サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンEによる高血圧改善作用:メタ解析 [2014年10月15日(水)]
栄養学研究の専門ジャーナルに、ビタミンEによる高血圧改善効果を示したメタ解析が報告されていました。
(J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 2014;60(4):239-45.)



ビタミンEは、代表的な抗酸化ビタミンの1種です。

トコフェロールとトコトリエノールに大別され、それぞれα、β、γ、δに分けられるために合計8種類があります。


ビタミンEは、

抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が期待され、

ベーシックサプリメントとして広く利用されています。




さて今回の研究では、

2007年の全国健康栄養調査データから、

ビタミンEの摂取と、高血圧症との関連が検証されました。



具体的には、

40歳以上の男性1,405名(平均63.5歳)、女性2,102名(62.4歳)を対象に、

栄養素の摂取量を推計し、

ビタミンEの三分位について

高血圧リスクとの関連が調べられました。





解析の結果、

ビタミンE摂取量の多い群では、少ない群に比べて、

高血圧患者の割合が有意に低いことが見出されました。
(p for trend=0.01)




エネルギー量で補正後、

ビタミンEの摂取量が多い被験者は、

高血圧リスクと関連する他の栄養素、つまり、カリウムやマグネシウム、ビタミンCの摂取量も多いことが見出されました。




ビタミンEの摂取量の三分位で最低群に比べて、

中程度の群では、

高血圧リスクが27%低下していました。
(OR 0.73, 95% CI; 0.62-0.87))


また、

最高群では、19%のリスク低下が見出されています。
(OR 0.81, 95% CI; 0.69-0.96)




なお、

ビタミンEの摂取量が多いと高血圧リスクが低いという相関は、サプリメント由来でも栄養素由来でも同じ(サプリメントの影響を除いても同じ)となっています。



以上のデータから、

ビタミンEによる高血圧リスク低下作用が示唆されます。







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