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医療従事者・CAMプロバイダー側のスピリチュアリティ [2011年06月04日(土)]
補完代替医療(CAM)の専門ジャーナル(電子版)に、医療従事者及びCAMプロバイダー(CAM療法士などのCAM提供者)の信条・スピリチュアリティに関する調査研究が、米国のグループ(University of Chicago)から報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2011 May 25.)



今回の研究では、
一般内科医、リウマチ専門医、自然療法医、鍼師の信条と、彼らのCAMに対する態度との関連が調べられました。


アウトカムは、6タイプのCAMの利用とそれらへの対応です。


回答率は65%でした。



思想信条・宗教、スピリチュアリティに関する調査との関連が検証された結果、
自然療法医と鍼師は、一般内科医やリウマチ専門医に比べて、無宗教・無宗派であるとした割合が3倍でした。(35% vs. 12%, p&#8201;<&#8201;0.001)


しかし、自然療法医と鍼師は、一般内科医やリウマチ専門医に比べて、自身を「非常にスピリチュアルである」とする割合が高値になっています(51% vs. 20%, p&#8201;<&#8201;0.001)。


医師の間では、スピリチュアリティや宗教性であることと、治療プログラムにCAMを取り込む割合との間に相関が見出されています。



以上のデータから、論文著者らは、補完代替医療や統合医療において、プロバイダーの思想信条が反映される、と考察しています。




なお、これは、米国での調査です。

米国でのCAM利用状況をみると、‘祈り’が1位と2位を占めています。
(自身への祈りと他者への祈り)


日本での研究では、祈りは、選択肢にも入っていません。


また、思想・信条・宗教というと、日本では、日常生活や医療とは離れた世界になりがちですが、英語でのスピリチュアリティは、米国では日常の一部といった印象でしょう(少なくともアングロサクソン系やカソリック系では)。




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