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ブドウポリフェノールによる高血圧改善作用 [2012年08月15日(水)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、メタボリック症候群患者において、ブドウポリフェノールによる高血圧改善作用を示した臨床研究が、米国のグループ(University of Connecticut)から報告されていました。
(J Nutr. 2012 Jul 18.)



ブドウの果皮や種子には、ブドウ由来のポリフェノールが豊富に含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


赤ワインによるフレンチパラドックスが有名です。



さて、今回の研究では、メタボリック症候群患者でのブドウポリフェノール投与による効果が検証されました。


具体的には、

30歳から70歳のメタボリック症候群の男性24名を対象に、

凍結乾燥ブドウポリフェノール末

あるいは

偽薬

が30日間投与されました。

(二重盲検クロスオーバー法. washoutは3週間)




メタボリック症候群に関連して、血圧、血管内皮機能(FMD)、血漿NOx、血漿sICAM-1、sVCAM-1が介入前後で測定されています。




解析の結果、

偽薬群に比べて、ブドウポリフェノール投与群では、

収縮期血圧の有意な低下(改善)(P < 0.0025)、

血中sICAM-1値の有意な低下(改善)(P < 0.025)

が認められ、

血管内皮機能(FMD)の有意な改善(P < 0.0001)も見出されたということです。





また、血中sVCAM-1の変化は、収縮期血圧の変化と有意な相関が認められています(r = 0.45; P < 0.05)。


その他、NOx値の変化は両群間での有意差は示されませんでしたが、収縮期血圧値と有意な負の相関を示していました(r = -0.44; P < 0.05)。



以上のデータから、

メタボリック症候群患者において、

凍結乾燥ブドウポリフェノール末の投与による高血圧改善、血管内皮機能改善作用が示唆されます。





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