Neko

2007年04月  >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント

やーくんたちとのドライブ〜終わり篇 [2007年04月22日(日)]

お参りをすませたわたしたちは、奥の院の入り口でおみくじを買うことにしました。しかし、結果は、凶こそ引かなかったものの、さほどいいものではありませんでした


気を取り直して、さぁ階段下りです。見下ろすと、下から見上げたときには感じなかった恐怖感が湧いてきます。足を滑らせることがないように手すりをつかみながら、慎重に1段1段しっかりととらえながら下っていきました

階段を下っている最中、ほら貝の音がしました。どうやら御真殿ではじまるご祈祷の合図のようです。御真殿を覗いてみると、何人もの僧侶が太鼓で調子をあわせながら、いっしんにご祈祷のご真言を唱えていました。すさまじい気が感じられます。

最乗寺をあとにし、足柄峠下にある地蔵堂に向かいました。地蔵堂は、足柄峠や金時山に登るハイキングコースの始点となっており、これからの季節ハイカーたちで混雑します。地蔵堂付近には、うどん屋さん、おみやげ屋さん兼茶店、甘味処など、何軒かの飲食店があります。

わたしたちもここで昼食をとることにしました。地蔵堂先のうどん屋さんは、雑誌やテレビでも取り上げられたことがある有名なうどん屋さんです。わたしたちが着いたときも長い行列ができていました。

わたしたちは《湯うどん》という、温かいお湯の中にうどんがはいっているシンプルなうどんとお漬物のもりあわせを注文しました。《湯うどん》が出てくるまでのあいだ、漬物をつまみながら、やーくんの今後のことなどについて話しました

注文からしばらくたって、《湯うどん》が運ばれてきました。桶におよぐうどんは真っ白で、さほど太くないうどんでした。

おどろいたことにつけ汁の中には、レモンの輪切りが浮いていました。以前、箱根のおそば屋さんでレモンそばというつけ汁にレモンの輪切りが入っているおそばを食べたことはあります。でも、それはレモンそばという名のちゃんとレモンの存在を明らかにしそばでした。
しかし、ここのうどん屋さんはふつうのうどんにごく当り前のようにレモンが浮かんでいるようです。

つけ汁を舐めてみます。だしの味をしっかりと感じさせるつけ汁とそれを軽くする役割を果たしているレモンの相性はなかなかです。さっそく、うどんをつけ汁のなかにいれることにしましょう


ところが、です。ここのうどんは1本1本がとても長いため、つゆのなかにおさまり切れません そこで、お行儀が悪いですが、つけ汁のなかにはいりきれなかったうどんを桶のはじにひっかけながら、箸で切りました。たぶん、うどん1本の長さは、卓の上にある桶の中のうどんのはじを箸でつかみながら立ちあがったとしても、桶から完全に取り出すことができないくらい長いものだと思います

もちっとした食感でした。やーくんと太っちょくんはうまい、うまいといって食べていましたが、わたしはコメントを控えます おみくじの結果をあらためて思い出しました

わたしはむしろ、地蔵堂脇にあるおみやげ屋さん兼茶店のうどんおやきをおすすめします

珍しいところでは、その茶店には、きなこをつけながら食べるよもぎのうどんがあります
はじめてその食べかたをお店のかたから聞いた時には、とても不思議な感じがしました。でも、実際にその通りにして食べてみると、意外なほど美味で感動した覚えがあります。よくよく考えてみると、よもぎときなこのとりあわせは草餅にもみられる関係ですから、おいしくて当然でした

また、具が9種類あるおやきはどれをとっても、とてもおいしいです。おみやげ用として冷凍のおやきも売っているので、自宅でもそのおいしさを楽しむことができます