【顔の粉瘤手術 傷痕のケアについての記事です。】
このブログでは、私が過去に受けた、粉瘤(アテローム)の手術について紹介しています。
というのも、自分自身、手術前不安でいろいろ調べたので、何かの役に立てば…と思って書いたのです。
書いてから2年が経った今でも、検索して読んでくださる方が結構いらっしゃるので、
今回は、術後のケアについてと、手術から2年が経った今の、傷跡はどうなったかを書きます。
まず、この記事を検索してくださった方の中に、ご自身に今できているできものが、果たして粉瘤なの?と、
疑問に思っている方もいると思うので、粉瘤と
ニキビの見分け方を書いておきます。
粉瘤は、
ニキビのように膨らみができますが、てっぺんに毛穴のような穴があることが多いです。
そして膨らみの内部は、袋状になっていて、内容物(老廃物)が溜まっていきます。
化膿しないうちは、痛みもなく、小さいものなら、なかなか治らない
ニキビ・・・・といった見た目です。
そのまま大きくならない人もいるし、どんどん大きくなる場合もあるそうです。
化膿して、炎症を起こすとすごく痛いそうです。
私は、炎症を起こす前に手術したので、炎症の痛みは経験していません。
(ちなみに皮膚科の先生によると、粉瘤が出来る理由はいまいちわかっておらず、体質によるところが大きいのではないかという事です)
粉瘤部分を押すと、中身に何か入っているような手ごたえがあります。
ここで、人情としては、潰して中身を出してしまいたい。。。。。という衝動に駆られますよね?!(私だけ???)
でもダメです!潰してはいけません。
潰すと、皮膚にダメージが残って、色素が沈着し、痕になりやすいのはもちろん、
粉瘤の袋が破れて、まわりの組織と癒着してしまうと、
手術したときにキレイにとるのが難しくなるそうです。
手術についてですが・・・・
まず、粉瘤の手術と言っても2種類あります。
ひとつは、
炎症を起こした患部を切開して、中の膿や内容物を出すもの。
これだと、粉瘤の袋そのものは残ることになるので、
一旦腫れはひいても、再発の可能性があります。
もうひとつは、
粉瘤の袋ごと切除する手術です。
これは、皮膚を切って、そこから粉瘤の袋を取る(切る)手術です。
私が受けたのはこちらです。
手術というと、痛いの?!と心配になりますが、
痛みはそれほどありません。
私の粉瘤は、頬にできた2ミリか3ミリくらいのもので、
切って取り出し、3針縫う手術でした。
まず麻酔して、それから手術という流れで、
痛いと言えば、
麻酔の注射がチクチクっとするのと、
(顔だったので)先生が顔をぎゅっと押すのが少し痛いくらいでした。
顔を押す、というのは、おそらく粉瘤の袋を取り出す時に、周りの皮膚をぎゅっと押していたのかなと思います。
(顔に、布をかけられていたので、何をしているかはよく見えなかったのです)
その程度の痛みですから、すごく痛みに弱い!!という方以外は、そんなに心配しなくても大丈夫かなと思います。
何をしているか見えないので、怖いという気持ちは、やはりありました(;´∀`)
でも、先生は逐一報告してくれるので、そんなに心配しなくても大丈夫な程度の怖さです。
時間にすると、20分くらいの手術でした。
出てきた内容物(袋)は、つるんとした小さな黒い丸いもので、
ちょっと、触ってみたかった(笑)
3針縫った部分は、抜糸前はもちろん、見てすぐにわかるので目立ちますが、
抜糸した日には、
"うーん、やっぱり痕は残るな、でもこの程度なら化粧で隠れるか。”
って思いました。
抜糸までは、病院でもらった薬をつけていたのですが、
抜糸後の診察で、薬は特に必要ないと言われ、
とにかく清潔に保つように、水で流すのがいいと言われました。
化粧水などのケアは、普段通りでいいという事で、
私は、傷跡などに効くと聞いていた、
オリーブバージンオイルを使いました。
化粧水→
オリーブバージンオイルの順でつけていました。
比較したわけではないので、
はっきりと違いは分からないのですが、
病院の説明では、”
傷痕はだんだん薄くはなるけど、必ず残ります”と言われていたので、覚悟していたんですが、
思っていたよりずっと早く目立たなくなったので、やはり効果はあったのではないかと感じています。
術後一か月くらいで、お化粧すれば気にならない程度に薄くなり、
2年たった今は、自分でもどこが傷痕か?よーく見ないと分かりません(笑)
正直言って、思春期の頃にできた
ニキビの跡,
つまり15年くらい前にできた傷跡のほうが目立つくらいです・・・・(;´∀`)
なので、私は
オリーブバージンオイルを使ってよかった!と思っています。
手術から2年、途中とくにトラブルもなく、
粉瘤の再発もなく、平和に過ごしています(=゚ω゚)ノ
手術、と言われた時は、すごく落ち込んだし、顔がどうなるのか不安でしたが、
どうにもならず(笑)、気になっていた粉瘤が無くなって、すごくスッキリしました。
粉瘤が大きくなればなるほど、手術の際の切る大きさも大きくなるので、
出来れば小さいうちに手術するのが良いかなと思います。
それから、病院選びは、しっかり話を聞いて、説明してくれるところがいいと思います(*^_^*)
私は、手術の時、不安な気持ちを先生に話したら、
"なるべく、傷跡を小さく、キレイなものにするのが私の仕事ですから”と言ってくださり、
とても安心しました。
粉瘤手術、悩むでしょうが、私はしてみてスッキリしました。
して良かったと思っています。
術後ケアについては、人によって合うあわないあるかもしれませんが、
私にとっては良いものでした。