今月の栄養学の専門ジャーナルに、高脂肪食摂取後の抗酸化物質に関するヒト臨床研究が報告されていました。
(BJN 100;312-316:2008)
研究では、健常者25名を対象に、高脂肪食(60グラムの脂肪含有)摂取後の、中性脂肪、尿酸、HDL、タンパク質、酸化障害が測定されました。
その結果、高脂肪食摂取後には抗酸化成分の指標である尿酸値が有意に低下し、酸化障害の指標の低下と関連が認められたということです。
論文著者らは、抗酸化成分としての尿酸の意義、および高脂肪食による急性酸化障害について考察しています。
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