サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2011年06月  >
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
CAM利用者における治療と予防に対する対応 [2011年05月24日(火)]
今月の医療サービス研究の専門ジャーナル(電子版)に、米国でのCAM(補完代替医療)の利用者における病気の予防と治療に対する対応を調べた研究が報告されていました。
(Health Serv Res. 2011 May 10.)



研究の目的は、米国のCAM利用者のうち、CAMを疾病の治療に用いたグループと、健康増進に用いたグループに関して、それぞれの特徴や医療サービスの利用状況が調べられています。


具体的には、2007年の全国健康調査(NHIS)において、18歳以上の成人の回答者から

前年にCAMを疾病治療のために利用した973名と、

CAMを健康増進のために利用した3,281名、

さらに、
両方の目的で利用した3,031名を対象にデータ解析が行われました。



その結果、
健康増進目的のCAM利用者は、健康状態や健康的な行動様式(身体的活動性や低い肥満率)といった指標全般において、疾病治療目的のCAM利用者よりも有意に優れていることが見出されています。


また、CAMの非利用者に比べて、CAM利用者は、通常医療サービスの利用率が一般に高いことも示されました。


治療目的でのCAM利用者は、健康増進目的でのCAM利用者よりも、通常医療サービスの利用が顕著に多いことも示されています。



以上のデータから、
CAM利用者は、大きく2グループに分けることができ、医療保健サービスに対する利用状況や対応が異なることが示唆されます。





健康志向の高いグループがCAMも利用し、結果として健康状態が優れていることは推定されやすいと思います。


一方で、治療のためにCAMを利用するグループも存在することは、CAMに関する認知や受容が進んでいることが推察されます。



------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:53 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/1829
トラックバック
この記事へのトラックバック
URL http://www.dhcblog.com/kamohara/tb_ping/1829
コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
captcha
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク

コメント

プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る