現在、参加している学会(@ホテル)の隣が、コンベンションセンターで、
ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)の会場になっています。
ボスキャリは、日英バイリンガルを対象とした世界最大の就職イベントなのだそうです。
学会場への最寄り駅が同じなので、毎朝、スーツ姿の日本人の就活生をたくさん見かけます。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
がん研究の専門ジャーナル(電子版)に、妊娠期のサプリメント摂取と、母体のがんリスクとの関連を調べた疫学研究が、ノルウェイのグループ(University of Bergen)から報告されていました。
(
Cancer Epidemiol. 2015 Oct 18;39(6):805-811.)
妊娠を考えている女性では、
葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。
今回の研究では、
葉酸の摂取と、母体のがんリスクとの関連が検証されました。
具体的には、
1999年から2010年の間の
ノルウェイでの出生医学データベースやがん登録データなどから
429,004名の女性が対象となり、
平均7年間のフォローアップ中に
3781例のがん症例が見出されました。
母体でのがん発症と、
葉酸サプリメント利用の有無との関連が調べられています。
解析の結果、
まず、
妊娠1回、あるいは2回以上のいずれの女性においても、
葉酸サプリメントの利用と、
がんリスクとの相関は見出されませんでした。
(妊娠1回;HR 1.08; 95% CI 1.00-1.18)
(妊娠2回以上:HR 1.06; 95% CI 0.91-1.22) (ptrend=0.12)
また、
13種類のがんのいずれの解析でも、
妊娠期の葉酸サプリメントの利用と、
がんリスクとの相関は認められていません。
その他、
妊娠の前あるいは妊娠期の葉酸サプリメントの利用と、
がんリスクとの間にも相関は示されませんでした。
以上のデータから、
妊娠期における葉酸サプリメントの利用と、
母体のがんリスクとの間に相関はないと考えられます。
葉酸は、ビタミンB群の1種です。
葉酸サプリメントは妊娠初期に必須であるだけでなく、
中高年以降では、葉酸摂取による動脈硬化性疾患の予防や認知症の予防といった作用が示されています。
(ホモシステインからメチオニンへの転移に葉酸が必須であり、葉酸が不足すると、血中ホモシステインが高くなります。
ホモシステインは、血管内皮細胞や血液凝固因子に影響し、LDLの血管壁への沈着、動脈硬化の進展を生じます。)、
DHCでは、
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葉酸に関連した研究として、次の報告があります。
葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
ビタミンB群投与による脳萎縮(灰白質萎縮)抑制効果と認知機能低下抑制効果
脳萎縮進行抑制効果を示した臨床研究
若年女性における葉酸の抗うつ作用
ビタミンB群が脳卒中後のうつ病を予防
葉酸サプリメントによる末期腎不全患者の死亡率低下効果
妊娠を考える女性向けのサプリメントとして、
葉酸
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ビタミンD3
などがあげられます。
また、卵子の老化を抑制する機能性成分として、
レスベラトロールも注目されています。
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