終わっています。

もちろん、野菜には、葉酸だけではなくて、さまざまなビタミンやファイトケミカルが含まれており、多くの機能性があります。

したがって、野菜を摂ること自体は、健康増進や未病改善に重要です。
また、葉酸サプリメントですべての健康問題が解決するわけでもありません。

しかし、葉酸低値や高ホモシステイン血症の改善のためには、一日あたり400㎍の葉酸を確実に、摂ることが必要です。


さらに、先天奇形の予防について、エビデンスが示されているのは、食事性葉酸のプテロイルポリグルタミン酸ではなく、合成葉酸のプテロイルモノグルタミン酸です。

体内の利用効率を考えるとき、食事性葉酸で、プテロイルモノグルタミン酸を400㎍摂ろうとすると、800㎍相当量が必要です。

ほうれん草などの葉物野菜を大量に毎日摂る、という非現実的な話ですので、葉酸豊富なレシピを紹介しても、課題解決にはならないのは明白です。

(レシピを紹介するときには、それにかかる時間や費用も明示すべきです。実行できないレシピを紹介することは無駄です。)


野菜にはビタミンやファイトケミカルが豊富ですので、

エクストラバージンオリーブオイルをかけて、毎日摂りましょう。

それとは別に、健やかな妊娠・出産・産後のため、また、認知症・アルツハイマー病、脳卒中(脳梗塞)の予防のためには、合成葉酸(400㎍/日)を確実に摂るようにしましょう。

なお、日本や中国以外の、世界81ヵ国では、合成葉酸が穀類などに添加されています。


葉酸だけですべての健康課題が解決するわけでは、ありません。

しかし、
認知症や脳卒中(脳梗塞)の予防、骨粗鬆症の予防、健やかな妊娠・出産・産後のために、400㎍の葉酸を毎日確実に、サプリメントから摂ることは、必須条件です。

○○の豊富なレシピなど、リアルワールドでの課題解決にならない、無責任な情報、間違った食育原理主義の情報が氾濫していますので、注意が必要です。




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葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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