産婦人科学の専門ジャーナルに、更年期症状に対する大豆イソフラボンとオメガ3系必須脂肪酸との比較を行った臨床研究が、スペインのグループ(Instituto Palacios)から報告されていました。
(Gynecol Endocrinol. 2017 May 31:1-7)
大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。
最近の研究として、次の報告が知られています。
大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析
大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析
イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性
大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性
EPAや
DHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。
さて、今回の研究では、
閉経後の女性での更年期症状に対して、オメガ3系必須脂肪酸と、大豆イソフラボンとの有用性の比較が行われました。
具体的には、
ランダム化前向き研究として、
閉経後の健康な女性(45-65歳)を対象に、
・オメガ3系必須脂肪酸(850mg/日)サプリメント投与群:38名、
・大豆イソフラボン(108.8mg/日)サプリメント投与群:30名
の2群について、16週間の介入が行われています。
1週間当たりの更年期障害の中等度及び重症の頻度は、
オメガ3系必須脂肪酸投与群では、
それぞれ、
24.56回と 23.90回、
イソフラボンサプリメント投与群では、
それぞれ19.65回と19.51回
でした。
4ヶ月間の介入後、
中程度および重症のほてりは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメント摂取により、有意に減少しました。
(p < .001)
一方、
大豆イソフラボンサプリメントの4ヶ月間投与では、
重症のほてりは有意な減少を示しました(p = .02)が、
中等度では有意な変化は見いだされませんでした。
(p = .077)
オメガ3系必須脂肪酸とイソフラボンとの間では、有効性について、有意差は見出されていません。
以上のデータから、
オメガ3系必須脂肪酸は、ほてりに対して、大豆イソフラボンと同様の効果が示唆されること、
オメガ3系必須脂肪酸は、大豆イソフラボンに比べて、
中等度の症状に対してはより顕著な作用を示すこと、
3−4週間及び4ヶ月後では、同程度であること
などが示唆されます。
DHCでは、
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大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析
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