オリーブオイル由来のポリフェノールによる骨の健康に対する作用を検討した基礎研究が、フランスとギリシアのグループから発表されていました。
(Puel et al. PA400)
研究では、閉経後の骨粗鬆症モデル動物であるラットを対象に、オリーブオイルに含まれるポリフェノール類(オレユロペン、チロソール、ヒドロキシチロソール)が投与され、その作用が検討されています。
その結果、オリーブオイルポリフェノール(オレユロペン)投与による抗炎症作用・抗酸化作用が認められ、骨減少が抑制されたということです。
このデータから、オリーブオイル由来のポリフェノールによる骨粗鬆症予防作用が示唆されます。
(これらのポリフェノールはオリーブリーフ末にも含まれています。)
なお、今回のデータは基礎研究ですので、臨床的意義についての検討がさらに必要と考えられます。
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