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バレリアンによる睡眠障害の改善@更年期女性 [2013年11月29日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、更年期女性の睡眠障害に対するバレリアンの効果を示した臨床研究が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2013 Nov;19(4):193-6.)




バレリアン(学名Valeriana officinalis)は、睡眠障害・不眠症に対するハーブサプリメントとして知られています。




更年期の女性では、ほてりや睡眠障害・不眠症などの症状がみられます。




そこで、今回の研究では、

バレリアンとレモンバームによる更年期女性の睡眠障害に対する効果が調べられました。



具体的には、

睡眠障害・不眠症を訴える50歳から60歳の女性100名を対象に、

バレリアン/レモンバーム投与群、



偽薬群の2群(各群50名)について介入が行われました。



アウトカムとして、

介入前後で、

自記式質問票「ピッツバーグ睡眠調査票」(Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI))による評価が行われました。



解析の結果、

偽薬群に比べて、

バレリアン/レモンバーム投与群において、

睡眠障害の改善が認められた、ということです。



以上のデータから、

更年期女性における睡眠障害に対して、

バレリアン/レモンバームの投与による改善作用が示唆されます。






バレリアンは、単回投与による効果も示されていますが、一般には、1ヶ月間などの投与によって「睡眠の質」を改善する働きが期待されています。


(つまり、医薬品の睡眠導入剤のような使い方ではなく、一定期間摂取することで、ハーブによる睡眠の質の改善が期待される、というタイプと考えます。)




先行研究でも、バレリアンによる効果が示されています。



バレリアンによる睡眠障害改善作用



バレリアンの睡眠改善作用@がん患者



バレリアンによる不眠症改善作用



バレリアンの体内動態と個人差




バレリアンでは、鎮静作用の他、平滑筋に対する鎮痙作用も知られています。



バレリアンによる鎮痙作用



バレリアンの抗酸化作用




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