サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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CAM利用とがんサバイバー [2010年01月13日(水)]
今月の腫瘍学の専門ジャーナルに,CAM(補完代替医療)を利用するがんサバイバー(生存者)の特徴を調べた研究が,米国のグループ(Wayne State University)から報告されていました。
(Oncol Nurs Forum. 2010 Jan;37(1):E7-E15.)



研究の目的は,米国のがんサバイバーを対象に,CAMの利用状況について調査し,その特徴を明らかにすることです。


(2002年の全米健康調査(2002 National Health Interview Survey)のサブ解析として行われています。)


具体的には,がんと診断された18歳以上の成人2,262名を対象に,各種のCAM療法(食養生,ヨガ,太極拳,気功,瞑想,イメージ誘導療法,リラクセーション,深呼吸法)と,性別,症状との関係が調べられました。



年齢,性別,教育,人種,がん診断,疼痛,不眠,疲労,うつ,健康状態といった因子との関連が検討された結果,

CAM利用が多いがんサバイバーの特徴として,

女性,壮年期,白人,高い教育水準

といった点が見出されました。



また,対象とする症状では,疼痛,うつ,睡眠障害がCAM利用と相関が認められたということです。



がんサバイバーに限らす,有病者におけるCAM利用は,ごく当たり前に行われています。

医療従事者側には,それらの利用についての適切なアドバイスが求められます。


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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】
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