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ドライブのおみやげ [2007年04月23日(月)]

透頂香ういらうです


お店のパンフレットによると、

外郎家は中国の名家でしたが、室町時代に、初代陳延祐が元の滅亡とともに日本に帰化し、中国での役職名、礼部員外郎の外郎をとって、「外郎(ういろう)」と名乗ったことにはじまるそうです。陳外郎家に伝わる代々の薬「霊宝丹」が朝廷に珍重され、「ういろう」と呼ばれるようになったそうです。のちに天皇から透頂香という名も与えられ、正式には、「透頂香ういろう」という名称になりました。

また、お菓子のういろうは、陳外郎家二代陳宗奇が、朝廷で外国の使節を接待するために考案したことから「ういろう」と呼ばれるようになったそうです。

歌舞伎十八番でもある《外郎売》は、二台目市川団十郎が咳と痰の病でせりふが言えず、舞台に立てず、困っていたときに、この薬を飲んで全快したことに感激し、誕生したお芝居です。「拙者親方と申すは、・・・」ではじまる外郎売の口上は、いまでもアナウンサーの教育につかわれる滑舌のお手本です

わたしにとって、薬のういろうは万能薬で、飲みすぎ、食べすぎはもちろん、ちょっと体調を崩したときに飲むとたちどころに治ります 1粒の大きさは仁丹ほどで、色も仁丹のように銀色をしています。ただ天然の生薬なので、原料が不足気味で、ひとり二箱までしか買うことができないお薬です。

ちなみに、お菓子のういろうは、ういろうの本家本元の味を感じさせる気品のあるお味です。ほかのお店のものよりは、若干固めですが、うまみが詰まっている感じがします

また、お菓子部門での一番のおすすめは、酒まんじゅうです。
冷凍してあるため、うちにかえってから蒸して食べます。
お酒の香りともっちもっちの皮、上品なこしあんの調和はみごとです

わたしが知っている限り、一番おいしい酒まんじゅうだと思ってます


明日、大学時代のゼミの先輩がたとの会合があるため、ブログを更新をお休みさせいていただきます。また、みなさまのところにもお邪魔できないかもしれませんが、どうかお許しください


《4月25日付補足》

外郎のホームページは ここ